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『デモンズ』(1985)

イタリアのスプラッター映画。

ある日、地下鉄を利用していた大学生のシェリルが仮面を付けた謎の男に映画館のチケットを渡された。メトロポールという映画館に導かれたシェリルと友人は疑いながらも席へと座る。
館内には数十人の客がいて、謎の映画が上映され始める。内容というのが若者たちがノストラダムスの墓から見つけた予言の書と仮面を悪ふざけで付けてしまい、付けた者がデモンズの召使となりゾンビ化してまうというものであった。
一方映画を見ていた1人が映画館入り口に飾ってあった仮面をふざけて付けていたため映画と同じようなことが起こっていく。閉鎖された映画館では地獄のような展開が待ち受けている......。


前々から気になってはいた作品だけど、そんなには期待してなかった......しかし個人的にはかなり面白い映画だと思う。
ただ、設定はガバガバでなぜ映画と現実がシンクロしたのか?の説明は一切なく、メトロポールに導いた謎の仮面男の目的もよく分からなかった。


映画館の受付の女性もグルなのかな?って思ってたけど、そうじゃなかったっぽいし......まあそんなこと気にするなってことなのか?

じゃあこの映画なにがいいの?......
それはズバリ特殊メイクの豊富さ。
映画的にもここがかなり評価されているらしく、後に続編が6作品まで出るくらい熱気的なファンがいる。
デモンズになる時に、膨れ上がる皮膚から緑の液体が飛び出す、歯が抜け落ち牙が生えるシーンなど、今見ても悍ましい演出となっているし、
個人的には大勢のデモンズが暗闇から現れるシーンで目が光ってるのがかなり違和感あり不気味だった。

デモンズのビジュアルも悪魔っぽくていい。
なんかエクソシストを思い出すような、ビジュアルだったな。


ネタバレ注意だけど、閉じ込められた映画館からやっと抜け出したら町中がデモンズ化していて、とりあえず田舎に逃げよう!なんてシーンは今のゾンビ映画に通づる展開だし、最後の最後にまさかのデモンズ化もお決まりの気持ち良さがあった。
あぁ......また続編が多い映画と出会ってしまった。

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