見出し画像

0967:人口オーナス期

今日は夕方になって衝撃のニュースが飛び込んで来た。当地(やくみんの澄舞県松映市のモデル)唯一のデパートが来年頭に閉店するというのだ。確かに近年はイベント会場を除いて客でごった返すような状況は見られず、まあ外商で成り立っているんだろうと思っていた。先日地下の食品売り場に行くと、惣菜の量り売りコーナーが消え、パック詰めされたものだけになっていたので、なんかどんどん寂しくなるなとは感じていた。しかし、まさか。この街にこのデパートはあるものだと思っていたのに。

子供の頃は30km離れた別の市に住んでいたのだが、この街は都会に思えた。中心の商店街は活気があり、その象徴がこのデパートだ。親に連れてきてもらい屋上の食堂で食べるのは楽しみだった。就職してこの街に住み始めたが、数年後にこのデパートは中心市街地から駅前に移転。その後近隣にイオンが出来たことで私もどちらかといえばそちらに脚を向けることが多くなった。駐車場も広いし、映画館もあるし、商品も手頃なものだし、多くの庶民はどうしてもそうなる。それでもたまの贅沢とかにはデパートを目指した。

人口さえ維持出来ていれば、イオンとの共存は今後もできた筈だと思っている。私の生きた半世紀で県単位で人口は20万人近く減少、街は平成の市町村合併があったので見た目は上がっているが、実際は県全体と近い比率で減っているだろう。

昭和の高度経済成長は人口ボーナス期であり、右肩上がりの経済を人の数が労働力・購買力双方で支えた。今や国全体が人口オーナス期であり、特に人が都会に流出していく過疎県では坂を転がるように人が減り、経済も少しずつ寂しいものになっていく。ただ、それは所与の条件なのだ。人口維持の努力はあっていい、けれども「人口が減っても幸せに暮らせる道」を探すことが本質に必要なのだろうな。

--------以下noteの平常日記要素

■本日の小説進捗
進捗なし。

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積328h30m/合格目安3,000時間まであと2,672時間】
ノー勉強デー。

■本日摂取したオタク成分
『BLOOD THE LAST VAMPIRE』割と近年観たのだけれど、BLOOD+を頭から観始めるのに先立ってこれを再視聴。押井守テイストに満ちた神山健治脚本作品。『カワイスギクライシス』第5話、ライオンかあ。『どうする家康』第20話、あんま観てなかった。『焼きたて!! じゃパン』第16~17話、メロンパンバトル。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?