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音楽家の旅行記 仙台編 -Part5 ストリートピアノ〜飲み歩き前半-


ストリートピアノ

仙台に戻りストリートピアノが置いてあるビルの中に入ると先客が連弾でモーツァルトの作品を演奏していた。順番が来て私もモーツァルトを弾いた事により交流が生まれた。その交流の中で仙台の美味しいものを訪ねてみたら生牡蠣・蒸し牡蠣ともにひとつ150円で食べられる飲み屋があると聞いて予定変更し、1軒目に飲みに行く事に。普段は宅飲みばかりなので久々の飲みということでテンションが上がる。それにお昼に牡蠣を食べたとはいえ牡蠣は大好物なのでいくらでも食べたくなるのだ。

2度目の牡蠣

15分程歩き飲屋街に。入ってみると早い時間にかかわらず結構先客がいた。

生牡蠣とビール

早速生牡蠣とビールを注文。流石に松島で食べた牡蠣ほどではないにしろコストパフォーマンスが高すぎる。1個150円は食べ歩きで時々巡り会う安く上質な牡蠣の半値である。生牡蠣とアルコールは背徳感満載のご馳走である。

カキフライ

しばらくすると注文していたカキフライがやってきた。このタルタルソースが良いのだ。アッツアツにタルタルソースをたっぷり乗っけてパクリ。プリッとした食感から中からアッツアツの牡蠣の汁が溢れ飛び出す。ハフハフしながら噛みしめる。鮮度の良いカキフライの瑞々しさと旨味の濃さといったら堪らない。そこにこってりしたタルタルソースが合わないわけがない。本日2度目の牡蠣だが全く飽きる感じはない。むしろカキフライは今回が初めてだからかえって新鮮ささえ感じる。他に蒸し牡蠣の同じ蒸篭で蒸してくれる自家製の焼売を注文したがこちらも非常にオーガニックで肉汁たっぷりの逸品だ。食べ物におけるオーガニックさというのはかなり重要だ。市販品の大半の食べ物には添加物が入っている。体にあまり良くないというのは言わずもがなだがそれ以上にやはり味が落ちてしまう感がある。体に悪い味というのが時折恋しくなることはあるのだが美味しいものの多くは新鮮で無添加なものが圧倒的に多い。何より食べていて細胞が喜ぶのだ。美味しいものは身体も心も喜ばせる力があると私は思う。

二軒目〜前半〜

そんなこんなで生牡蠣二つ、カキフライ一皿、自家製シュウマイ一つ、ビール一杯でサッと終えお会計。これだけ食べて全部で1500円ほどだったと思う。牡蠣でこの値段はかなり安い。

続いて宿で教えてもらった居酒屋へ。が、なんと予約で満員。お断りされてしまいどうしようかなあと店先で少し考え出した時店員さんが現れ、最初のオーダーがラストオーダーで1時間以内ならどうでしょうと救いの手を差し伸べてくださり迷いなく了承。店内に入りメニューを見て最終的にポテトサラダ、刺身盛り合わせ、イワシの囲炉裏焼き、おにぎりを注文。日本酒は宮城県産のあたごのまつだ。

ポテトサラダとあたごのまつ

ポテトサラダが運ばれ早速一口。かなり野菜が大きめでゴロゴロ入っていて、面白い事にコーンフレークが振りかけられている。故に食感はかなりザクザクでコントラストがはっきりしている。素材ひとつひとつが大きいこともあり素材の味がはっきりわかる。そして素材がとても良い。これは他のものも期待ができそうだ。なんとこれにソースをかけても美味しいと勧められポテトサラダにかけて一口。食べてみて納得。このコーンフレークが衣のような役割を果たしコロッケのような雰囲気に変わった。こんな食べ方は初めてで面白かった。
あたごのまつは瓶にはひと夏の恋と書かれていた気がする。そうだとしたら季節限定の夏酒だ。宮城の酒は辛口で切れ味が強い印象だったがこの酒はキレは強めだがかなり甘めでフルーティーな味わい。それと同時に水や米の良さも良く伝わってくる爽やかな味だ。

そしてお待ちかねの魚だ。のだが、今回はここまで。次回に続く。

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