Etsuro Masuda

音楽家。メインは現代音楽の作曲、クラシックピアノ演奏、指揮。 趣味は旅行、食べること、…

Etsuro Masuda

音楽家。メインは現代音楽の作曲、クラシックピアノ演奏、指揮。 趣味は旅行、食べること、料理をすること、現地の味を覚えて再現すること、良いものを探求すること。 人となかなか共有し得ない感想をダラダラ綴ってみます。

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    2024年4月の2泊3日金沢旅行を記しました。

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音楽家の旅行記 宇都宮編 -Part3 -JR宇都宮駅〜餃子〜帰路-

大谷資料館 地下から抜け出て地上へと戻る。あったかい。温度差がかなりある。あったまりながら周りの環境を見渡す。いかにも自然だ。 滝みたいなものもあり緑もあり、自然の中に身を置くというのは旅の中の一つの醍醐味だ。ましてや23区住まいの私からしたら大きな体験だ。 バスが来る時間まで周りの自然に癒される。バス停の近くからはウグイスがホーホケキョとさえずる。頭が空っぽになり心の中が静寂になる。その静寂さに心地よさが響き渡る。 JR宇都宮駅 バスに乗り都心へと戻る。JR宇都宮

    • 音楽家の旅行記 宇都宮編 -Part2 -二荒山神社〜大谷資料館-

      二荒山神社 餃子を食べた後は正面にあった大きな鳥居に興味が湧き向かう。二荒山神社だ。 だいぶ写真が暗くなってしまったが明るい色の木目調の鳥居だ。工事がされているので迂回して階段を上って本堂へ。 一番最初に周りの木々に目がいく。緑の色が明るい印象があったのだがどうもこの場所ではいまいちその差異がはっきり認識しにくい。場は整っており神社特有の空気感を感じる。お参りをし境内を後に。 バスに乗り今度は大谷資料館を目指す。3〜40分程揺られ、都心から田舎に風景が様変わりする。目

      • 音楽家の旅行記 宇都宮編 -Part1 -出発〜昼食-

        移動 朝早い時間に家を出発しまずは東武線出発地点の浅草へ向かう。浅草から東武線に乗る。北千住で確か終点の関係上乗り換えたような気がする。この辺りの路線はだいぶ昔に何回か使ったことがあって懐かしい思いだ。北千住を過ぎてしばらくしてから埼玉県に入ったが、このあたりからだんだんと車窓から見える景色の空気感が変わってくる。この辺りも住宅街だが段々と屋根が四角錐の一戸建てが増えてくる。東京23区だと最近この景色をみるのも珍しくなってきたように思う。春日部の発着音がクレヨンしんちゃん

        • 音楽家の旅行記 宇都宮編 -Part0 -イントロダクション-

          旅の経緯 前回の石川旅行から帰郷し2日ぐらいまではしばらく旅行はいいかなと実は思っていた。3日目には次はどこに行こうかなと思い始めてしまったのである。ちょうど青春18きっぷは発売終了してしまい遠出するには節約が難しいと思っていたところで浮かんだのが日帰り旅行だ。意外と近場というのは灯台下暗しでついつい注目をそらしがちである。そんな中2月には鎌倉に日帰り旅行したので神奈川以外でと思いついたのが栃木である。 栃木は足利には昨年行き藤の花を見てきた。まあそれは綺麗だった。一本

        音楽家の旅行記 宇都宮編 -Part3 -JR宇都宮駅〜餃子〜帰路-

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          音楽家の旅行記 金沢編 -Part11 3日目 朝〜 -移動〜小松空港〜帰京〜コンクルージョン-

          移動1 お昼を食べたのち荷物を取りにチェックアウトした宿へ戻る。そこでふと午前中食べたいちご大福が忘れられずさらにお土産が欲しくなってしまい再びその和菓子屋を訪れたが既に店じまい。完売すると店じまいだそうで、とて も人気なお店であることを改めて実感した。 荷物を取りに行った後歩いて金沢駅まで戻り、そこから空港へ向かうために電車に乗る。まずは小松駅を目指す。北陸鉄道に乗り、席に座るなりボケーと旅の回想。旅の終わりに切なくなる。 回想 長いようで短い、短いようで長い。旅を

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part11 3日目 朝〜 -移動〜小松空港〜帰京〜コンクルージョン-

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part10 3日目 朝〜 -ひがし茶屋街〜金沢城公園〜昼食-

          3日目、金沢旅行も最終日だ。この日は夕方から小松空港から羽田へ戻るフライトの予定以外特に何も決まっていなかった。海外生活の中で貯まったマイルが間も無く失効期限を迎えていたため帰りはそのマイルを使っての帰京。飛行機代は無料となった。 朝食を食べながら考える。朝食は前日酒を買うときと一緒に購入したどん兵衛だ。どん兵衛は地方によって味が違うと有名なのでここ石川はどうなのだろうと興味が湧いた。食べてみると、間違いなく関東の味とは違い醤油が薄くあっさりしている。北陸風の味でもあるのかな

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part10 3日目 朝〜 -ひがし茶屋街〜金沢城公園〜昼食-

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part9 2日目 夕方〜夜 -香林坊〜夕食〜宿-

          友人と別れバスに乗って香林坊へ。昼間の友人との会話で何度も香林坊が覚えられずかりんぼうと言い間違えていた。正しくはこうりんぼうなので怒りん坊と覚えようとしたもののそれでもなぜかこりんぼうになってしまう。 実際に行ってみるとバス停から降りたばかりの印象はコンパクトな渋谷というか、若者が集いそうな繁華街のイメージだ。片町きららにピアノがあると聞いていたのでどこにあるかと思ったら建物の外にグランドピアノがあったが残念ながらすでに時間外のようでバリケードが貼ってあり、その周りに若者が

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part9 2日目 夕方〜夜 -香林坊〜夕食〜宿-

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part8 2日目 午後 -21世紀現代美術館~武家屋敷-

          21世紀現代美術館周辺に到着したものの入口がどこにあるかわからずうろつく。やっとこさ見つかり入館したものの特別展示がある他は能登地震の影響で常設展が開いておらず、結局館内を歩き回る程度で観覧を終わらせてしまったが、意外とそれでも楽しいものだ。あれが有名な例のプールかな、や何だこのエレベーターは透明でしかもワイヤーがないぞとか、他にはお土産売り場を覗いたり、外のモニュメントを眺めたりと刺激になった。美術館前の広場では出店もあったり非日常感を味わうには充分だった。 美術館のあと

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part8 2日目 午後 -21世紀現代美術館~武家屋敷-

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part7 2日目 午前~午後 -ひがし茶屋街~昼食-

          周遊バスに乗って友人と朝も訪れたひがし茶屋街へ赴く。昼を境にどんどん混んでいき落ち着いてお茶どころではなくなるという友人の意見からだ。到着時は10時半前後だったような気がする。 行くお店は選ばせてもらった。美味しいものに関しては執着心が強い私は旅行する前に食べ物に関しての情報収拾は欠かさない。そんなわけでアイスクリーム系のお店に入る。 私は写真の抹茶もなかアイスを注文。友人はイチゴのアイスコーンを注文していた。このアイスが絶品だった。抹茶がとても濃く質の良い茶葉の風味がハッ

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part7 2日目 午前~午後 -ひがし茶屋街~昼食-

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part6 2日目 朝~午前 浅野川~ひがし茶屋街~宿~金沢駅-

          早朝、たしか6時前だった頃起床。もともと夜弱く朝に強く、普段5時頃に目が覚める。この時は前日の睡眠不足や疲労も相まって寝過ごすか心配だったが、それでも早い時間に目覚めた。暫くスマホを弄り、寝静まっている人たちを起こさぬよう注意深く二段ベッドを下りる。そして朝の散策へ出かける。前日だったか当日だったか忘れたが、台湾人の従業員に散策コースを聞いたらひがし茶屋街の先に川が流れていてその川沿いに桜並木があると聞いていたのでそちらを目指して足を進める。 金沢は割と開けていると思ってい

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part6 2日目 朝~午前 浅野川~ひがし茶屋街~宿~金沢駅-

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part5 1日目 夕方~夜 宿-

          金沢駅から本日の宿へ移動するためにまたバス移動。 ひがし茶屋街に近いバス停で降り、ユースホステルへ向かう。 小生方向音痴なもので、特に初めての土地だとなかなか目的地にたどり着けない。今回も例に漏れずそれなりに時間がかかったのちようやく到着。 チェックインの手続きで個人情報を記入。音楽をやっていて発信もしている事にだいぶ食いついていただいた。部屋に案内され同室人に挨拶。この時点で私以外は他に日本人とマッチョなフランス人が一人ずつ。 ユースホステルやゲストハウスの醍醐味はその価

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part5 1日目 夕方~夜 宿-

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part4 1日目 午後 白川郷-

          バスに乗り白川郷まで1時間半の旅。バス会社の人が気を使ってくださりなんと隣に乗車予定の外国人観光客を他の場所に配置転換し二席分使って良いとの事。おかげで気楽に車内で寛ぐことが出来た。思えば夜行バスで到着しここまで殆どずっと大きなバックパックを背負い歩き詰め。だいぶ疲労がきていた。元気なら移動の道中も景色を見て楽しんでいただろうが窓の外を見ても気持ちにあまり余裕がないせいか響いてこない。ぼーっとしている時間の方が長かったように思う。バスの後半は睡眠不足もあってだいぶうとうとして

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part4 1日目 午後 白川郷-

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part3 1日目 昼 加賀友禅会館〜近江町広場-

          そして念願の加賀友禅会館へ向かう。ここではたくさんの加賀友禅作家の作品や加賀友禅の歴史、制作過程の説明、また加賀友禅の創作体験や土産物の販売等が行われている。人の作品なので加賀友禅の写真を掲載することは控えることを予め断っておく。 加賀友禅は宮崎友禅斎が大きく発展させその名声を高めた。石川の色として五彩と言われる臙脂・藍・黄土・草・古代紫を基調とされている。実際に創作体験現場に染料とパレットがあったのだが本当に5、6色程しか容易が見当たらなくあの派手で多彩な色彩感からは実感が

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part3 1日目 昼 加賀友禅会館〜近江町広場-

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part2 1日目 朝-昼 金沢城公園・兼六園〜近江町市場-

          近江町市場での豪華な朝食ののち、金沢城公園へ向かう。加賀百万石のお膝元だ。まさにちょうど良いタイミングで桜が咲き誇る良い季節だった。 ソメイヨシノと、もう一種類忘れたが桜があったように記憶している。桜の色は普段見慣れている東京の物と大差はないように思ったが、木の幹や枝が東京の物と比べて補足で華奢なせいで桜のイメージが繊細な感じがした。一方で東京の物は太くてどっしりとしたような印象が強いのだが、たまたま近所で目にするものがそうだっただけなのだろうか。金沢城は天守閣は消失したま

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part2 1日目 朝-昼 金沢城公園・兼六園〜近江町市場-

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part1 1日目 朝 金沢駅〜近江町市場-

          新宿から夜行バスで金沢駅西口に朝7時過ぎに到着。やはり何度乗っても夜行バスはどうも慣れず、今回も殆ど寝ることはできず。ヨーロッパのFilix Busという一般的な長距離バスに比べ日本の夜行バスは狭い上にシートもかなり固め。その上乗客のスマホの使用率がどうも高いようで夜中に光が飛んでくると割と気になる。あとは休憩回数が多い。2時間毎にトイレ休憩が入るのは運転する上では、また様々な乗客がいる故大事なことではあるがサービスエリアという概念が基本的にないヨーロッパと比較した場合高頻度

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part1 1日目 朝 金沢駅〜近江町市場-

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part0 イントロダクション-

          はじめまして。音楽家を自称しています。昔スイスで3年ほど作曲を勉強していました。ヨーロッパという環境柄様々な国にバスや電車で気軽に旅ができ、以来旅がすっかり主な趣味となり更には自分の創作活動の根本的な原動力となりました。というのもスイスで作曲の勉強を深めていく程、ヨーロッパのメソードや技術をそのまま修得したとしてもそれだけではヨーロッパ人の真似事にしかならないということを改めて実感しました。また様々な母国を持つ生徒が集まるインターナショナルな環境であったが故私自身の母国である

          音楽家の旅行記 金沢編 -Part0 イントロダクション-