まる

自分がノンバイナリーかもしれないと思ったとき、そういう人の記事がとても参考になったのと…

まる

自分がノンバイナリーかもしれないと思ったとき、そういう人の記事がとても参考になったのと、そうはいっても情報があまりなかったので、自分の状況や考えを書いてみようと思いました。

最近の記事

〇〇センサー

ゲイとノンケの区別がつくというか、あ、この人はゲイかなというのが分かるのをゲイセンサーと言うそうです(雑に聞いたので、用法が間違っていたらごめんなさい)。 先日、あることへの配慮について言語化して理解を求める発言をされた方がいました。そのような配慮を求める発言をされる人にはこれまで会ったことがなく、また、そういう配慮に気がつくこと自体に、マイノリティあるいは(発言のあった件だけでなく多様な)マイノリティに理解のある人なのではと感じました。その人とは初対面だったのですが、それ

    • 思いのほか傷ついていたのだと後から自覚する

      今回の記事は、具体的に書くとわかる人にはわかるのでフェイクが入ってます。 私の割り当てられた性は女性です。自認は今はノンバイナリーですが、当時は100%女性というと違和感があるというか、そんな感じでした。今だとクエスチョニングになるのかな。そんな頃の話です。 以前、合宿形式の研修に参加したことがあります。会場は民宿っぽいところでお風呂は家のお風呂のような感じで男女共用でした。グループがほぼ男性ばかりだったためか、入浴時間とか入り方について決めごとがされてなかったんですね。

      • ノンバイナリーな私とドレスコードの話

        私の自認はノンバイナリーで割り当てられた性は女性です。表現する性は中性なのですが、世の中にはドレスコードというものがあり、冠婚葬祭や式典など、正装やそれに準じる服装が求められるような場があります。ドレスコードのあるお店もありますよね。 カジュアルな服装であれば中性的な服装というのがありうるわけですが、フォーマルになると、基本的に男性はこういう服装、女性はこういう服装、という形になるので中性的な服装を選ぶことができなくなります。 「ジェンダーレス」「ドレスコード」で検索して

        • ノンバイナリーな私とジェンダーニュートラルな代名詞(pronoun)や敬称

          英語だと名前の前にMr.とかMs.とか、性別(ときには既婚か未婚か)を意識しないといけないので、相手に対しても気を使いますし、自分自身もMs.とか、sheで表現されることのもやもやを感じてきました。 昨今では、ジェンダーニュートラルな敬称としてMx.やEsq.、ジェンダーニュートラルな代名詞としてTheyが使われるようになってきました。それに伴って、国際的な集まりだと、自分の敬称や代名詞としてなにを使ってほしいかを指定できるようになってきました。 私としては、やはりMx.

        〇〇センサー

          ノンバイナリーな私の自認と社会的性

          私の性自認はノンバイナリーなわけですが、それを公表はしていません。割り当てられた性は女性なので、社会的には女性として向き合っています。 日本のジェンダー指数を見てもわかるように、日本では社会的に発言権のある女性ってかなり少ないんですよね。私は技術的なところでそこそこの立場になれたので、いわゆる女性枠で発言権が与えられる機会をいただけることがあります。 私の場合、割り当てられた性である女性と、自認しているノンバイナリーという性があり、発言にはいつも葛藤があります。性差に起因

          ノンバイナリーな私の自認と社会的性

          ノンバイナリーな私とカミングアウトの話

          私は、これを書いている時点では割り当てられた性は女性で性自認はノンバイナリーで表現する性は中性で、性対象は女性だけどパートナーは男性という状況です。 ずっと男性としか性的な接触はありませんでしたが、人肌は恋しいものの、性行為には違和感というか、不快感みたいものが常にありました。一方で女性に恋心を抱くこともあり、性対象は女性ではないかとずっともやもやした思いを抱えていました。 そんな中でも、一緒にいてそれほど嫌悪感を感じず、そこそこ居心地がいいと思える男性と出会い、結婚し、

          ノンバイナリーな私とカミングアウトの話

          ノンバイナリーな私のセックスと女性器の話

          私は性自認はノンバイナリーで割り当てられた性は女性です。そうなると、セックスのときは(相手が男性であれ女性であれ)自分の身体としては女性器を活用(?)することになります。 私の場合、おっぱいが大きかったり、女性的な特徴が強い体型に生まれついていたとしたら、おそらく違和感とか苦痛を今より強く感じていたと思います。でも、セックスに女性器を使うことについてはあまり抵抗がなく、ある時、それは何なんだろうというか、体型には違和感を感じるのに女性器を使うことに違和感がないのは矛盾しない

          ノンバイナリーな私のセックスと女性器の話

          ノンバイナリーな私と服装の話

          私の性自認はノンバイナリーで割り当てられた性は女性です。私はそこそこの年齢ですが、服装は基本的に中性的なものだったと思います。 子供の頃からスカートは違和感しかなかったわけで。表現する性としても、ほぼ中性的なスタイルだったわけですが、時代的なものや立場的なものもあり、時期によって女性的な感じだったりそうでなかったり、見た目的には揺らいでます。 それは自分の内面的なものだけでなく、外の目線やらいろんなことの結果としての揺らぎではあるわけですが。 でも、どういう格好をするか

          ノンバイナリーな私と服装の話

          ノンバイナリーな私と多様な私の話

          私の性自認はノンバイナリーなわけですが、割り当てられた性は女性で、表現する性は中性(女性がズボンスタイルだと中性という言い方をされますが、男性がスカートだと女装と言われるのでなんか微妙ですが)で、仕事上の私もいろんな立場があり、個人としてもいろんな顔があります。そうなると、「私」という人格は一つなんだけど表現や立場は多様なので、客観的には多様な私がいることになります。 そのような多様な私には、誰にでも見せられる私だけでなく、他者には見せにくい私もいます。 まあ、性自認的に

          ノンバイナリーな私と多様な私の話

          ノンバイナリーな私と男性、女性とのセックスの話

          私の性自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性で、縁あって男性と結婚しています。性対象は女性ですが、(女性で)好きになった人に気持ちを伝えることができる環境にはないので、本当に結ばれたいと思った人と性的に結ばれることはないのだと思います。 割り当てられた性が女性でしたので、良くも悪くも日常の関係性の中で男性にそういう関係を求められることもあり、結果的に何人かとそういう関係になりました。それは全てプライベートな関係性の中でそこに至ったものなので、相手はすべて一般男性(?

          ノンバイナリーな私と男性、女性とのセックスの話

          ノンバイナリーな私と恋愛の話

          私の性自認はノンバイナリーで割り当てられた性は女性です。そして、好きになるのは女性です。といっても、惚れっぽい方では無いので、好きになった人の数は数える程しかいないのですが。 好きになったところで、告白できるわけでもありません。でも、だからといって好きになるのを止められるわけでもなく、好きになるとしばらく気持ちを切り替えられないんですよね。好きになるのも止められないし、付き合えないからといってすぐ好きでなくなることなんてできないし。好きな子と話したくて理由作って話す機会を作

          ノンバイナリーな私と恋愛の話

          ノンバイナリーな私と出産の話

          私は性自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性です。性自認については、以前は男か女かしかないと思っていたので、出産時は今ほど整理できてはいませんでした。 以前の記事でも書きましたが、割り当てられた性が女性であるので、産むことができるならば子供を産みたいと考えていました。しかしそれは母性とかそういうことではなく、うまく言えませんが、そういう機能が備わっているならその機能を発揮したいというか、そういうニュアンスの思いでした。 幸い、子供を授かることができましたが、妊娠ま

          ノンバイナリーな私と出産の話

          ノンバイナリーな私と婚姻の話

          過去の記事でも書いたとおり、私の割り当てられた性は女性です。しかし、好きになるのは女性で、男性を好きになったことはほとんどありません。 私が好きになるのは女性であることがほとんどなのですが、告白する勇気を持てたことはありません。好きになった方はノンケだと感じてましたし、私の周りの人から「同性愛は気持ち悪い」と直接聞くこともそこそこあり、告白=関係終了だと思ってました。 一方で、(心はともかく)身体的に女性であったたことから、「出産できるならしたい」という思いもありました(

          ノンバイナリーな私と婚姻の話

          ノンバイナリーな私と性被害の話

          以前の記事でも書いた通り私の割り当てられた性は女性です。しかし、子供時代から女性の服装をすることは嫌だったので、ずっと男の子のような服装をしていました。 小学校の中学年くらいの頃だったと思いますが、親戚と、何かの合宿所のようなところに宿泊したことがあります。その合宿所では,泊まる部屋の扉に鍵はなかったか、かからなかったと思います。寝るときは布団で雑魚寝でした。うちの親族で2部屋使っていて(大人は1人であとは子供)、私は他の親戚の男の子と子供だけの部屋に寝ていました。 夜寝

          ノンバイナリーな私と性被害の話

          ノンバイナリーな私とトイレ・更衣室の話

          以前の記事でも書いた通り、私の割り当てられた性は女性です。しかし、表現する性や仕草はかなり男性よりなので、初対面だと男性と認識されることも多いです。そうなると、男女で分けられた空間を使う場合混乱が生じます。 以前は服は男性用か女性用という感じではっきり分かれていたので、女性らしい服を避けるためには男性向けの服装しか選択肢がありませんでした。そのため、以前のほうが、より、「男性」に見られていました。最近はユニセックスな服が増えてきたので「男性用」より「ユニセックス」な服を着て

          ノンバイナリーな私とトイレ・更衣室の話

          ノンバイナリーもいろいろ

          男性、女性にいろいろあるように、ノンバイナリーもいろいろだと思います。私の性自認はノンバイナリーですが、私の事情や思うことはあくまでも私の話であって、ノンバイナリーはみんなそうだということではありません。 ここで書いていることは、「ノンバイナリーはこうである」ということではなく、「ノンバイナリーである私の事例」を紹介しているに過ぎません。 ノンバイナリーを自認されている方でも、私の話に共感できない方もいれば、共感される方もいると思います。男女でも一緒ですよね。女性だからと

          ノンバイナリーもいろいろ