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旅と歴史

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歴史(古代史が中心ですがそれ以外も)に関係した旅の記事を写真入りで書いています。
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2020年3月の記事一覧

天空の城竹田城趾 登城記

天空の城竹田城趾 登城記

 2017年8月,青春18で京都へ。京都での研究集会のついでに(どっちがついで?)竹田城趾へ行ってみることにした。おともは SONY RX100。
 研究会終了後,和田山へ。駅前のビジネスホテルに泊まり,翌日早めに起きて,6時前に駅へ。すると,向かいの山に雲(霧)がかかっている。これはもしかすると・・・

 朝早いのでホテルの朝食はなし。駅から1.5kmほどのコンビニで朝食を仕入れるつもりだったが

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朝倉義景 2つの墓所

朝倉義景 2つの墓所

 NHK大河ドラマ 麒麟がくる の効果で,福井市一乗谷の朝倉氏遺跡にもスポットが当たるようになった。
一乗谷の朝倉氏遺跡には,最後の当主となった朝倉義景の墓があるが,もうひとつ,越前大野市にも朝倉義景の墓がある。
 2つの墓については,次のWebページが参考になる。

 私が越前大野を訪れたのは,2017年5月だった。そのときは,朝倉氏はまったく念頭になく,湧水と,越前大野の在来蕎麦を食べるのが目

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東海道線新駅 御厨 に行く

東海道線新駅 御厨 に行く

 東海道線,磐田と袋井のほぼ中間点に新駅「御厨(みくりや)」ができた。3月14日が開業日。
 各駅の運賃表や時刻表は一夜のうちに新しいものに変わった(あたりまえだけど)。

 御厨駅は,「ヤマハスタジアムに近い駅」ということで広報されているかもしれないが,実はこの地区は古代の歴史におおいに関わりがあるのだ。御厨古墳群というものがあり,松林山古墳からは三角縁神獣鏡が出土している。

御厨駅は,松林山

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読後感:神社に秘められた日本書紀の謎

読後感:神社に秘められた日本書紀の謎

 神社に秘められた日本書紀の謎(渋谷申博著 鎌田東二監修 宝島新書 2020年3月7日発行)を読んだ。

 のっけから驚いた。
「まずは東京大神宮へお参り」で始まる。
東京大神宮,まったく知らない名前だったからだ。
創建は明治13年とあるから,古代史の本には登場しないから知らなくても当たり前かもしれない。
 しかし,伊勢神宮の分社ともいえる存在で,アマテラス,トヨウケに,造化三神のアメノミナカヌシ

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