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怒鳴る男の人が怖い

以前は会社勤めをしておりました。
社会人になってから、薄々は気づいていました。
怒鳴ってクレームを言う人が怖い。
中でも、男の人。
何なら、父世代の男の人。
心臓が高鳴って、早く逃げたくなる。
会社や私以外の人に怒っているなら、まだ平気。
だけど、私の対応とか私に対して怒られると、途端に弱くなる。
相手の要望を全て聞くことはできず、会社として出来ることを伝えないといけない時、一応は言ってみるけど、言い返されるとすぐに引き返す。
「納得できないですよね〜、ごもっともです。
そうですよね。申し訳ありません」
そうすると、
「何が、そうですね、だ!
申し訳ないしか言えないのか!」
って、さらに怒鳴られたりして。
結局、上司に対応を代わってもらってました。何なら、最初から代わってもらう気満々で、上司を出せって言ってくれるのを待つくらい。

何でこんなにも、怒れる男の人に弱いのか。
原因は、父です。
以前も書いたけれど、幼い頃から父に怒鳴られ、物を投げつけられていたことがトラウマになっていました。
そのトラウマが疼き、心臓がバクバクというのです。

それは分かっていたけれど、このトラウマをどう癒すか、が私の課題でした。

以前「金髪のひみつ」で、"父を踏みにじる存在"と私が自分のことを思っていたと書きました。
その思い込みがあったから、自分の思いのままに自由に行動できなかったのは事実。
だけど、その思い込みが消え去っても、トラウマは完全に癒えていませんでした。

そして、最近やっと発見したのが、父と私の関係を
雇い主と奴隷
だと思っていたこと。

理不尽に感情のままに怒る父に、負け続ける自分が許せなかった。
父が理不尽に怒ることじゃなくて、父が勝って私が負けることが問題でした。
主導権を私が握りたいのに、常に父に主導権がある、それが心底イヤだった。
親子関係が主従関係だと、私が思っていたのです。

その主従関係は、自分がどこにいても全てに適用されました。
会社にいても学校にいても、友だちの中にいても。
私は誰に勝って誰に負けているか。
勝手に勝ち負けを決めて、いつも勝つことが大事でした。しかも、どちらかと言うと、いつも私が負けていると決めつけていました。

私にとって、世界はすべて勝ち負けで決まっていたわけです。
コントロールする側とコントロールされる側でこの世が分けられる、と。

父との関係が、私の生き方というか、人間関係の基本を決めていたんですね。

「親子関係って主従じゃない」
当たり前なんだけど、"え?そうなんだ?!"って気づいた衝撃。

「人間関係は主従関係である」
って思っていた私が、その思い込みを消すためにやったこと。

それはやっぱり、ひたすらにトラウマを癒すことでした。
具体的には、父に怒鳴られ父を睨みつけていた小学3年生くらいの私(インナーチャイルド)を癒す。

父に怒鳴られていた幼い私の望みは、父が私と一緒に、私がやりたいことで遊んでくれること。
いつも私の望み通りに動き、私中心に遊んでくれること。

インナーチャイルドに会いに行って分かったのは、本当は父が大好きだったことです。
もっと私中心に、私のやりたいことをして一緒にいてほしかった、ってことです。

インナーチャイルドを癒すと、自分の思い込みが消え去り、細胞レベルで自分が生まれ変わる不思議。
信じられないけれど、本当。

怒る人が怖いばっかりに、どんな人であろうと怒らせまい、と行動してきた私。
人が少しでも怒りそうと思ったら、自分の望みを諦めていた私。
常に人の機嫌をとってきた私。
そういう「人の機嫌をとる」行動を無意識にしていた私はいなくなりました。

そして、面白いことに、父も変わりました。
つい最近会った時も怒鳴り散らしていたのに、そんな父は影を潜めて、私の生活ぶりを心配する、普通のお父さんになってました笑
私が勝手に威圧感を感じていただけ、だったのです。

自分の思い込みに気づき、その思い込みを癒すことのパワフルさを改めて実感しています。

Spiritual Anatomy®のプラクティショナーとして活動中です。東京、神奈川で対面セッションを行っています。セッションのお問い合わせは、下記事務局までお願いいたします。
pcsession@cocorocollege.com


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