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記事一覧
1010:コロナが変えたもの
今日は某役場の会議に委員として出席。会議設立以前から関わっているのでかれこれ8年くらいになるだろうか。今日の出席委員は12名、事務局が6名ほど。
以前この会議は90分くらいが標準だった。コロナが始まってしばらく休止が続き、再開する際にコロナ対策のため全庁的に会議は1時間ということになったといわれた。そしてコロナの社会的警戒が鳴りを潜めた今、やはり会議は1時間制限だ。コロナが変えたもののひとつ、と
1003:文化の変遷、さらば一太郎(個人的には使い続ける!)
公務員を早期退職して2年半。当初は庁舎に近寄ることもなかったが、最近はちょいちょい古巣の部署を訪れたり元同僚とやり取りをすることが増えた。関係NPOが古巣と連携してあれこれ事業をしているからだ。
僅か2年の間に、いろいろと庁内文化も変わってきた。押印廃止が広がったのは喜ばしい。平成半ばに導入されたグループ化・フラット化は20年経って元の係制に戻った。先日聴いてショックだったことがある。一太郎で文
0983:公務員早期退職組の夜
なかなかやることが多くて記録が滞ってたけど、ひとまず先日の司法書士試験受験前後の話。
まず試験だけど、実は午前だけ受けて午後は辞退した。十日前のコロナ罹患から他の人にうつす可能性のある期間は過ぎていたけれど、咳が残っていた。午前の試験中、最初は大丈夫だったが老眼なので目を問題に近づけて読むうちに鼻水が出だし、それが喉を刺激して咳が出始めた。午前中は乗り切ったが午後三時間も同じ状況だと、自分もつら
0974:お役所の著作権感覚
漫画家の近藤ようこさん(三十年来のファンです)が自治体との契約についてつぶやいていらした。事前の合意もないのに役所側が「無償で著作権を譲渡」という契約書を提示してきたというのだ。
https://twitter.com/suikyokitan/status/1670958818891796481?s=20
うーん。著作権を巡る契約としては「あり得ない」と思う一方で、役所の実態としては「ありそう
0967:人口オーナス期
今日は夕方になって衝撃のニュースが飛び込んで来た。当地(やくみんの澄舞県松映市のモデル)唯一のデパートが来年頭に閉店するというのだ。確かに近年はイベント会場を除いて客でごった返すような状況は見られず、まあ外商で成り立っているんだろうと思っていた。先日地下の食品売り場に行くと、惣菜の量り売りコーナーが消え、パック詰めされたものだけになっていたので、なんかどんどん寂しくなるなとは感じていた。しかし、ま
もっとみる0957:イベント企画は楽しい
今日は参加しているボランティア団体のオンライン会議。秋のイベントについて具体的な企画案を練る。コロナで3年間控え目だったから、今年はようやく全開に近い形で行けそうだ。
講師候補者(有名人)が二人、スケジュールありきなのでまずは日程が押さえられるかどうか。続いて会場、少し離れた不慣れな街なので、ネットで検索して手頃な候補を見繕う。
イベント企画は公務員時代に何度も経験している。役所は事務分掌制な
0941:不適材不適所の恐ろしさ──「脳外科医・竹田くん」の衝撃
昨年、赤穂市民病院での医療事故が大きく報道された。
今日、この事件を描いた漫画がTwitterでバズっているのを見つけた。関係者しか知り得ないような院内のディテールが、どうも当事者の似顔絵らしい特徴を捉えたキャラクターで描かれている。標題は「脳外科医・竹田くん」、一気に読まされ、そして、気分が重くなった。
能力的にも性格的にも大いに問題のある医師が、無謀な手術を繰り返し、多数の医療事故を起こし
0936:知る者が書き留めねば
昨日NPOの役員会の席上で、人事異動により県内部でも過去の経緯が分からなくなりかけているらしい、との話があった。うーん、それはまずいな。
我が県の場合、3年での異動が標準だ。3年経てば人は基本的に全て入れ替わる。もちろん引継資料は作るわけだが、それでも十分というわけにはいかない。
今回の件。現在に至る流れは平成23年に始まる。私は最初の三年を含め計六年間この事業の担当者として関わったので、誰よ
0935:理想的な結末を見た思いがする
徳島県職員のBL作家・月夜さんが、職場での兼業許可申請の取り扱いを巡って血を吐くような叫びをツイートしておられたことは、先月に記事にした。
その後も悲壮な書き込みが(ねこちゃんの話題に挟み込まれて)続いていたが、いよいよ連休明けの月曜日に部長面談があるとのことで、固唾を呑んで見守っていた。その結果は、ご本人が「上出来」と表現するのも尤もなものだった。
月夜さんは、数年にわたる上司・人事課との交
0930:心理圧が人を不正に走らせる
今日は枚方市職員二名の懲戒処分の報にしばし目を奪われた。一人は2億円余りの予算計上を失念してしまい発覚を恐れて原課からの要求データを削除した三十代係長、もう一人は事務が遅れがちだったため上司の印鑑を偽造して決裁処理を繰り返した五十代主任だ。
これまでにも幾度か公務員の不祥事について記事で取り上げてきたが、同じ不祥事でも横領や痴漢など個人的欲望を満たす事件については、特段心は動かない。しかし今回の
0919:補助金の仕組みと西ノ島町裏金事件
島根県西ノ島町役場で、少なくとも11年間(どうやら更に長く)にわたりいわゆる「預け金」による不正支出があったと報道されている。
記事には「こうした不正経理は国などの補助金や交付金の精算処理が追いつかず、年度内に使い切るのが最も大きな目的という。」と解説されている。この辺り、少し詳しく解説しておこう。補助金は「補助対象事業で支出した額に対し、補助割合に従って、上限額の範囲で交付される」ものだ。
0918:税務研修受講
今日は家業業界地元組合の税務研修会。よく言えば分かりやすい話で、行政主催のそれに比べると深掘りがなく体系的に全体を理解するようなものではなかったが、実務経験からのいろいろなTipsは目からウロコのものもいろいろあった。業務と私費の按分比率を巡る話とか、税務署とのバトルは手に汗握るね。
公務員時代は税は経験しなかったが、公的医療保険がそれに近い。ただし保険料の賦課は市町村マターで、県は厚労省と市町
0913:オオカミ少年の難題
Twitterで「オオカミ少年」がトレンドに上がっていて何かと思ったら、今朝のJアラートに対する不満が目白押し。「政府(またはNHK)は戦争を煽ってる」というバイアスの強烈なものが目立つが、必ずしもそれだけではなさそうだ。国会でもいろんな人が問題視しているらしい。
私は昨夜一人で実家に泊まっており、今朝のJアラートはラインスマート通知で気付いた(遠隔地だからか振動しただけで音は鳴らなかった)。し