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自分がノンバイナリーかもしれないと思ったとき、そういう人の記事がとても参考になったのと…

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自分がノンバイナリーかもしれないと思ったとき、そういう人の記事がとても参考になったのと、そうはいっても情報があまりなかったので、自分の状況や考えを書いてみようと思いました。

最近の記事

ノンバイナリーな私とカミングアウトの話

私は、これを書いている時点では割り当てられた性は女性で性自認はノンバイナリーで表現する性は中性で、性対象は女性だけどパートナーは男性という状況です。 ずっと男性としか性的な接触はありませんでしたが、人肌は恋しいものの、性行為には違和感というか、不快感みたいものが常にありました。一方で女性に恋心を抱くこともあり、性対象は女性ではないかとずっともやもやした思いを抱えていました。 そんな中でも、一緒にいてそれほど嫌悪感を感じず、そこそこ居心地がいいと思える男性と出会い、結婚し、

    • ノンバイナリーな私のセックスと女性器の話

      私は性自認はノンバイナリーで割り当てられた性は女性です。そうなると、セックスのときは(相手が男性であれ女性であれ)自分の身体としては女性器を活用(?)することになります。 私の場合、おっぱいが大きかったり、女性的な特徴が強い体型に生まれついていたとしたら、おそらく違和感とか苦痛を今より強く感じていたと思います。でも、セックスに女性器を使うことについてはあまり抵抗がなく、ある時、それは何なんだろうというか、体型には違和感を感じるのに女性器を使うことに違和感がないのは矛盾しない

      • ノンバイナリーな私と服装の話

        私の性自認はノンバイナリーで割り当てられた性は女性です。私はそこそこの年齢ですが、服装は基本的に中性的なものだったと思います。 子供の頃からスカートは違和感しかなかったわけで。表現する性としても、ほぼ中性的なスタイルだったわけですが、時代的なものや立場的なものもあり、時期によって女性的な感じだったりそうでなかったり、見た目的には揺らいでます。 それは自分の内面的なものだけでなく、外の目線やらいろんなことの結果としての揺らぎではあるわけですが。 でも、どういう格好をするか

        • ノンバイナリーな私と多様な私の話

          私の性自認はノンバイナリーなわけですが、割り当てられた性は女性で、表現する性は中性(女性がズボンスタイルだと中性という言い方をされますが、男性がスカートだと女装と言われるのでなんか微妙ですが)で、仕事上の私もいろんな立場があり、個人としてもいろんな顔があります。そうなると、「私」という人格は一つなんだけど表現や立場は多様なので、客観的には多様な私がいることになります。 そのような多様な私には、誰にでも見せられる私だけでなく、他者には見せにくい私もいます。 まあ、性自認的に

        ノンバイナリーな私とカミングアウトの話

          ノンバイナリーな私と男性、女性とのセックスの話

          私の性自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性で、縁あって男性と結婚しています。性対象は女性ですが、(女性で)好きになった人に気持ちを伝えることができる環境にはないので、本当に結ばれたいと思った人と性的に結ばれることはないのだと思います。 割り当てられた性が女性でしたので、良くも悪くも日常の関係性の中で男性にそういう関係を求められることもあり、結果的に何人かとそういう関係になりました。それは全てプライベートな関係性の中でそこに至ったものなので、相手はすべて一般男性(?

          ノンバイナリーな私と男性、女性とのセックスの話

          ノンバイナリーな私と恋愛の話

          私の性自認はノンバイナリーで割り当てられた性は女性です。そして、好きになるのは女性です。といっても、惚れっぽい方では無いので、好きになった人の数は数える程しかいないのですが。 好きになったところで、告白できるわけでもありません。でも、だからといって好きになるのを止められるわけでもなく、好きになるとしばらく気持ちを切り替えられないんですよね。好きになるのも止められないし、付き合えないからといってすぐ好きでなくなることなんてできないし。好きな子と話したくて理由作って話す機会を作

          ノンバイナリーな私と恋愛の話

          ノンバイナリーな私と出産の話

          私は性自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性です。性自認については、以前は男か女かしかないと思っていたので、出産時は今ほど整理できてはいませんでした。 以前の記事でも書きましたが、割り当てられた性が女性であるので、産むことができるならば子供を産みたいと考えていました。しかしそれは母性とかそういうことではなく、うまく言えませんが、そういう機能が備わっているならその機能を発揮したいというか、そういうニュアンスの思いでした。 幸い、子供を授かることができましたが、妊娠ま

          ノンバイナリーな私と出産の話

          ノンバイナリーな私と婚姻の話

          過去の記事でも書いたとおり、私の割り当てられた性は女性です。しかし、好きになるのは女性で、男性を好きになったことはほとんどありません。 私が好きになるのは女性であることがほとんどなのですが、告白する勇気を持てたことはありません。好きになった方はノンケだと感じてましたし、私の周りの人から「同性愛は気持ち悪い」と直接聞くこともそこそこあり、告白=関係終了だと思ってました。 一方で、(心はともかく)身体的に女性であったたことから、「出産できるならしたい」という思いもありました(

          ノンバイナリーな私と婚姻の話

          ノンバイナリーな私と性被害の話

          以前の記事でも書いた通り私の割り当てられた性は女性です。しかし、子供時代から女性の服装をすることは嫌だったので、ずっと男の子のような服装をしていました。 小学校の中学年くらいの頃だったと思いますが、親戚と、何かの合宿所のようなところに宿泊したことがあります。その合宿所では,泊まる部屋の扉に鍵はなかったか、かからなかったと思います。寝るときは布団で雑魚寝でした。うちの親族で2部屋使っていて(大人は1人であとは子供)、私は他の親戚の男の子と子供だけの部屋に寝ていました。 夜寝

          ノンバイナリーな私と性被害の話

          ノンバイナリーな私とトイレ・更衣室の話

          以前の記事でも書いた通り、私の割り当てられた性は女性です。しかし、表現する性や仕草はかなり男性よりなので、初対面だと男性と認識されることも多いです。そうなると、男女で分けられた空間を使う場合混乱が生じます。 以前は服は男性用か女性用という感じではっきり分かれていたので、女性らしい服を避けるためには男性向けの服装しか選択肢がありませんでした。そのため、以前のほうが、より、「男性」に見られていました。最近はユニセックスな服が増えてきたので「男性用」より「ユニセックス」な服を着て

          ノンバイナリーな私とトイレ・更衣室の話

          ノンバイナリーもいろいろ

          男性、女性にいろいろあるように、ノンバイナリーもいろいろだと思います。私の性自認はノンバイナリーですが、私の事情や思うことはあくまでも私の話であって、ノンバイナリーはみんなそうだということではありません。 ここで書いていることは、「ノンバイナリーはこうである」ということではなく、「ノンバイナリーである私の事例」を紹介しているに過ぎません。 ノンバイナリーを自認されている方でも、私の話に共感できない方もいれば、共感される方もいると思います。男女でも一緒ですよね。女性だからと

          ノンバイナリーもいろいろ

          ノンバイナリーな私の性的指向についての話

          以前の記事でも書いた通り、私の割当てられた性は女性で、性自認はノンバイナリーです。 性的指向について、自覚している恋愛・性愛の対象の性別は女性です。これは実はずっと悩んでいました。体が女性の場合、性愛の対象が男性でなくても男性を受け入れることはできる(望まなくても相手が望めば性的関係を結ぶことができてしまう)こと、リアルな他人のセックスについて踏み込むことがなければ,セックスの基準というか、塩梅なんてわからない(AVはファンタジーだし、そもそもみんな男性を受け入れることに抵

          ノンバイナリーな私の性的指向についての話

          ノンバイナリーな私の表現する性の話

          私の性自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性です。 記憶にある限り、スカートを履きたいと思ったことはありません。子供の頃から制服以外はいつもズボンでした。あの頃もしスカートとズボンを選べたとしたら、ズボンを選んでいたことでしょう。 私服はずっと男性用を着ていました。女性用の服はそもそも色もデザインも好みではありませんし、体のラインを強調すること、ポケットなどが使えないことから、着る気になれませんでした。幸い(?)胸は小さい方なので、自分の体型にそれほど苦痛を感じず

          ノンバイナリーな私の表現する性の話

          ノンバイナリーな私の性自認の話

          これまでずっと自分の性自認についてしっくりこないと感じてきました。女と言われても男と言われても違和感があるという感じでしたが、性別は男女の区分しかないと思っていた(というか、それ以外という考えがなかった)ので、どこか宙ぶらりんな思いでした。 宇多田ヒカルさんのカミングアウトで、男性でも女性でもないノンバイナリーという概念があることを知り、あ、これかな、と、感じました。 若いときは、割り当てられた性と自認する性(ノンバイナリーという概念は知らなかったので、どっちもしっくりこな

          ノンバイナリーな私の性自認の話