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簡単な日本語で話そう

日本語のレッスンでよく言われることです。

特に初級〜中級レベルの日本語学習者と話をするときに、
注意するべきポイントですね。

ほとんどの日本人は、子どもがわかる日本語が簡単な日本語だ!と思うのではないでしょうか?

まあ、概ね正しいですよね。

でも、

日本人の子どもがわかる日本語 ≠ 外国人の日本語学習者にとって簡単な日本語

ここはイコールではないと思います。

言葉を短くしたり、崩したり、文の一部を省略したりする日本語は、外国人学習者にとって、難しいですし、

子ども向けの絵本に出てくる擬態語や擬音語は、決して簡単とは言えないからです。

では、簡単な日本語とは具体的には何でしょうか?
どうすると日本語学習者にとってわかりやすい日本語になるのでしょうか。

ポイントは3項目に分かれます。

①語彙選択
 JLPTレベル似合わせた語彙を使う
 カタカナ、擬音語、擬態語は使わない
②文章の構成
 丁寧体(です/ます)の形にする
 短文 単純な文の構成にする。(SOV)
   曖昧な表現、ニュアンス表現は使わない
③会話方法
 ゆっくりはっきり話す。
 文節で区切る。
 同じ文章を繰り返す。

これらを意識するだけで、わかりやすく、簡単な日本語になります。 
日本語学習者が必ずしも、英語が堪能なわけではなく、
日本語教師が英語を完璧に使いこなせるとも限りません。

媒介語を使うよりも、簡単な日本語に直したり、それで説明する方が理解がはやく、誤解を招かないこともありますね。

レベルに合わせた簡単な日本語で話すスキルは、日本語教師にとってかなり重要なスキルなのではないでしょうか。

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