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自分が変わっても許してくれる人を集める
2024年1月26日(金)朝の6:00になりました。
弱いものほど、相手を許すことができない。
どうも、高倉大希です。
あのバンドは、変わってしまった。
こんなことを言いながら、離れていくファンがたくさんいます。
自分が聴きたいあの曲を、ずっと歌ってほしいのです。
自分が好きだったあのリズムを、再現してほしいのです。
こうしてトム・ヨークは、『Creep』を歌うことをやめました。
こうして藤原基央は、『天体観測』を歌うことをやめました。
30歳、40歳になったら20歳のころと考え方が違うのは当然だし、50歳、60歳になってもまた変わってくる。同じ自分を維持しながら、昔の過ちを少しずつ正していく。それが老いるということです。老いるとは変化することであり、訂正することなのです。
変わらないでいてほしい。
これは、ファンの勝手な願望です。
バンドは、人です。
人は、つねに変わり続けます。
変わっても許してくれる人が、まわりにどれだけいるのか。
バンドの本当の強さは、ここに表れるのだろうなと思います。
画風の変化も含め、僕は変わったということ。ポジティブに考えています。この年になって新しい画風を手に入れた、これは大いに喜ぶべきことでしょう。
たしかに、いまでも『Creep』は大好きです。
『天体観測』も、いまだに何度も聴き返します。
その一方で、『Daydreaming』を歌う老いたトム・ヨークも大好きです。
『記念撮影』を歌う藤原基央も、相変わらずカッコいいなと思います。
『Creep』と『Daydreaming』は違います。
『天体観測』と『記念撮影』もまったくの別ものです。
子どもは「一緒にいたい。このままがいい」って泣くわけですから。(中略)保守的で、変化をおそれているから泣いて駄々をこねるんです。それではなぜ、子どもが保守的で変化をおそれるかというと、無力だからですよね。身体もちいさいし、弱い立場にいる。生存戦略として、保守的にならざるをえないのが子どもなんですよ。
たしかに違っているけれど、たしかに変わっているけれど。
それでもずっと、ふたりのファンだと言い続けたいなと思っています。
自分が変わっても、許してくれる人を集める。
きっと、その最たる例が家族なのだろうなと思います。
これからも、変わり続けます。
どうかみなさん、許してください。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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