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0228:アニメを観る習慣

 昭和後期に十代を過ごした私にとって、アニメは既に当たり前の娯楽だった。宇宙戦艦ヤマト、未来少年コナン、機動戦士ガンダムといったラインナップを小~中学生で経験したら、そりゃあアニメが嫌いになろう筈がないじゃないか。それでも趣味人口規模からいえば、アニメは一部好事家の嗜み、という程度だった。大学のサークル(文芸系)では、それまで周りにいなかったアニオタがむしろデフォ属性で、実に楽しかった。

 アニメから距離を置いたのは、就職した時だ。なんとなく(大人なんだからアニメは卒業かな)みたいな意識があった。マンガは止められなかったけど。就職二年目に結婚した妻(学生時代からの付き合い)も、やはり社会人になってからアニメから遠ざかっていた。

 そんなアニメ空白期が十年ほど続いた後、復帰はひょんなことから訪れた。自宅にケーブルテレビを引いた際、オプションでいくつかのCSチャンネルを設定できたのだが、子供が観るかもしれないからとカートゥーンネットワークを選択した。そこで当時放送されていた「THEビッグオー」が目にとまり、その個性的な内容に魅了された。その後でこれもたまたま目にとまったのが、地上波深夜にやっていた「忘却の旋律」だ。これも尖った個性の作品で心を奪われた。この二作品からアニメの面白さを思い出し、五十代半ばの今も愉しんでいるわけだ。

 今はアニメは主にAT-XとAnimaxで録画している。しかし時代は既にネットサービスが主流となり、先日購入したテレビではデフォルトで様々なオンライン動画サービスが観られるようになっている。昭和の時代、テレビアニメを「録音」(家庭用録画機なんてなかった)して音だけで脳内に動画を再生していた日々から比べれば、なんともオタクに優しい時代になったものだ。

 と、いうわけで。日々観ている単発記録はこれからも「本日摂取したオタク成分」に記載するが、これとは別にGaWatchシリーズでもアニメ評に取り組みたい。

■本日摂取したオタク成分
『れでぃ×ばと!』第4~5話、エロコメなのに好感度が高いという不思議。『エスケーエイト』第11~最終話、勢いのある作品だったな。2期の余地を残しつつ、ここで終わるのがいいような気がする。『蜘蛛ですが、なにか?』第17話、蜘蛛子さんモザイクかかっとる。『ゾンビランドサガ リベンジ』第5話、本作って、1期もそうだったけど、基本他愛ない話としてさらっと観てるうちにたまに観入る回がある。2期では今回良かった。『バクテン!!』第2話と『呪術廻戦』第23話はBGV。『VIVY』第6話、これは面白いなあ、テンション落ちないよ。家族で雑談しながら観てたら話が全然追えなかったので2周目観たけど、つづけて2回観ても観れるクオリティ。

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