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侍と漁師の借金のお話

また久々の登場🤔・・・

じゃなかった

久々の投稿😅になってしまいましたが、

今回は侍と漁師の良いお話を書きますので、

読んでみてください。

+ + + +

すべては昔の日本で起こった話。

ある侍は謙虚な人々に対しては、

非常に寛大であった。


近くの村での任務が侍に与えられ、任務が終わり、

自分の町に帰ろうとした時、

侍はとても悲しそうな漁師を見かけた。

すすり泣いているように彼には思えた。

近づいて、何があったのか尋ねた。


漁師は、ある商人に借金をしたのだが、

彼は借金返済のために、

十分なお金を稼げず、貸し手の商人からは

彼の小さな船が没収された。

しかし、船がなければ、漁師は働けなくなって、

家族は飢えてしまうだろう・・・


侍は漁師の話に耳を傾けてよく聞いて、

この漁師の話に心が動かされた。

そして、ためらうことなく、

懐からいくらかのお金を取り出して漁師に渡した。

「この金はおぬしにやるのではないぞ。」

と言った.。

ただ単に金を与えたら、

怠惰なことを良しと思ってしまうので、

良くないと考えたのだ。


「私はおぬしにこの金を貸して、

一年後にここに戻ってくる。

その時おぬしは私にお金を返さなければならない。

だが、利子はいらん。」


漁師は信じられなかったが、

自分が借りたお金をどんなことをしても

必ず返すと約束して侍に何度も感謝した.。

こうして、侍と漁師の物語は始まった。


それから一年が経って・・・

漁師に金を貸した侍は

漁師が住む村に金を受け取りに行く旅に出た。

漁師が貸した金を返してくれることを願い、

再会を心待ちにした。

自分の助けによって、漁師の生活が

改善されていることを期待していたのだった。


しかし、侍と漁師の話は思わぬ展開を見せた。


1年前に漁師と出会った場所で、

漁師を探してもいない。

他の漁師たちにも聞いてみたが、

誰もどこにいるか知らなかった。

そのうちの1人が

侍の探している漁師の住まいを教えてくれた。


その家に行くと、

漁師の妻と子供たちだけしかいなかった。

彼らは漁師の居場所は知らないと言ったが、

侍にはそれが嘘であることはすぐわかった。


漁師は借りたお金を返済出来なかったので、

怖くなって逃げ出して隠れたのだった。

というのも、

この侍は気性が荒いことで有名だったのである。

侍は村中を探し回った。

漁師が隠れていると思ったら怒りが増してきた。


そして、ついに岩の下に隠れていた漁師を見つけた。

侍は怒りにまかせて刀を振りかざして怒鳴った。

「何か申すことはないのか?」


漁師は

「私を殺す前に一言だけ言わせてください。」

と懇願した。


侍は、

「恩知らずな奴め!!

おぬしが必要な時にお金を貸してやって、

1年で返せるようにしてやったのに、

隠れるなんて何事だ!!

何だ?言いたいことがあるなら、

俺の気が変わる前に申せ!!」


漁師は

「申し訳ございません。

私が最近習った空手で

最初に学んだ教訓なのですが、

「手が先行しているならば怒りを抑え、

怒りが先行しているならば手を抑えろ!!」

と言った。


武士道に忠実な侍は、

文盲の漁師からこんな言葉を聞いて唖然とした。

そして、侍は刀を鞘に納め、こう言った。

「まさに、おぬしの言う通りだ。

でも、これだけは覚えておけ。

今日から1年後にまた来るから、

金を用意しておけ!」

と言って、侍は去っていった。


侍は漁師との一件にショックを受けつつも

家に帰った。

もうかなり遅い時間だった。

すると、

半開きの襖から一筋の光が出ているのが見えた。

忍び足で近づいてみると、

妻が寝床に入っているのが見えた。

しかし、妻のそばには誰かがいた。

近づいて見たら、それは侍だった。

その光景を見て、怒りが込み上げてきた。

彼は刀を抜いて、そ〜っと部屋の入口に近づいた。

襖越しに攻撃しようと刀を構えたその時、

彼は漁師が言ったあの言葉を思い出した。

「手が先行しているならば怒りを抑え、

怒りが先行しているならば手を抑えろ!!」


それから、深呼吸をし、大きな声を出して言った。

「帰ったぞ!!」


妻は目を覚まし、起き上がって迎えに出てきてくれた。

その奥からは侍の母親が出迎えに来た。

その時、

母親が自分の着物を着ていることに気がついた。

彼は飛び出しそうなくらいに目を大きく見開いた。

刀を脇に抱えて尻餅をつき、口ごもりながら、

「な、なぜ、私の着物を着ているのですか?」

と母親に尋ねると、

妻がいたずらっぽい笑顔で答えた。

「侵入者を脅すためなのです。

最近、近所で強盗が多いらしく、

窓や隙間から侍の着物が見えたら、

お前さんだと思って、

怖くて逃げ出すと思ったのですよ。」

侍は、膝をついて泣き出した。


あっという間に1年が過ぎ、

漁師の借金を回収する日がやってきた。

侍は再び旅に出た。

漁師は侍を見るや否や飛び出してきて、

こう言った。

「とても良い一年でした。

これが私のお借りしていたお金と利息です。

なんとお礼を言っていいかわからないです!!」

侍は漁師の肩に手を置いて言った。

「金はいらん!

おぬしは私に何の借りもない。

借りがあるは私の方だ。」



+ + + +

侍が冷静を失って、怒りまくって、

奥さんとお母さんを殺さなくてよかったです・・


感情、特に怒りをコントロールできれば、

後悔、悲しみや

災難も避けることができます。

そして、暴力をふるうことなく、

将来の問題を解決する知恵を

身につけられます。

+ + + +

人間は未熟な生き物です。

感情を持って生まれてきたから仕方ないと言えば

仕方ないのかな。

プラスの感情ならいっぱい感じて、

マイナス感情の怒りはコントロールすれば、

ケンカや殺し合い、

戦争なんか起こらないでしょう。

武士道も世界に広がって、

そして、全世界の人類のために・・・

それも特に今はトップに学んで欲しいことです。

(学びたくないかな〜🤔😖)


皆が安心して暮らせる日が早く来ますように🙏🏻


とにかく、日本の言葉や文化、習慣などから

学べることってたくさんあります👏🏻😊

私たち日本人はすごい人種なんですよね〜😇

+ + + +

最後に、

この記事がたくさんのスキをいただいたという

お知らせをいただきました。

遅くなってすみません🙇🏻‍♀️


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いつもスキをありがとうございます。

感謝しています🙏🏻❤️


ゆるゆるでも、

また近いうちに記事を書きますので、

これからもよろしくお願い致します🌻

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