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キタダmusic room

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#キタダヒロヒコ

キタダmusic room 5 甲州街道を歩く夜なのさ 「八王子純愛物語」ファンキーモンキーベイビーズ ほか

キタダmusic room 5 甲州街道を歩く夜なのさ 「八王子純愛物語」ファンキーモンキーベイビーズ ほか

 
 最近、ファンキーモンキーベイビーズの「八王子純愛物語」という曲を知りました。八王子へ行った思い出がよみがえります。JR八王子駅で友人と待ち合わせ、高尾山を望みながら陸橋の階段を降りて街へ出たこととか、クジラ商店(まだあるかなぁ)で飲み会したこととか。

 友人たちと別れ、いい気分で乗り込んだ中央線の車内で寝落ちしてしまい、新宿で折り返して再び八王子方面へ戻りはじめていたこととか💦ようやく途

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キタダmusic room 4   ざらざらと、ひりひりと、長回しで・・・。  「くちばしにチェリー」EGO-WRAPPIN'

キタダmusic room 4 ざらざらと、ひりひりと、長回しで・・・。 「くちばしにチェリー」EGO-WRAPPIN'

20年くらい前になると思うが、「私立探偵 濱マイク」というドラマがあった。
ちがう監督が毎回競作するかのように撮り、しかも全エピソード16mmで撮影。
スタイリッシュで、しかもざらざらした「濃ゆい」映像が、いつも映画を観ているようだった。
そのテーマソングがこれ。

https://youtu.be/w_Coel1VIvI

脳髄にこびりつくようなアップビート。
スカとジャズ。
スカの発祥(発症)

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キタダmusic room 2  詩人は路上を歩く 「雨」「湖畔」長岡亮介

神出鬼没のギタリスト・長岡亮介の2010年の演奏。
原宿キャットストリートでの弾き語りですが、このクオリティの演奏なのに、(今ほど知られていなかったとはいえ)長岡亮介なのに、立ち止まって聴き入っている人が誰もいないというのが逆におしゃれすぎます。最後にピックを落としてしまった後の表情がいいですねー。人柄を感じさせます。

さあ、歩き出した長岡氏。今度は「湖畔」を歌いだす。


「湖畔」長岡亮介
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キタダmusic room 1 たった1音で落ちる夢 “Darn That Dream” Bill Evans and Jim Hall

最初の1音が、すべてを語っている。
あ…。
あの人に逢えた。
その、ときめきとざわめき。
そして、ここは夢。
夢と知っていれば覚めずにいたのに。
切なすぎる。でも、しあわせな夢だった。
ぜったいにあんなふうに逢うことのない人。
タイトルの「いやな夢」は、覚めたくないのに覚めてしまう夢、という意味にとりたい。
くどいかもしれないけれど、
最初の1音がこの世界観にわたしを投げ込んでくれる。
他のミュー
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