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入門編/ NLPとは?



〈目次〉
1.NLPとは?
2.NLPの成り立ち
3.人生における生き方の傾向やパターン
4.NLPで実現できることは?
(1)他者とのコミュニケーション(人間関係、信頼関係の構築法)
(2)自分とのコミュニケーション(自分の内面の整理と人生の方向性の探求)
(3)トラウマを含む、マイナス面やコンプレックスの解消
(4)セルフイメージの向上(目標達成の力を身につける。引き出す)
5.おわりに


1.NLPとは?

NLPとは、Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の頭文字から名付けられいる。

NLPは、1970年初頭、カリフォルニア大学の心理学部の生徒であり数学者だった「リチャード・バンドラー」と言語学の助教授だった「ジョン・グリンダー」が心理学と言語学の観点から、新しく体系化した人間心理とコミュニケーションに関する学問、実践的な心理学である。

セラピーの現場で天才と称された三人のセラピスト達の分析から生まれた。

世界的に有名なコーチ、アンソニー・ロビンズ(NLPを学んだメンタルトレーナー)が低迷していたテニスプレーヤーのアンドレ・アガシをコーチし、世界一に復活させたというのは非常に有名な話である。

また、クリントン元大統領やオバマ元大統領、トニー・ブレア首相などがNLPを学び演説で活用したことでも知られている。

セラピーやカウンセリングの現場から利用され始めたNLPだが、現在ではこの領域に留まらず、ビジネス、教育、家庭や育児に至るまで様々な分野で活用されている。


2.NLPの成り立ち 3人の天才セラピスト達
NLPの共同創始者であるバンドラーとグリンダーは、天才セラピストと称された3人を分析することから研究が始まった。


天才セラピストと称された3人

ミルトン・エリクソン(催眠療法)
フリッツ・パールズ(ゲシュタルト療法)
バージニア・サティア(家族療法)


ミルトン・エリクソンは、精神科医で心理学者として催眠療法を活用しクライアントの悩みや問題の解決にあたった。

フリッツ・パールズは精神科医であり、精神分析医でしたがドイツのゲシュタルト心理学を心理療法に応用し、ゲシュタルト療法の学派を創設した。

そして、バージニア・サティアは、心理療法家であり、家族療法の創始者だった。

この3人が行っていた心理療法(アプローチ)はそれぞれ異なっていたが、共通して卓越した結果を出し世界的に知られていた。

3.人生における生き方の傾向やパターン
バンドラーとグリンダーは、3人の天才セラピストを分析する中で、彼らの言葉の使い方や心理的なアプローチを分析し、「なぜ」優れた結果が出せているのかを紐解いていった。

その結果、以下の大切なポイントを発見した。

人間は、自分が体験した出来事を五感(神経)『視覚、聴覚、体感覚、味覚、臭覚』を通して認識し、言語/非言語によって意味付けを行い、記憶として定着させる。

私たちは、生まれてから今に至るまでたくさんの経験や体験から様々な意味付けを行い、自分の考えや思い込みというものを作っていく。

ある程度の年齢になると考え方や生き方、反応の仕方に一定の傾向やパターンができてくるが、このことをNLPでは「プログラミング」と言っている。

我々の考えや行動は、様々な経験を通して神経と言語/非言語によってプログラミングされているのである。

一度プログラミングができあがると、その後は条件反射のようにパターン化され反応するようになっていく。

パターン化された条件反射の中には、自分にとってプラスの反応もあれば、マイナスに働く反応もでてくる。

NLPでは、同時に、再プログラミング(リプログラミング)する方法が確立されていった。

NLPは「人の思考パターンや行動パターンは、実証済みの効果的な手法を用いることで変えることができる」という考え方が前提とされている。

当初は、心理療法(セラピー)の現場で活用されてきましたが、その効果の高さから現在では、ビジネス、教育、スポーツなど様々な分野で活かされている


4.NLPで実現できることは?
NLPから得られる効果や学びは、大きく分けると下記の4つのカテゴリーに分かれる。


これらはどれも、「人生で最高の結果を出す」ために最適化すべき内容といえる。

つのカテゴリー
他者とのコミュニケーション(人間関係、信頼関係の構築法)

自分とのコミュニケーション(自分の内面の整理と人生の方向性の探求)

トラウマを含む、マイナス面やコンプレックスの解消

セルフイメージを高める。(目標達成の力を身につける。引き出す)

健康の維持・促進。(病気に対する心理的なアプローチ)

以降、基本となる①~④について解説する。

(1)他者とのコミュニケーション(人間関係、信頼関係の構築法)
NLPを学ばれた方の共通の意見が、「学校教育でNLPがあればいいのに」というもの。

人間関係や信頼の築き方は、経験から学ぶことも多い。ただし、しっかりとした理論とスキルを学ぶことによって人間関係に大きな変化を生み出すことができる。

自分の考えやメッセージをどうやって伝えていくか。効果的なメッセージの伝え方を学ぶこともこの内容に含まれる。

(2)自分とのコミュニケーション(自分の内面の整理と人生の方向性の探求)
人生の中では、時折、自分自身を振り返り自分の内面に向き合って、自分の人生の方向性について考えたり、整理したりすることがとても大切になる。

自分の心理状態や価値を置いているもの、夢やビジョン、そして生き方について探求し、次のステージに向かうための土台をつくる。


(3)トラウマを含む、マイナス面やコンプレックスの解消
大小は別として、人はたいてい心に何かしらの傷を抱えながら生きている。

自分にコンプレックスを持っていたり、傷ついた心の状態のまま生きていくことは大変辛いことである。

これらの重しを下ろして、楽に生きられる状態に整えていく。そのことによって、日常的に生きやすくなり、本来持っている能力が発揮しやすくなっていく。


(4)セルフイメージの向上(目標達成の力を身につける。引き出す)
NLPは、天才セラピスト達や様々な分野で活躍してきた人を調査し分析して生み出された理論である。

セルフイメージをポジティブな状態にして、目標や夢の実現を可能にしていく。思考パターンが変わり、人間関係の改善、行動力UP、そして自分の能力を発揮しやすくする。


5.さいごに
NLPは、応用範囲が広く、得られる効果が多岐に渡る。現在、世界的に様々な分野に応用され、活用され続けている。


参照元: 「日本NLP協会」Webサイト

以上

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