館野浩美

ファンタジー好き翻訳者。共訳書『ダフォディルの花 ケネス・モリス幻想小説集』(国書刊行会) 9/16 刊行。 Web サイト「影青書房」http://far-blue.com/
    • 妖精郷の音楽
      妖精郷の音楽
      • 5本

      イギリス・アイルランド幻想訳詩集

    • 『メルヘン』マンフレート・キューバ―
      『メルヘン』マンフレート・キューバ―
      • 4本

      ときにユーモラス、ときに神秘的。シンプルだけれど深いメルヘン。 マンフレート・キューバ― (Manfred Kyber - 1880-1933 現在のラトヴィアのリガ生まれ) はドイツの作家、詩人、劇作家。 動物愛護に尽力し、擬人化された動物たちを風刺的に描いたメルヘン「Tiergeshchichten」などの作品も。

「もの言わぬやからの十字架」フィオナ・マクラウド

とおいとおい昔、アイオナのクリスマス ある暮れ方、そぞろ歩きの聖コルンバが 敬虔なもの思いに沈んで浜辺を歩いていた そのとき天使にゆき遭うたのだが その姿はなんと…

「魔の槍ビルガ」エラ・ヤング

若き英雄フィン・マックールはサウィン(ハロウィン)の夜タラの王宮を焼き払いにやってくる妖精ミーナの子アリンに立ち向かう。アイルランド神話をもとにしたファンタジーか…

「価値」エラ・ヤング

薔薇について、なにが言える? ひとひらひとひら散ってゆく 塵とともに渦巻いて 剣については? 殺められた騎士のかたわらで 錆の囚縛を受く それなら言葉は、 詩人…

「咒術」エラ・ヤング

影深い森の中を馬に乗り 三人《みたり》の女王がわたしの佇む 花咲くねじくれた茨の脇を通っていった 一人目の女王は言った「黄金は麗し」 風に舞う彼女の髪はまばゆい…

「The Enchantress」 シェーマス・オサリヴァン

きみがぼくの隣を歩いていたから、さらりと撫でつける きみの明るい髪を風はなびかせて 時はつぎつぎと不滅の翼をひろげて飛びたち 散る花も永遠のものに見えたんだ き…

「バンドゥルイ」 フィオナ・マクラウド

緑色のわが衣  星を連ねたわが冠―― その緑は草  その星はひな菊 小さな湖や小川の上を  わたしの息吹は清しく渡る…… きれいな青い湖  山の早瀬 わが胸のうちの…