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カレーは食べる薬です

 カレーのスパイスは、五臓六腑に効果のある最強の献立だと思います。
そのカレーに、私は旬の野菜を皮ごと入れことで季節病(例えば、春なら花粉症、アレルギー、自律神経のアンバランス、ホルモンバランスの乱れ、頭痛、イライラ、うつ病、パニック障害)の改善もすることができると考えています。

 玉ねぎの皮は、玉ねぎを薄茶皮を水に入れ煎じます。水が半分ほどになったら、汁をこしてカレーに混ぜ合わせます。
 薄皮の茶色の色素(クエルセチン)に降圧作用があるとされ、さらに玉ねぎの皮には血管を拡張して血流をよくし、血圧を下げる効果もあるとされています。

 リンゴなどを入れる時も、胃腸の働きを整えたり、コレステロール値を下げる効果のある水溶性食物繊維のペクチンは、果肉より皮のほうに多く含まれているため、皮ごと入れます。
 芯の部分は、玉ねぎの薄皮茶を煎じたように煮だしてこして、入れます。

 また、漢方に「天人合一」という言葉があり、自然と人間はそもそもひとつであるという意味で、人間も自然の一部であり、自然の変化とともに生きることが大切という考え方です。
 最近の異常気象にいち早く対応しながら、野菜や果物の実を守ってくれている野菜や果物の皮を食べることで、確実に自然治癒力が上がっていくのではないかとも考えています。

 最後に、カレーをその人に合った薬に変身させるためには、その人の国の土地で、さらには生まれた場世の土で育った食べ物が一番効果がある薬になると考えます。
 なぜなら、体質というものがあり、体質は育った気候風土にも関係しているといわれるからです。
 例えば日本では、日本の湿気が多い気候や、気を遣う国民性も体質に影響を及ぼしていると考えられています。

 カレーにその人の国や地域の大地で育った旬の食材を皮ごと丸ごと入れ、愛情をたっぷり入れてグツグツ煮込んだら、「カレー薬」のできあがりです。


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