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YOASOBIはもはや好きだから聴くとかじゃない


2024年1月12日(木)朝の6:00になりました。

にわのシャベルがいちにちぬれて、あめがあがってくしゃみをひとつ。

どうも、高倉大希です。




小さいころから、ずっと好きな童謡がふたつあります。

ひとつは、絵本作家の中川ひろたかさんが作曲を手がけた『にじ』という曲です。


子どものころは、何の気なしに歌っていました。

大人になって改めて聴いてみると、Aメロの歌詞に驚かされます。


普段なら『にじ』なんてタイトルの曲は、できるだけ避けて通ります。

この『にじ』だけは、どうしても嫌いになることができません。



もうひとつは、織田ゆり子さんが作詞を手がけた『赤いやねの家』という曲です。

幼稚園のころに歌った記憶が、なぜだかいまでも残っています。


音楽の授業の中で、何種類もの曲を歌ってきたはずです。

それにも関わらず、この曲だけは大人になっても口ずさみたくなります。


赤いやねの家に、住んでいたわけでもないのに。

柿の種を植えたわけでも、クレヨンで落書きをしたわけでもないのに。



そんなノルタルジーに浸っていると、ヘッドホンからこの曲が流れてきました。

無敵の笑顔で荒らすメディア、知りたいその秘密ミステリアス。


誰もが知る、YOASOBIの『アイドル』です。

先ほどまでとのギャップにびっくりしつつも、最後まで聴きました。


正確に言うなら、「最後まで聴かされた」なのかもしれません。

YOASOBIはもはや、好きだから聴くとかではないのです。



読むこともおなじです。

読むつもりがなくても、なぜだか読まされてしまう文章というものがあります。


好きは好きで、とても大切な感情です。

でもたぶん、好きがすべてではありません。


ふと読み返したくなる、そんな文章が書けたらなと思います。

なぜだか読まされてしまう、そんな文章が書けたらなと思います。






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