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「日本は終わってる」 とは思わない

いろいろなところで言われる「日本は終わってる」論というのは、拙速だし、一方向的な見方です。
僕も、そのように言うときはありますが、本当にそう思っているかというと、そうではありません。

しかし「このままでいいか?」という問いに対しては「努力が必要」と返したいと思います。

日本人の欠点

欠点は、裏を返せば利点でもあるわけですが、マイナス要因を考えるときには、まずは素直に欠点を捉えて、そこを改善する方法を考えるべきでしょう。もし方法があるなら、すぐに実行に移すべきです。

  1. ネガティブ志向

  2. 非論理的

  3. マネタイズが下手

  4. ミーハー

1. ネガティブ志向

「日本は終わってる」と一言目には言ってしまうのが、そもそもネガティブ志向ですね。
それ以上は、説明しなくても分かると思います。

2. 非論理的

非論理的だし、感情に走りやすいと思います。
論理立てて強く主張する、ではなくて、感情に走って激昂するという方向性を持った人が目立ちます。

また、言葉尻を捉えて文句(屁理屈)をつける人が目立ちます。
もう少し、一旦自分の気持ちの中で噛み砕いてから、声に出した方がよいのではないかと。
そして、言い放ったことや決定したことが間違っていると思った場合に、すぐに修正すべきです。
そのまま突っ走ろう、押し切ろうとする人が目立ちます。間違いだと自分で分かっているのに。馬鹿ですね。

3. マネタイズが下手

宗教観から来るものなのでしょうか。
僕自身も、マネタイズが下手で損していると思います。
でもそれは自分の問題なので、自分でなんとかすればよいだけの話です。

4. ミーハー

「人の噂も75日」という言葉がありますが、75日が頻繁に訪れて、それで年中イベントがある感じですね。
マスコミも含め、ある興味が生じたときに、知らないでワーワー言う人が目立ちます。根拠もなくこれでなければダメ!みたいに断言する人もいますが、1年ぐらいすると誰も言わなくなる。そういうのはもう古いのだという。

大人から思春期の子供まで「それはもう古い」「空気読めない」と平気で言いますね。
日本人はほんとにミーハーだと、以前から思っています。
つまり一過性で、継続できないのですよ。
季節感なのでしょうか?

アメリカとの比較論

「日本は終わってる」と言う人は、何と比較してそう言っているのでしょうか?
おそらくアメリカでしょうね。
正確には「アメリカと比べて日本は遅れてる」と言うべきでしょう。

ところが、近年は中国の発展がめざましくて、中国と比較しても「終わってる」感半端ないようです。
でも、愛国心がある人は、絶対に中国とは比較したくないと思います。

アメリカの人口とマーケット

アメリカの人口は3億3千万人ぐらいだそうですね。
日本は1億2千万人ぐらいですね。
人口比で言うと、アメリカは3倍弱いるのです。
マーケットの規模を素直に人口比で考えたらアメリカのマーケットは日本の3倍です。

だから3倍ぐらいの違いは、普通にしていて有るものと、思わないといけないです。その上で、日本が終わってるかどうかを考えるべきでしょう。

ただ、世界のランキングの、いろいろなカテゴリで日本の凋落めざましいのは危惧しているところですが。

マーケットの種類

メジャーリーガーの年俸が、数倍違うようなので、メジャーリーグの市場は人口比率より高いのでしょう。
その上、メジャーリーグはマネタイズが上手くて、効率よくビジネスに出来ているのだと思います。

アメリカでは野球よりもアメリカンフットボールやバスケットボールが人気らしいので、アメリカのスポーツの本流は違うところにあります。
日本は野球か?サッカーか?マラソンか?みたいな世界です。

僕は野球もサッカーも普段は見ません。
特に面白いとは思っていないのですが、メジャーリーグは面白いなと思うのと、WBCみたいなのはオリンピックと一緒でそれなりに面白いのです。

だから、日本人が素直に自分たちの好きなスポーツにのめり込んで、そこをプロデュースして、ガンガン行けば、もっと市場は活性化すると思います。
アメリカをそのまま真似しても、日本に利益はないし、中国の真似をしてもダメなのです。

コンテンツビジネスと渋谷

スポーツだけでなく、以前も言いましたが、コンテンツビジネスはもっと拡大できると思うのですね。
コンテンツビジネスの市場は「世界」です。

今、渋谷という町が大改造をしていますが、なぜ渋谷なのか?
それを地方の人は理解していないし、東京の人も知らないかもしれません。
渋谷には、コンテンツビジネスの会社が多いそうで、それらが入っているビルが多いそうです。(テレビで見た話)

単にギャル目当てじゃないのですね。
いや、ギャル目当てなのかな??

大改造の先に、渋谷はさらに発展するのでしょう。
渋谷だけじゃなく、他の街や、地方にも飛び火して、コンテンツビジネスが拡大すれば、立派な日本の基幹産業となり得ます。

インフラ整備

そういうマーケットの創造をし、マネタイズし、利益を生みながら、一方で従来からのインフラの整備をしないといけません。
農業だって、もっと力を入れるべきでしょう。せっかく企業が農業参入できるようになっているのですから。

80年代は工業立国と言われました。
同じように、先頭を切ってリードする産業は、現代はコンテンツ産業で全く異論ないと思います。
そうしながら、IT含めたインフラを強化すべきなのだと思います。防衛もインフラと一緒でしょう。

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