埴輪と暮らそう!わが家の新たな同居人をご紹介します。 #はにわ展①
ポカンとあいた目と口が愛らしい「踊る人々」の愛称で知られる埴輪たちとの暮らしをはじめました。
みなさまこんにちは、ミュージアム部mitu.です。
浮世絵の中に登場する“不思議な生き物”や“素敵なおじさん”との暮らしを楽しんいる私ですが、このたび、新たなジャンルの同居人が加わりましたので、みなさまに発表させてください!
それがこちら!!
古墳時代の埴輪から生まれた二人〈みずらさん〉と〈のっぽさん〉です!
いったい彼らは何者なのか……!?
まずは、モデルとなった埴輪からご紹介します。
埼玉県熊谷市 野原古墳から出土!
「埴輪 踊る人々」と呼ばれる2体の埴輪。
埴輪とは、古墳の上やすそ、周堤にたてられた、土でつくられた焼き物。筒形の円筒埴輪を基本に、家が道具類、武器・武具・船、人や動物などさまざまな形のものが作られたのですが、ご覧ください、この2体を! ポカンとあいた目と口が愛らしく、特に目は、じっと見つめていると引き込まれてしまいそうです。
左手を上げたポーズから「踊る人々」という愛称で知られているのですが、踊っているという説もあれば、馬を曳いているという説もあり、はっきりとした答えはわかっていません。
また、髪型や顔、服装の表現がかなり省略されていることで、愛らしい印象の造形となっていますが、省略されているがゆえに、謎も多いのです。
小さい方の埴輪(左)に付いている頭の飾りは、顔の両側で結って束ねた「美豆良」と呼ばれている男性の髪型を表現していると考えられ、男性の埴輪だろうと言われています。しかしながら、装飾の付いてない大きい方(右)の埴輪は、そういった特徴がないため、男女どちらかはわかっていません。
そんな謎も含めて、私にとってはなんとも魅惑的な2体。
“嗚呼……彼らと暮らしたい!彼らをわが家にお招きしたい!!”
そんな思いから、「踊る人々 はにわ収納ケース〈みずらさん〉・〈のっぽさん〉」は誕生しました!
それでは彼らの特徴をご紹介します!
ボディーはやわらかい微起毛素材
「土で造られた焼き物」である埴輪の質感はプリントで表現しつつ、思わず撫でたくなるやわらかな微起毛素材を採用。上半身には中綿を詰めて、もっちりとした肌ざわりに仕上げています。
魅惑的な目と口は刺繍
目と口は刺繍にすることで、深い黒色になるように表現し、元の埴輪に感じた、引き込まれそうな魅力を再現しています。口の形も元の埴輪にあわせて、〈みずらさん〉〈のっぽさん〉で微妙に変えています。
胴体の下部分は収納スペース
一緒に暮らすからには、おうちの中で役立ってほしい! そこで〈みずらさん〉〈のっぽさん〉の胴体下部分を、収納スペースにしています。
フェイスタオルが1~2枚ほど入るスペースなのですが、何を収納するかは、みなさま次第! 薄手や小さめならばブランケットやストールも入りますし、ティッシュやウェットティッシュのカバーにしても良さそうです。
大きさは元の埴輪とほぼ同じ
〈みずらさん〉と〈のっぽさん〉の大きさは、元の埴輪とほぼ同じになるように企画しています!
というのも、ミュージアム部では、もともと知識として知っていたものでも、実際にミュージアムへ足を運び、本物を見た際の「え!こんなに大きいの?」や「こんな小さかったのか~!」という鑑賞体験に面白みを感じているからです。
二人はみなさまの印象と比べて、大きかったでしょうか?それとも小さかったでしょうか?
企画を進めていて私の感じたのは「抱っこすると、なんと愛おしい大きさ!!!」でした。元の埴輪を触ることはできませんが、〈みずらさん〉〈のっぽさん〉なら抱っこし放題です。
埴輪と暮らそう!
古墳時代から現代にやってきた〈みずらさん〉と〈のっぽさん〉。
かつて古墳の上やすそ、周堤にたてられたという埴輪ですが、あなたのおうちの中にもお招きしませんか? 彼らとの暮らしは、おかしみと癒やしに満ちていること間違いなしです!
本物の二人に会えるチャンス!
東京と福岡で開催!特別展「はにわ」
「踊る人々 はにわ収納ケース〈みずらさん〉・〈のっぽさん〉」は、「埴輪 挂甲の武人」の国宝指定50 周年を記念した特別展「はにわ」の開催を記念して製作したタイアップ商品です。
特別展では「埴輪 踊る人々」はもちろん、全国各地から約120件の選りすぐりの至宝が空前の規模で集結します。素朴で“ユルい”人物や愛らしい動物から、精巧な武具や家に至るまで、埴輪の魅力が満載の展覧会。ぜひ、足をお運びください。
特別展「はにわ」とのタイアップシリーズ
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