共感されると困る
2024年1月30日(火)朝の6:00になりました。
私たちはもともと違うんです。うちの猫だってそんなことは知っています。
どうも、高倉大希です。
「その気持ちわかるよ」
こう言われることが、昔から苦手です。
なぜなら、わかるわけがないでしょと思ってしまうからです。
その先に、続く言葉もありません。
共感すれば、人は喜ぶ。
何よりも、この前提に共感することができないのです。
勉強になりました。気づきを得ました。
note を書いていると、ときどきこんなコメントをいただくことがあります。
読んでくださったという事実は、本当にありがたいことです。
ただ、このコメントに関してはどうにも困ってしまいます。
なぜなら、返す言葉がないからです。
「それは何よりです」の先に、続く言葉がありません。
基本的に対話というものは、お互いの差異から生まれます。
他者である限り、差異がないなどということは絶対にありません。
そんな差異を、無視した言葉を向けられる。
共感だけだと、対話が成り立たないわけです。
そもそも、対話を求めていないというところもあるのかもしれません。
ただ、対話をなくして何をすればよいのかがよくわからないのです。
共感すれば人は喜ぶ。
これはあまりにも安直です。
「その気持ちわかるよ」は、自分の気持ちの押し付けでしかありません。
それを言われた相手は、一体どうすればよいのでしょうか。
お互いの差異を見出すことを、怠ってはなりません。
差異があるからこそ、おもしろいはずなのです。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。