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まとまっていないんですけど


2024年6月14日(金)朝の6:00になりました。

いいジョークは、何度も言わない方がいい。

どうも、高倉大希です。




言うまでもないことは、言わない。

書く上で、大切にしていることのひとつです。


たとえば、「まとまっていないんですけど」という枕詞はつかいません。

なぜなら、まとまっていることの方が珍しいと思うからです。


たとえば、「自戒を込めて」という枕詞もつかいません。

なぜなら、発信なんてぜんぶ自戒が込められているものだろうと思うからです。


気をつけていることはあまりないが、あえて言えばこうなる。
一、誰が言っても同じことをできるだけ避ける。
二、わからないことはわからないまま書く。
三、あまりにもつまらんと思ったら、もうひとつ書く。
このあたりのルールを守っていると、書くのが嫌じゃなくなる。

糸井重里(2004)「ほぼ日刊イトイ新聞の本」講談社


会議で最初に発言する人は、すごいなと思います。

なぜなら、その人の発言が起点となって議論が広がっていくからです。


べつにその内容が正しいかどうかは、大した問題ではありません。

他者の思考の起点になっているというその事実にこそ、大きな価値があるのです。


だから、「間違っているかもしれないんですけど」だなんて枕詞はいりません。

それはもはや、言うまでもない前提です。


GMアルフレッド・P・スローン・ジュニアは、会議の席上「それでは、この決定については全員の意見が一致していると考えてよいか」と聞き、全員がうなずくと、「では、意見の対立を生み出し、問題の意味について理解を深めるための時間が必要と思われるので、次回また検討することにしたい」と言ったという。

P.F.ドラッカー(2001)「エッセンシャル版 マネジメント 基本と原則」ダイヤモンド社


「人それぞれだよね」も同様に、言うまでもない前提だと思っています。

多様性は認めるものではなく、はじめからそこにあるものです。


ときどき、「人それぞれだよね」を結論にもってこようとする人がいます。

あくまでも論点は、違う人間どうしがいかに手を繋ぐかであるはずです。


前提を結論にもってきてしまうと、それ以上先に進むことができません。

そりゃあ、ほとんどのことは「人それぞれだよね」で当然です。


「悩む」=「答えが出ない」という前提のもとに、「考えるフリ」をすること
「考える」=「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること

安宅和人(2018)「イシューよりはじめよ」英治出版


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

まとまりのない文章で、すみません。


自戒を込めて、書きました。

これからも、言うまでもないことは言わないように頑張ろうと思います。


間違っているところもあったかもしれませんが、どうかお許しください。

考え方は人それぞれなので、ひとつの例として捉えていただけたら幸いです。






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