Aiko (日本語教授法研究会@Asao Language School)

Asao Language Schoolでレッスンプランや教授法のアドバイス等を担当。…

Aiko (日本語教授法研究会@Asao Language School)

Asao Language Schoolでレッスンプランや教授法のアドバイス等を担当。 楽しくて、日本語能力も伸びる授業を目指して、悩む毎日。 月に1回、日本語や日本語レッスンなどについて、皆さんと一緒に勉強します。 毎回異なるテーマについて、じっくり考えていきます。

最近の記事

日本語教師は英語を話せるべきか

日本語を教えるのが、日本語教師の仕事。 対象は、日本語を母国語としない人。 一般的には、外国人。 英語は必須スキル!! と、思われがちですよね。 実際どうでしょう? 私個人の意見は、英語を話せるスキルは必須ではないと思います。 なぜなら・・・ 「英語を使って日本語を教えるてほしい!」というリクエストはほとんどないから。 そして・・・ 下手に英語で説明すると誤解や混乱を生じることがあるから。 でも!! 日本語教師が英語やその他の語学ができるとメリットもあります

    • 簡単な日本語で話そう

      日本語のレッスンで教える側がよく言われることです。 特に初級〜中級レベルの日本語学習者と話をするときに、 注意するべきポイントですね。 ほとんどの日本人は、子どもがわかる日本語が簡単な日本語だ!と思うのではないでしょうか? まあ、概ね正しいですよね。 でも、 日本人の子どもがわかる日本語 ≠ 外国人の日本語学習者にとって簡単な日本語 ここはイコールではないと思います。 言葉を短くしたり、崩したり、文の一部を省略したりする日本語は、外国人学習者にとって、難しいです

      • 学習者の日本語をどう直すか

        日本語教師をしていると、悩むタイミングがあります。 それは、学習者の日本語をいつ直すか? そして、どこまで直すか? これに、正解があったら教えてくださーい! 学習者の日本語が間違っていたら、訂正するのが私たち日本語教師の役目です! 絶対に訂正を入れるべきなのですが・・・ そのタイミングと量は、調整が必要ですね。 学習者が求めるレッスンスタイルやレベル、目標によっても変わってきます。 そのため、臨機応変に対応する必要があります。 日本語教師は、レッスンの中で瞬時

        • 泳げるようになってからプールに入る人はいない。

          先日、この言葉を聞いて まさに! と思いました。 日本語教師もこれではないでしょうか? もちろん基礎知識は大切! 日本語文法も、教授法も、日本語文化も、知っていたら、最高ですが…。 経験してみて、その必要性と重要性を実感するように思います。 始めないと、始まらない! まさに、そんな感じではないでしょうか? やってみてから、勉強する、補う、修正する、諦める、悩む、見切りをつけるなどなど 試行錯誤も大切ではないでしょうか。 日本語教授法研究会 飛び込むプールを

        日本語教師は英語を話せるべきか

          敷居が高い

          この言葉の意味をどう説明しますか? 日本語教師をしているみなさんとの勉強会の中で、出てきた話題です。 日本語レッスンでは、慣用句や四字熟語、決まった言い回しなど、 テキストに出てこない言葉の意味や用法を聞かれることも多いです。 「敷居が高い」の意味は・・・ 「高級すぎる・上品すぎる・レベルが自分とはあっていないので、入りにくい」 という、意味合いで使っている人が多いのではないでしょうか? でも、 本来の意味は、辞書によると 「相手に不義理などをしてしまい、行き

          フリートークレッスンの極意

          1対1の日本語レッスン。 会話の練習を希望する学習者が本当に多いです。 レベルを問わず! 読む・書く・聞くは、独学である程度まで学習できますが、 話すは、相手がいないと…。 楽しく会話すればいいなんて、なんていい仕事でしょう! 確かに、楽しいです。 盛り上がれば…。 でも、残念ながら全く盛り上がらない時もあります。 そもそも、母国語でもおしゃべりって難しくないですか? 私個人の意見では、語学学習において、一番難しいのはおしゃべりではないかと思います。 はい。自由に

          先生たるもの!・・・どうあるべきか?どうありたいのか?

          先生と聞くと、どんなイメージがありますか? 博識、情熱的、真面目、優しい、厳しい、元気、品行方正、堅物などなど…。 いいイメージも悪いイメージもいろいろありますよね。 世間一般から見られるイメージで、日本語教師に対してもあるべきの姿とい うものを思い描いていませんか? 実際は、どうでしょうか。 世間一般的なイメージに当てはまる先生方もいらっしゃる一方で、 全く当てはまらない方もたくさんいます。 そんな多種多様な人材が集まっている日本語教師という世界ですが… 人

          先生たるもの!・・・どうあるべきか?どうありたいのか?

          日本語上手ですね!は褒め言葉なのか。

          上手な日本語を話す外国の人にあったら、なんと言いますか? 「日本語上手ですね!」 と、ついつい言ってしまいがちですよね。 もちろん、褒め言葉として受け止めて 「わーい。褒められた。」 「ありがとう!!」 と、思う人もいると思います。 でも、知っていますか? そう感じない人もいるんですよ。 なぜでしょう? 考えてみると、 日本人に「日本語上手ですね!」とは言いません。 英語の先生に「英語上手ですね!」とも言いません。 言語以外にも 画家に「絵が上手ですね」も

          日本語上手ですね!は褒め言葉なのか。

          努力の仕方。

          頑張りましょう! 頑張ってね! 私はいい言葉だと思います。 でも、どんな言葉も使い方が肝心ですよね。 努力の仕方って、意外と難しいと思いませんか? いろんな努力があると思いますが、日本語教師の立場から考えてみます。 学習者に向けての「頑張ってね!」 もちろん日本語の勉強を!ですが…。 語学の学習と習得は、 果てしない終わりの見えない戦いでもあると思います。 特に、初めて外国語を勉強する学習者にとっては、絶望さえ感じるかもしれません。 ピクニック気分で、スタートライン

          Asao Language School イベントのお知らせ。

          みなさん こんにちは。 今日は、私たちの学校のイベントのお知らせです。 参加資格は、ありません。 どなたでも、ご参加いただけるイベントです。 日本語を学習している外国のみなさん 英語や中国語を学習している日本人のみなさん 日本語の先生をしているみなさん 日本語の先生に興味があるみなさん 国際交流に興味があるみなさん 週末に特別な体験を!と思っている方 などなど。 みんなで一緒に楽しい時間を過ごしませんか? お気軽にご連絡ください。 イベント詳細はこちら⇩⇩ 【新年会・餅

          Asao Language School イベントのお知らせ。

          いい先生になりたい!

          教える仕事に携る人 みんなが思うことではないでしょうか。 でも、いい先生って、いい日本語教師ってなんでしょう? ・文法がしっかり説明できる。 ・正しい日本語指導ができる。 ・優しいくて、接しやすい。 ・日本文化と日本語教育を理解している。 ・教えることが大好きで、情熱的。 ・どんな質問にも回答できる。 などなど…。 きっと色々なイメージがあるでしょうね。 でも、実際どうなんでしょうね。 私たちの学校では、オンラインのデモレッスンをすると学習者からフィードバックをもら

          日本人なら誰でも日本語教師になれるのか

          多くの人が考えることですよね。 実際、諸外国の多くの日本語学校では日本人なら誰でも日本語教師として働くことができます。 (年齢や学歴などの条件はありますが…。) なので、答えは YES です。 ただし・・・ いい先生になれるかどうかは、別問題です。 学習者が求めているレッスンを提供できるかどうかは、教師の腕次第。 (やる気が湧いてきますね) 日本語教師の仕事は、日本語を母国語としない学習者に日本語を教えること。 文字の書き方、読み方、文法や会話、それに付随した文化的背

          日本人なら誰でも日本語教師になれるのか

          日本語教師って何?

          初めまして。 Asao Language School で 日本語教師をしているAikoです。 日本語教師とは、その名の通り日本語を母語としない外国の人に、日本語を教える仕事です。 日本語の読み書きや文法、会話を教えるのがメインの仕事。 でも、日本語 = 一つの日本文化です。 言語と文化は、密接に繋がっていて切り離して考えるのは大変難しい! そのため、日本文化や風俗習慣を伝えるのも私たちの大きな仕事の一つです。 Asao Language School は、オンライン