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Fさん(が)Watch!

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昭和四十年代の幼児期にウルトラマントランプで五十音を覚えて以来の活字中毒&物語中毒。そんな肉体年齢≒オタク歴の私・F「が」ウオッチした小説・マンガ・アニメ・ドラマ・映画などの作品…
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2021年5月の記事一覧

0246:スマートレンダリングはライトな動画編集の役に立つ

0246:スマートレンダリングはライトな動画編集の役に立つ

 私が広義の動画編集に手を染めたのは、十代半ばの頃だ。「広義の」という言葉が示すように、自分が撮影した動画をどうこうするのではなく、録画したテレビ番組のコマーシャルカットなどの編集作業のことだ。

 小学生の頃、好きなテレビ番組はラジカセで録音し、カセットテープで音声だけ聴きながら脳裏に画面を思い浮かべていた。当時は映画館での録音も特に禁止されておらず、宇宙戦艦ヤマトなどを録音して、入れ替え制では

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0242:(GaWatch書評編002)『テロール教授の怪しい授業』第3巻

0242:(GaWatch書評編002)『テロール教授の怪しい授業』第3巻

『テロール教授の怪しい授業』第3巻
原作:カルロ・ゼン
著:石田点
発行:講談社(モーニングコミックス)

(1)作品のこと カルロ・ゼンは『幼女戦記』で著名なライトノベル作家だ。同書はコミカライズやアニメ化もされたので、多くの人が知っているだろう。

 私は彼の小説自体は読んだことがない。『幼女戦記』は主にコミックで読み、アニメも一応は観たが、この作品についてはあまり良い読者とはいえない。それほ

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0239:(GaWatch映像編001)『ファーザー The Father』

0239:(GaWatch映像編001)『ファーザー The Father』

『ファーザー The Father』2020年/イギリス・フランス合作
監督 フロリアン・ゼレール
主演 アンソニー・ホプキンス、オリビア・コールマン

 今年のアカデミー賞主演男優賞・脚色賞を受賞した『ファーザー The Father』を観てきた。なぜ「脚色賞」なのかといえば、フランスの戯曲が原作だからだ。日本でも橋爪功・若村麻由美で上演されているようだ。

 本編97分間の素晴らしい映画体験。

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0228:アニメを観る習慣

0228:アニメを観る習慣

 昭和後期に十代を過ごした私にとって、アニメは既に当たり前の娯楽だった。宇宙戦艦ヤマト、未来少年コナン、機動戦士ガンダムといったラインナップを小~中学生で経験したら、そりゃあアニメが嫌いになろう筈がないじゃないか。それでも趣味人口規模からいえば、アニメは一部好事家の嗜み、という程度だった。大学のサークル(文芸系)では、それまで周りにいなかったアニオタがむしろデフォ属性で、実に楽しかった。

 アニ

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0226:(GaWatch書評編001)『こころキャラ図鑑 「感情」と友だちになろう!』

0226:(GaWatch書評編001)『こころキャラ図鑑 「感情」と友だちになろう!』

『こころキャラ図鑑 「感情」と友だちになろう!』
池谷裕二・監修、クリハラタカシ・絵
西東社

 ネットのどこかで本書の評判を見かけ、先日購入した一冊。読者層設定が「4~9歳向け」(3p)のため、内容は一応(なぜ「一応」かは後ほど……)平易で読みやすいものです。

 本書が見開きワンテーマで取り上げているのは、全部で28の「こころ」の有り様です。子供たちが日常の中で経験する、友人と喧嘩をしたり、親

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