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しらふで生きる

はじめまして

この一文から始めさせていただきます。

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二日酔いを久しぶりにした。大学生の時はよくなっていたが、最近は殆ど無かった。というのもお酒で潰れて吐くという経験を何度もしているからだ。

飲み始めたころは周りに比べて、お酒が強いことが分かり調子にのっていた。スト缶飲んでも全然酔わないわーというカッコ悪いイキリ方をしていた。酔ったことがない自分を酔わせようと、誕生日会の時に滅茶苦茶飲まされた。今思い出しても凄まじい量を飲まされた。おかげさまで急性アルコール中毒で昏睡状態になり、低体温症になっていた。目が覚めたら、午前三時で吐瀉物まみれの服を着ていた。周りで介抱してくれていた人たちは本当に死ぬのではないかと泣いて心配していた。後日聞いたら、私の心配ではなく、後輩を急性アルコール中毒で死なせたら内定取り消しされるのではないかと心配していたらしい。なかなかにふざけた話だ。思い出すとという表現をしたが、正確には聞いた話によるとだ。昏睡状態になっていた私自身が覚えているわけがない。周りから話を聞くたびによく生きていたなと思うのだ。

他にも振り返ればいくらでも出てくる。しかし、振り返っても大体が吐くほど飲んで気持ち悪くなったというだけだ。友人が自営業を営んでいる店で介抱されたり、友人と飲みすぎて帰りに財布を落としたりなど多少のエピソードもついてくる。こんなことがあったので禁酒までいかなくとも、お酒を控えるようになっていった。しかし、友人と居酒屋にいくと調子にのってしまい飲んでしまうのだ。一杯目だけにしようと思っているのだが、付き合いが悪いと言われてしまいそうで、不安なのだ。その程度で付き合いが悪いと言われるような仲でないと知っているのに。

お酒は百薬の長という言葉があるが、あれは昔の中国の王様がお酒を広げるためのキャッチコピーのようなものだったらしい。もちろん根拠などなにもない。偉い人がAだといえば、それがたとえBだとしてもAになってしまうのだ。現在では、お酒は百害あって一利なしということが分かっている。せいぜい、ポリフェノールが含まれている赤ワインが少し推奨されているくらいで、ほとんどのお酒が健康被害をもたらすことが分かっている。

だからといって、周りに禁酒を強要するわけでもないし、自分が禁酒するわけでもない。ただ、健康が一番の資本であり、それを脅かすのがお酒であるという認識をしっかりと持ったうえでお酒と付き合っていこうと思う。個人的に町田康さんの「しらふで生きる 大酒飲みの決断」という本が好きなので、酒好きに配って回りたい。大酒飲みがなぜか禁酒した話。気になる人はぜひ読んでほしい。

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手の届く範囲にいるあなたが

幸せでいることを願います

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