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語学学習に文法は必要か

語学学習と切っても切れない関係の文法学習。

ところが、
文法学習はつまらない!!やりたくない!!
文法を勉強しても話せるようにはならない。

と思っている人は、少なくない。

日本語レッスンをしていると、
「文法も文字も必要ないから、話せるようにしてください!!」

というリクエストをしてくる学習者もいます。
(はい。頑張りましょう!と言いながら、おお〜どうやって文法を教えようかなと考えています…。)

そもそも言葉はコミュニケーションのツール、
母国語(私たち日本人は日本語)の文法をしっかり勉強する人はいませんよね?

私たちも中学校や高校で、国語文法を勉強しましたが…決して人気のある内容では、なかったはず。

では、なぜ語学学習において文法学習は不可欠なのか?

・自分の言いたいことを 正確に表現できるから
・相手の言ったことを正確に理解できるから
・正確な文法での会話は信頼関係を築きやすいから
・ルールやパターンで学ぶと記憶に定着しやすいから
・自信を持ってコミュニケーションを取れるようになるから
・効率的だから

などなど、メリットはたくさんあります。
だから、文法学習は本当に重要!
文法を学習し、しっかり理解することは、
日本語習得への近道!と言えるかもしれません。


しかし!!
言語はコミュニケーションのツールであることを忘れてはいけません。

文法の正確性にこだわり、
間違いを恐れるばかりに
会話のスピードが落ち、
言葉のキャッチボールができない…

それはそれで、問題ですね。

文法学習は絶対に必要!
でも、文法学習だけでは、日本語を使えるようにはなりません。
文法学習はゴールではなくて、通過点。
文法学習で自信をつけつつ、それを使っての会話や作文の練習をすることが大切ですね。

私たち日本語教師も、文法を的確に(欲を言えば楽しく)指導できることは重要課題。
でも、文法学習がすべてではないことを忘れてはいけませんね。


日本語教授法研究会


教師にとっても学習者にとっても、文法学習はつまらなくなりがちですよね。
でも、例文や言葉かけ、アプローチの方法などなど、教師のやり方次第で可能性は無限大!?
一緒に、楽しい文法レッスンを考えませんか?

https://shamrocklanguage.com/free/teacher-training
Asao Language School では、月に一回オンラインで日本語教授法研究会を開催しています。
日本語を教えることの楽しさや難しさをみなさんで共有し、一緒に成長できる会にしたいと日々奮闘しております。
日本語教授法研究会は、所属先や資格・経験の有無を問わず、どなたでもご参加頂けます。
既に日本語教師として働いている方、現在日本語教師を目指して勉強中の方、副業として日本語を教えることを検討されている方、日本語教育に興味を持ち始めた方などなど、新しいチャレンジや成長のチャンスを探している方、ぜひご参加ください。


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