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Fさん、だいじょうぶ?

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#ドラマ

0185:公務員早期退職まであと3日

 土日は家業でフル稼動、本番は意識を使う仕事なのでなかなかに疲れた。本当は役所の方に出て退職前にあれこれ片付けたいところだったけれど、とてもそういうわけに行かなかった。

 月曜、火曜と来て水曜日に退職。月曜は引継で一日潰れ、退職日は仕事にならず、実質仕事ができるのは火曜日一日しかない。マジか。

■本日摂取したオタク成分
今日も家業の準備時間にいろいろながら視聴。『蜘蛛ですが、なにか?』第12話

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0184:自主勉強会活動

0184:自主勉強会活動

 一部の公務員は、私的な時間とお金を割いて、公務と深く関わる活動を行っている。何故か。面白いからだ。仕事のやり甲斐が、仕事の枠をはみ出していく。公務員が職業を越えて生き方になる、といった感じか。民間の商社員などでも同じかも知れない。

 私もいくつかのそうした活動に関わっている。長いものとしては、法学・行政学系の勉強会に参加するようになって十数年が経つ。

 元々、私の一世代上の人たちが自主勉強会

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0176:幕引きに向けて

 3月も半ばを過ぎた。最後の三日は引継等でバタバタするので、仕事をできるのは実質的に来週一週間しかない。その間に引継書作りを含め、公務員生活の幕引きに向けた一週間となる。

 ひとまず「年度内に絶対に終わらせなければならない平常業務」は目処が付いた。一年目に遭遇した「完全に避ける事は不可能なトラブル」は、今年は前捌きをすることで相当軽減できた。「できるだけ片付けた方がいい仕事」は結構溜まっていて、

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0158:3月、勉強再始動

0158:3月、勉強再始動

 今日から3月、早期退職まであと一ヶ月となった。片付けるべき仕事は山積みなのでそちらはそちらで頑張らなければならないが、他にも頑張るべきものがある。

 その最大のものはやはり司法書士試験の勉強だ。まだ入口だというのに12月を最後に丸二ヶ月止まっていた。さすがにまずいので、今日から再始動。以前は動画を観ながらテキストをめくる標準的なやり方をしていたが、これでは間に合わないのでまずはテキストをさらさ

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0157:極限状況の養子認定

0157:極限状況の養子認定

 委託又ハ郵便ニ依ル戸籍届出ニ関スル法律という、知っている人しか知らない法律がある。制定は昭和15年、戦地から人づてまたは郵便で誰かを養子にする意思を示し、地元にいる家族等が役場で養子縁組の手続をして、後に本人(養親側)が手続日より前に戦没していたことが判明した場合に、無効とせず戦没日に遡って養子縁組の成立を認めるものだ。戦争という極限状態と家制度を背景にした特殊なものといえる。

 この法律が適

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0156:やくみん覚え書き/公務員の小説、公務員による小説

0156:やくみん覚え書き/公務員の小説、公務員による小説

 最近『集団左遷!!』ドラマ版を観始めたが、素直に面白い。銀行は預金・融資を通じて「外」との繋がりがあり、利害も欲得もがっちり絡むから、物語はいくらでも生み出せるだろう。だからこそ、半沢直樹を筆頭に銀行モノはビジネス系物語の舞台として定番になった。

 ひるがえって役所・公務員の世界も外との繋がりは多方面にわたるし、どの役所どの部署でも必ず何かしらの公共課題と関係するから、銀行同様に物語の舞台とし

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0154:PC不調

 先日からどうも実家のデスクトップPCの調子が悪い。悪さをしているのがWindowUpdateのあるプログラムであることは間違いない。インストールに途中で失敗し、再起動する際にディスプレイに何も映らなくなり動作も固まる。一晩放置しても状況が変わらず、電源長押しで電源を落としコンセントスイッチを切って数分後立ち上げても変わらない。電源を落としたまま一晩くらい放置すると、正常に立ち上がるが「アップデー

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0136:事業の承継

0136:事業の承継

 今日は家業に長男を参加させた。まだ(順調ではないタイプの)学生で個人事業もしているが、いずれは私の次の代の家業を継いで欲しいと思っている。まだ私の代が五年しか経ってないことを考えれば気の早い話かも知れないけれど、世の中が今後65歳定年に移行したとして私がその年齢になる頃には代替わりすることが、家業繁栄のためには大事だろう。

 家業の小さな組織と公務職場の大組織では、事業承継の形が違う。役所はそ

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0135:家業繁忙

 家業の忙しさには波がある。もちろん、基本的に平日は役所仕事で土日のみの従事だから「出来るようにやる」しかないわけで、その範囲での波ではある。その中でも今の時期は年間最大の山場だ。本来業務の山に加えて、会計年1月~12月なので決算事務もある。なので今日の日記はお茶濁し。

 二足の草鞋ではほとんど余力がなく司法書士試験の勉強なんて覚束ない、というのが、公務員を早期退職する最大の理由。後二ヶ月、この

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0124:不都合な真実とジャーナリズム

0124:不都合な真実とジャーナリズム

 期せずして昨日の記事と関連深いネタが飛び込んで来た。NHK取材ノート。先月noteアカウントが開設されたばかりで、現時点で記事はまだ五つしかない。報道系の「取材」の裏話を綴る企画のようで、これは面白そうだと開設を知ってすぐにフォローした。

 ここで昨日・本日の連続記事として掲載されたのが次の記事だ。

 読み入った。厚生労働省にとっての「不都合な真実」を陽の下にさらけ出すジャーナリズムの執念に

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0121:陰謀論と公共政策

0121:陰謀論と公共政策

 LINEが流行りはじめても、私はしばらくインストールしなかった。そんなのメールでいいじゃん、と思っていたからだ。インストールしたのは平成25年、職場の仲間と連絡を取るのにお試しで入れた。すると確かに便利で、メールとは異質なコミュニケーションツールであることを理解した。今では家族間の連絡から滅多に会わない友人とのたまの交流まで、なくてはならないツールとなっている。今日も旧職場の同僚から相談(注:重

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0120:正規と非正規

 私が入庁した平成一桁の頃は、臨時職員さんが同じ所属に長年いて、「部長のペーペー時代を知ってる」とか長老話を聞けた。嘱託職員さんはごく一部だった。年月が経つに連れ、臨時さんは十ヶ月で休憩し二ヶ月後には別の所属で復帰、嘱託さんも一定の年限で再度試験を受ける体制となった。正規職員がじわりじわりと減っていき、その代わりに非正規職員がじわりじわりと増え、今に至る。

 非正規職員は月16日以内、基本的に週

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0118:現代社会保険行政組織史

0118:現代社会保険行政組織史

 今日は年休を取って住所地の年金事務所に出かけた。退職後の社会保険適用手続について教わるためだ。

 社会保険制度は大きく「医療保険」と「年金」がある(「介護保険」「失業保険」「労災保険」もあるけどおいといて)。公務員は共済制度の適用を受けるが、退職後は家業の社会保険に切り替わる筈、という話は以前にも書いた。

0070:職域保険と地域保険
https://note.com/f_san/n/n8a

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0110:今更の話

0110:今更の話

 今日、私が目指していたポスト(0097:公務員の終わり方(1) https://note.com/f_san/n/nf922b1b10122 参照)の現職からラインで連絡が入った。婉曲に、その所属のナンバーツーポストに異動する気があるかどうかを尋ねるものだった。惜しいなあ、9月にその可能性が示されていたら、目指すポストを諦めても定年までその所属に居続けることができたかもしれない。

 もちろん、

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