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【写真館410】考え続けること

今日の一枚はこちらです。

先日、大垣書店京都本店でイベントが開催されました。

皮膚科医の大塚篤司先生が『皮膚科医の病気をめぐる冒険 医療を超えたクロストークで辿り着いた新しい自分』(新興医学出版社)を出版されたことをきっかけに、札幌の病理医市原真先生とトークショーをなさるというイベントです。

私は名古屋在住ですが、「京都なら名古屋から35分だし、全然圏内」という謎理論のもと、いそいそと馳せ参じたのでした。

トークショーでは、架空の症例をもとに医療者と患者のコミュニケーションについて、深く広く語られました。

先月でしたか、私の周りでも感染症関係でちょっとした出来事があったのです。私自身は当事者から少し距離を置いたところにいたのですが、それでも「もにょもにょとしたもの」が残りました。

このイベントでは、その「もにょもにょとしたもの」をもにょもにょとしたまま持ち続け、考え続けることが肝要なのではないかとおっしゃっていました。

また、そういったことは、すぐに答えが出るものではないし、また、答えが出たところで、相手がそれで納得するかどうかは不透明。

だったら、いろいろ試行錯誤し続け、そのなかで「何がゴールなのか」を見誤らないこと。そして、コミュニケーションの断絶にならぬよう、細心の注意を払うこと。

両先生のダイアローグのなかで、そんなことをヒントとしていただきました。

自分とは違う職業の方々(この場合は医療者の方)が、何に悩み、どう考えるのかを垣間見られて。私がいた教育系とも繋がる部分があり、とても楽しく、また、とても有意義な時間でした!


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