「七ならべ」ならぬ「おじならべ」推奨! 広重おじさんを集めたトランプ #中山道広重美術館コラボ
江戸の絵師・歌川広重が描く「おじさん」と、なるべくたくさん出会いたい!愛でたい!そんな欲望を詰め込んだトランプが誕生しました。
みなさまこんにちは、ミュージアム部のmitu.です。歌川広重が作品の中に描く「おじさん」の味わい深さに感動! これまで知っていた作品であっても、「おじさん」に注目すれば、新たな魅力の発見があることを伝えたい!……という思いで始まった中山道広重美術館×ミュージアム部のコラボ企画。
今回は「広重おじさんトランプカード〈東海道五十三次〉」についてご紹介したいと思います。
コラボにいたる詳しい経緯については、こちらでご紹介♪
おじさんへの愛が結晶したトランプ
実は、コラボ企画が始まる前から、中山道広重美術館のみなさまが "館内で楽しむ用”に自家製されていた「おじさんトランプ」。
コラボの打ち合わせのために美術館へお邪魔した際、この実物を見せていただいたのですが……まさに……おじさんへの愛の深さを感じる一品!
そこで、この愛にリスペクトを込めて、コラボ企画のひとつは、おじさんトランプの商品化に決めました!
それでは、「新・おじさんトランプ」にリニューアルするにあたり、こだわったポイントをご紹介します。
POINT1:おじさんまみれ!55種類全て異なる絵柄
中山道広重美術館のみなさまとの打ち合わせで、出るわ出るわ、素敵なおじさんたち! 「このおじさんもかわいい♪」「このおじさんは……渋い!」と、素敵なおじさんがどんどん出てきたのです!!
そこで今回は、できるだけたくさんのおじさんと出会える!愛でられる!を目指し、トランプの絵柄をすべて異なる仕様に変更しました。
「新・おじさんトランプ」の遊び方は、「七ならべ」ならぬ「おじならべ」推奨です! 遊びながらあなたの “推しおじ” を探してください!
POINT2:並べてわかる!時代とともに変わる画風
新・トランプに掲載しているおじさんたちは、全て広重が描いた “東海道もの” の中から選出しました。
生涯にわたり20種類以上もの “東海道もの” を描いた歌川広重。ミュージアム部としては、時代とともに変わる絵のタッチも知っていただきたい! と思いました。そこで「おじならべ(マーク別かつ番号順に並べる)」すると、元作品の時代別に並ぶよう、トランプ番号を割り振っています。
広重の代表作である「東海道五拾三次之内」(保永堂版)と、最晩年に描かれた「五十三次名所図会」(竪絵)を比べると、かなりの違いが見られます。ぜひ見比べてお楽しみください!
POINT3:網羅!東海道五十三次全宿場
1601年(慶長6年)徳川家康が全国支配のために、江戸と各地を結ぶ5つの街道(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)の整備を開始。旅人の宿泊施設や、荷物の運搬に必要な人馬を継ぎ立てる設備のある「宿」を制定しました。
江戸・日本橋と京都・三条大橋を結ぶ「東海道」にも、53の宿場・東海道五十三次 が誕生しました。
庶民の間でも旅行への関心が高まった江戸時代。各宿場を中心とした、景観や習俗が描かれた “東海道もの” は人気の題材でした。
そこで今回のトランプでは、東海道の各宿場を知っていただけるよう、東海道の始発点である「日本橋」と、終着点である「三条大橋」も含め、全55ヵ所の絵がそろうように選出しています。
ご当地ネタと関係するおじさんも、トランプの中には登場しますので、ぜひ探してみてください。
おまけ:トランプ裏側は広重のマーク
トランプ裏柄の、菱形を組みあわせたようなこちらの模様。これは、広重が自作したマークをもとにデザインしました。カタカナの「ヒ」と「ロ」の組み合わせで図案化された広重のマークは、彼の作品の中にたびたび登場します。
このマークも知っていると、広重作品を見るのがさらに楽しくなるので、今回トランプの模様に採用しました。
遊びながら広重おじさんたちとの仲を深めて!
「広重おじさん」への愛を、たっぷり詰め込んだトランプはいかがでしたでしょうか? このトランプで遊びながらおじさんとの仲を深め、さらにはおじさんたちの出身作品の鑑賞の際には、”再会” を楽しんでいただければと思っています。
中山道広重美術館ミュージアムショップでも
8月4日(金)~発売開始!
企画展「うたう浮世絵」開催中!
2023年7月27日(木)~8月27日(日)
詳しくは公式HPをご覧ください
中山道広重美術館×ミュージアム部
あわせてどうぞ「歌川広重グッズ」
ミュージアム部グッズをまとめて見るならこちら
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