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受験期の鬱になった時に書いた仮説とか幸せとか快楽の話、
受験期は毎日が鬱みたいな生活を送っていたが、恩師の勧めでたまに思考のアウトプットをするようにしていた。
これは、そんな時に書いた文章である。
最近、読書にハマっている。
読書は非常にコスパが良い。
1000円しないくらいであたりハズレはあるものの大体の場合は楽しむことができる。
そもそも読書は相手を必要としない。これは私に取っては都合が良い。
なぜ都合が良いのか。
こんな話は誰も興味ないだろうから話すことはやめておこう。
まあ、そんなことはさておき、
最近、こんなものを読んだ。
結論、まあ面白かった。
今から本書の内容+個人の思想をつらつらと述べていくわけだが、それを読めば大体この本の言わんとすることはわかるであろう。
こいつ頭おかしんじゃないか
と思ったら百聞は一見にしかず、(今は、一聞は一見にしかずだろうがよ、ボケ)さっさとリンクを踏んで買って読んでみることをおすすめする。
では非常に過激な個人の思想に入ろう。
本書では終始、
「この世の中のすべてのものは仮説によってできている」
という主張を, 科学史を振り返ることで逆説的に説いている。
実は科学はそれほどまで万能なものではないらしい。
例えば、
「飛行機はなぜ飛んでいるのか」
という問いに対する答えは
「実はよくわからない」
なのである。 我々は飛行機がなぜ飛ぶのかよくわかってはいないものの, 当たり前のように使う。
これは飛行機に限ったことではない。
「なぜ感情が起こるのか」「本当に宇宙は膨張しているのか」「動物に複雑な感情はあるのか」「夢と現実世界に境界はあるのか」
これらの問いすべてもある一定の定説はあるけれども、 実際のところよくわかっていない。
すべて仮説に過ぎない
我々は学習するとき、俗にいう「教科書」とやらを開いて, 一生懸命に単語を覚えたり、理解しようとする。 これは
「教科書は先人たちの知の集結であるのだから、正しいに違いない!」
という深層心理に基づいている。(もはやこんなことすら考えないほど我々の頭は凝り固まっているのだろう)
しかしそれらがすべて仮説であることに気がつくのである。
この世に真理など無い
真理など無いというより、我々人間だけでは真理は理解できないという方が良いのかもしれない。
仮説は今後くつがえる可能性があるから仮説という。
ではなぜ、 我々は小学校、高校、大学と「仮説」を一生懸命に勉強してきたのだろうか。
それは
仮説を棄却して真理に近づくのに必要なのは
より強力な仮説しかない
からである。
私も含めて人類は永久に「真理」に到達することはできないだろう。
夢がないとも思えるかもしれないが、これが 人間の限界である.
仮説には反証可能性というものが常に付き纏う。 逆に反証可能性が棄却できないものを仮説というのかもしれない。
我々は反証可能性に打ち勝つことはできない.
数学を除いては.
これが数学の他の学問との決定的な違いではなかろうか。
だから我々人間は数学に依存する。
![](https://assets.st-note.com/img/1660226746034-N5pnKpsN9Y.jpg?width=800)
少々、 話のスケールが大きくなってきたが、すべてが仮説であるという考え方は日常生活にも当然還元できる。
人と話が通じないことはよく経験することではないだろうか。
「何言ってんだコイツ」と思った時は、その人がどんな仮説の世界に住んでいるのかを考えることで大体丸く収まるだろう。
「何言ってんだコイツなんて思わんぞ!俺は!」
という非常に希少なホモサピエンスの方々はきっと良い人生を送るだろう。
さて本題に戻ろう。
人それぞれ違う仮説を信じて生きていて当然だ。
だが、 それをわかっていない人が多すぎる(特に日本は)。
なぜ人は周りの目を気にし、出る杭を打ち、マジョリティの快楽に浸るのだろうか。
なんだ
マジョリティの快楽
って気持ち悪い。もう言葉の響きが、、
これだから人は嫌いだ。
もちろん自分自身も嫌いだ。だって、一応人だもの。
そう悟ったのは中学2年生の冬あたり。
以来その思想は何ら変わっていない。
さてそんな思想に少なくない人々が気づいたとき
日本の幸福度は上がるに違いない。
人を嫌いになり、幸福度が上がる。
矛盾しているようで実はそうではない。
わからないならそれでよい。
だって皆が違う仮説のもとで生きているからだ。
なんて馬鹿げた文章が今日、受験期に書いていた日記から発掘された。
あー受験生こわいこわい。
鬱!闇!厨二病!!!!
でも意外と内容が面白かったからこうして書いてみた。
また面白い文章が発掘されたら紹介する。
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