文化を作るコミュニティには何が必要なのか?

今、絶賛英語を勉強中なのですが、参加してめちゃくちゃ良かった!と思っているのが最所あさみさんと伊佐知美さんが主催している#EnglishChallengコミュニティです。

みんなの行動がが文化になっていく

コミュニティの活動としては、参加メンバーがSlack上で毎日勉強したことを報告して褒め合う…というシンプルなものです。

何が良いって、みんなが当たり前のように1日あたり1~2時間英語勉強に時間をあてているので、ここにいると自然と英語の学習時間をとることを選択できるようになりました。

「やらなくちゃ」じゃなくって「普通」のこと。だから自然に前向きに取り組める気分になります。

もはやこの場では、英語を勉強するというのはひとつの当たり前な文化となっている感じがします。

こういう、行動が作っていく文化って1歩間違えるとコミュニティや組織を悪い方向に引っ張っていく可能性すらあるので、個人的にはすごく重要だなと思っています。

例えば…会議や締切にいつもみんな遅れる組織。もちろん遅れる人は良くないんですが、それってその人の能力とか心掛け以前に「遅れる文化」になっちゃってるんだなぁと思うわけです。

だから遅れる人を出来ないやつだ!と判断してしまう前に、その文化を変えてあげないといけなくって、それは個人個人の努力だけでは到底変わらなかったりするので難しい。

行動が文化を作るけど、文化が人の行動に影響する。
そして、1度決まった文化はそう変わらない。

だからどういう文化が作られているか?ってめちゃくちゃ大事だなぁ…と思っています。

ポジティブな空気は勢いをつくる

じゃあその「良い文化」ってどうやって作れるんだっけ?でいうと#EnglishChallengでは2つくらいのポイントを感じています。

ひとつめは、褒めること。

超シンプルですが、10分でも英語に取り組んでslackで報告するとみんな褒めてくれるんですよ…。ありがてぇ…。

かのgoogle社も心理的安全性が高い組織は生産性が高いと結論づけていますが、まさにそんな感じで「こんな英語レベルで」とか「こんな短時間だけで」みたいな気持ちにならないので、とにかく英語に対してポジティブな気持ちが増します。

そうすると、「明日はもうちょっと頑張れそう」という気持ちが湧いてきて結果的に英語をさらに勉強しちゃうわけです。

自分を卑下することなくポジティブに取り組める環境だと、行動が加速されるのですごいスピードで文化が形成されていくし、その文化はさらに行動を促すのでずっと良いサイクルで文化と行動がまわっていく印象です。

共通言語はスキルではなくスタンス

もうひとつのポイントは、意外と英語スキル自体はバラバラなことな気がします。

私の英語スキルは本当にお粗末ですが、中には語学留学中の人やTOIEC950点目指してる人までいます。

これ、逆に「中学英語から勉強したい人」コミュニティとかにしていたらこうはならなかっただろうなぁ…と思うのです。

だって、まず、絶対まわりと比較するし。

同じようなレベル感の中で比較して「自分はあの人よりもうすこし出来ている」なんて安心感は全然健全じゃないし、そもそもどんぐりの背くらべすぎてあんまり意味がない。

それよりも、天上人級に英語できる人が今どんな視点で勉強してるのか?が知れたほうが初心者の視点では断然おトクでした。すこし先のロールモデルがいる尊さたるや。

だからスキルは超バラバラです。でも、別にコミュニケーション齟齬はあんまり生まれていないのはなぜか?

英語勉強に時間を使いたいという価値観がみんな一緒だからじゃないかと思います。

要するにスタンスがみんなおんなじ。そりゃー、やりやすいわ。会社も一緒ですもんね。仕事がどんなにできても「ちょっと違う」人とは成果ってあんまりあがりづらい。

英語に対するスタンスが似ている人たちが、スキル関係なくフラットにやりとりして、褒めあいまくるコミュニティ…最高な環境だし、めちゃくちゃ上手な場作りが参考になりすぎて英語以上の収穫を感じながら今日も英語に励んでます。

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