人を隠すなら人の中
2024年5月7日(火)朝の6:00になりました。
空と地面がある街だよ、育った街とどう違うだろう。
どうも、高倉大希です。
そこにいる人の数が多ければ多いほど、他者の目を気にするようになる。
ずっとそう思っていたのですが、どうやらこれは間違いだったみたいです。
GWの4連休は、東京で過ごしていました。
少子高齢化による人口減少を疑うくらいには、人でごった返していました。
冒頭の二文は、そんな人混みに紛れて思ったことです。
人の中に紛れてしまえば、他者の目が案外気にならないことに気がつきました。
交差点では、前から随分と奇抜な格好をした人が歩いてきます。
大きな声で歌っている人もいれば、道端で座り込んでいる人もいます。
そんな人たちが、まわりの人からものの見事に無視されます。
二度見されることもなければ、振り返られることもありません。
なるほど、これがこの街の居心地のよさなのか。
東京に人が集まる理由が、すこしだけわかったような気がしました。
普段の生活の中でも、とくに人の目が気になる瞬間があります。
それは、歩みを止めて写真を撮る瞬間です。
今となっては随分と慣れましたが、それでもまだまだ気になるものです。
「アイツはあれをいいと思っているんだ」が、意図せず露見するからです。
ミーハーな感じもマニアックぶっている感じも、全部バレてしまいます。
その点、東京で切るシャッターにはこのような気恥ずかしさがありません。
人と人との繋がりは、温もりという文脈で語られることが多いような気がします。
前述のとおり、無視されるという冷たさから生まれる安心感もあるはずです。
みんなちがって、あたりまえ。
みんなちがって、どうでもいい。
二度見されることもなければ、振り返られることもありません。
無視してくれる街での4日間は、とても有意義なものでした。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。