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【読書note】あなたの「光る君」はだれですか―紫式部『源氏物語』

えりたです。
今日は、大河ドラマ『光る君へ』に関わる本のご紹介です。

以前、こちらの記事を更新しました。

こちらは、長い間『源氏物語』をはじめとした、平安時代の文学を研究していらっしゃる三田村雅子先生による『源氏物語』の入門書です。「100 de 名著」シリーズですから、書店で手に入れやすいですし、また、お値段もお手頃。なので、私にとっては、心からのおすすめ本♡

これを読むと、けっこう本気で「うわぁ…『源氏物語』読みたい…‼‼」ってなるですよ。しかも、大河ドラマ『光る君へ』でも、まひろっちがそろそろ『源氏物語』を書き始める時期ですし(この記事を書いている現在、第23話まで放送済)。『源氏物語』を超読みたくて仕方ない病に罹患する理由には事欠かない状況なのです。

駄菓子菓子。

そうして、『源氏物語』を原文で読もうと盛大に意気込み、図書館や本屋さんでぱらぱらとめくってみたとします。ですが、相手もさるもの、「古典文法」や「古文単語」が波状攻撃を仕掛けてくるんです💦

実は、高校時代の古文の時間に悪戦苦闘したあの「文法」や「単語」の基礎になっているのが、この『源氏物語』であると言っても過言ではありません。

あの頃全然できなかったものが、今になってできるか?と問われれば、「古典」の授業から遠ざかって随分な年月を重ねた私たちに歯が立つわけもなく。胸を張って「うむ。わからん」と意気消沈してしまうのがオチなわけです。

でもでも、『源氏物語』は読みたい。
その世界をじっくり堪能してみたい。

そんなみなさまに超おすすめするのが、角川ソフィア文庫『ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 源氏物語』なのです。


■ビギナーズ・クラシックス 日本の古典『源氏物語』について

■紫式部 著/角川書店編
■角川ソフィア文庫
■平成13年11月初版
■960円+tax

帝の子として生を受けた光源氏を主人公に、彼を取り巻く女性たちとの愛と苦悩、平安貴族の風俗や内面を描き、時代を超えて読み継がれる日本古典文学の最高傑作。一条天皇の時代、紫式部によって書かれた世界初の長編ロマン小説『源氏物語』全54巻が、古典は難しいと敬遠していた人にも手軽に楽しめる巻ごとのあらすじと、名場面はふりがな付きの古文と現代語訳で読めて、一冊で『源氏物語』がわかる便利なビギナーズ版。

太字は引用者

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