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ロンドン旅行記その3

さて、3回目の宿泊先をどうしたか?
前回は毎日のお掃除を選んでホテルにしたくせに、なんとシェアハウスにした。

コース会場近くで泊まりたかったホテルが満室で、どこに泊まるか悩んだ。
ふと、シェアハウスだったら色んな人と話せて面白いかもって思い、あっさり目についたシェアハウスを予約した。
空港までお迎えにも、別途費用を払えば来てもらえるし、ロンドン街中でどこに行くにも便利そう。
リビングやキッチンダイニング、バストイレは共有でも、1部屋を自分空間で使えるから、大丈夫だろう。

ところが、、
私は3日目くらいでシェアハウスから逃げ出し、コースお仲間が泊まるコンドミニアムに居候することになるのです。

シェアハウスの立地は良かった。
コース会場に行くには遠いけれど、バス、地下鉄でも、ナショナルレールでも帰れる。公園が近いし、観光するには動きやすい。

ただ、水回りに神経質な私には、共同で使うバストイレが何とも言えなかった。
その時、シェアハウスを利用されていた方々はみんな日本人だけど、男性だったのも気後れした。
弁護士、医者、美容師とさまざまな職業の方々で、とても気さくだったんだけど。

そして、もうひとつ。
事件はヒースロー空港到着時に起こっていた。

空港で、入国審査に時間がかかり、飛行機到着から2時間が経っていた。
お迎えに来てくれているはずだからマズイと思いつつ、連絡手段がなかった。
連絡先はメールと固定電話だった。
いつもWi-Fiをレンタルして、モバイル通信を使用しないようにしているから、電話が使えない。

まだ待っていてくれているのか不安の中、待ち合わせ場所に行ってみると、ベンチに座って待ってくれている人がいた。
「こんなに遅れては困るよ。遅延料を払ってほしい」
忙しい体を空けて来たし、駐車場代も安くないのだからと、こっぴどく怒られてしまった。
面食らったものの、私が駐車場代を支払うことで許してもらう。

その後は、久々のロンドンを車中で眺めながらの1時間ちょっとのドライブ。
物価の高いロンドン、いかに格安でシェアハウスを経営するのが大変か、を教えてもらった。
利益はほとんどなく、ギリギリで経営している。トイレの不具合とかも可能な限り、オーナー自ら直しているのだ、と。

日本人は、規律の厳しい組織の中で、反骨精神を持って進んでいく方が性に合うし、上手くいく。ゆとりは間違った解釈をされて、責任を取らない個人主義になったんだ、と、話題はオーナーの身の上に始まり、イギリスから見た日本人論まで展開された。

正直なところ、長時間フライトの疲れとオーナーの力強いエネルギーの影響により、私はズーンと気落ちしていて、頷いて聞くのが精一杯だった。

オーナーは私に部屋を案内して、使用方法やルールを話した後は、トイレを直して帰って行った。

ただ要するに、私がオーナーにビビってしまった。(怒鳴るおじさんが怖い

そんなわけで、シェアハウスに帰るのが憂うつで、早くから脱出方法を画策していた。単純に、コース仲間に相談して回っただけとも言う。

救世主は、コンドミニアムを借りていた方。
男性ばかりのシェアハウスに泊まっている私を、自分の娘だったらって考えてくれ、真剣に心配してくれた。
コンドミニアムは、長期旅行とかで空けている普通の家っていう様子で、2フロアに分かれていた。下の階にキッチンダイニング、リビング。上の階にバストイレと寝室。
密かに、アジア系の方が住んでいるのかなって憶測していた。
キッチンにはスパイス系が多いし、飾ってある絵もエキゾチックだった。

私がリビングのソファーベッドで寝るので良ければって居候されてくれた。
しかも、手料理も振舞ってくれた。
とっても美味しく頂きました。

突然転がり込んだ上に、日没が21時過ぎだから時間感覚がおかしくなり、つい21時半くらいまで遊び歩いて帰る迷惑っぷりな私。
私はめっちゃリラックスして2人生活を楽しませて頂いた。
ほんとに、感謝。

これに懲りた私は、結局、次のロンドンではホテル滞在に落ち着いた。
コース会場のホテルにようやく泊まり、イングリッシュブレックファーストを満喫した。

同じ公園も季節が変われば様変わり。

Spiritual Anatomy®のプラクティショナーとして活動中です。東京、神奈川で対面セッションを行っています。セッションのお問い合わせは、下記までお願いいたします。
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