見出し画像

フリートークレッスンの極意

1対1の日本語レッスン。
会話の練習を希望する学習者が本当に多いです。
レベルを問わず!

読む・書く・聞くは、独学である程度まで学習できますが、
話すは、相手がいないと…。

楽しく会話すればいいなんて、なんていい仕事でしょう!
確かに、楽しいです。
盛り上がれば…。

でも、残念ながら全く盛り上がらない時もあります。

そもそも、母国語でもおしゃべりって難しくないですか?

私個人の意見では、語学学習において、一番難しいのはおしゃべりではないかと思います。

はい。自由にしゃべって!どうぞ〜。

と言われると、

えー、あー、えーっと。

となるのが、普通ですよね。

私は結構な人見知りなので、まずよく知らない人と話すこと自体ストレスです。…使用言語に関係なく。

日本語学習者の中にも色々なタイプの方がいますから、きっと母国語でもおしゃべりが苦手な方もいることでしょう!

そして、大切なことがもう一つ。

フリートークのレッスンをただのおしゃべりだけで終わらせてはいけない!

なぜなら、日本語のレッスンだから。

私たち、日本語教師はフリートークを大いに楽しみながらも、学習者の日本語学習意欲も満たさなければならないのです。

なんだか難しそうな話になってきましたね。

成功の秘訣と極意はなんでしょうか!?

学習者も十人十色ですから、100%の極意なんてないのかもしれません。

でも、
ポイントを抑えれば、フリートークレッスンの満足度を確実にUPできます。

4つほどポイントをあげてみます。

・ポイント① 話すのは学習者 
  →その学習者の話しやすテーマ、環境、速度、参考資料等を提供する

・ポイント② ミスは直す
  →間違えたら、しっかり正す。
   直すタイミングやどこまで直すかは、調整が必要ですが…。

・ポイント③沈黙を恐れない
  →沈黙や間は、学習者が思考のために使っているかもしれません。

・ポイント④練習したことを振り返る
  →新設単語や文法、言い回しは、文字で記録し、復習用に提供する。

まだまだ、他にもテクニックや事前に準備できることは、あるでしょう。
でも、大きくこの4つのポイントを押さえておけば、大丈夫!
ただのおしゃべりではなく、フリートークレッスンとして成立します。

あとは、楽しむだけです!
楽しそうでない相手と会話するのは、苦痛です。

私も楽しい上に、伸びる日本語レッスンを提供するため、日々奮闘中です。

日本語教授法研究会

スキルアップのために、勉強会を開催しています。
教えること、学ぶこと、関わること、そして日本語を楽しみながら、「いい先生」を目指しましょう。

https://shamrocklanguage.com/free/teacher-training
Asao Language School では、月に一回オンラインで日本語教授法研究会を開催しています。
日本語を教えることの楽しさや難しさをみなさんで共有し、一緒に成長できる会にしたいと日々奮闘しております。
日本語教授法研究会は、所属先や資格・経験の有無を問わず、どなたでもご参加頂けます。
既に日本語教師として働いている方、現在日本語教師を目指して勉強中の方、副業として日本語を教えることを検討されている方、日本語教育に興味を持ち始めた方などなど、新しいチャレンジや成長のチャンスを探している方、ぜひご参加ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?