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大河ドラマ『光る君へ』第29回「母として」

第29回は、定子(高畑充希)の没後に中関白家の栄華を伝える『枕草子』が世に出る逸話が中心的なエピソードでした。まずは、ききょうがまひろを訪ねるシーン…

『枕草子』は褒め称えるものの…
影の無い定子の描き様に異を唱えるまひろ
それに反して定子の神格化?をめざすききょう

ききょうの「一矢報いる」とのセリフが象徴するように、今後の両者の対立を暗示するこのシーンは、残された回全体を通した今作のストーリの軸になるのでしょうねぇ。さらにききょうは伊周(三浦翔平)のところにも、持ち込みます。

伊周は自らの復権と中関白家の再興のための政治的な手段として『枕草子』を用いるようになりますが…

もっともこの企み、隆家(竜星涼)はかなり懐疑的なようです。

さらに状況をややこしくさせたのが、詮子(吉田羊)の今際の一言。

なんと!詮子は道長に伊周を本位に復すよう促しましたが…これに従う道長も相当なシスターコンプレックスかと思っちゃいました。
画して定子の思い出が詰まった『枕草子』は一条天皇の元に届いて…

伊周の狙い通り、一条天皇は抱きしめちゃったり…

狙いどおり事が進んでほくそそえむ伊周。
なんか人相が悪くなってませんかねぇ?

さて、毎度恒例の視聴率の話。前回はこれまでずーっと物語の軸だった定子の退場の回だったのですが、視聴率は11.1%に微増にとどまりました。

大河ドラマ6作の29回までの視聴率

ついでにグラフも…

大河ドラマ6作の29回までの視聴率

前回の視聴率は期待していたのですが…
やはり微増の基調は変わらないのかなぁ?

こうして復権の足がかりを掴んだ伊周ですが…
史実によれば父の道隆(井浦 新)と同様に何事にも自分本位で人望が無く、それ故に事を急ぎすぎて、またもや自滅の道をひた走る…という展開のようです。今回、弟の隆家は兄からは距離を置いて、叔父である道長との良好な関係の維持に腐心したみたいです。今回の兄弟の会話からも伺い知れるように兄の身勝手な振る舞いにウンザリしてたんでしょうかねぇ?兄を見限り、叔父の道長を頼るようになったのは賢明な判断かと思いました。

もちろん今作は紫式部の物語ですし、今回はまひろ vs ききょうを示唆するトピックもふんたんに盛り込まれていたのですが…
どうやら今作のディレクター陣や脚本の大石静の思いの部分が乗っかっていそうな予感があるので、こちらの方は次回を観てから考察しようかな?などと考えているじぃじです。
だって8月11日はオリンピック中継で、またまた休止するそうですから…

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