記事一覧
肩甲骨と上腕骨と肘関節の位置、角度について
写真引用: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ウマ 肩甲骨と上腕骨、そして肘に繋がる位置関係は着目している。 肩甲骨の角度が適切な45度そして、短かくない上腕骨の構成…
カイザーソウルのリハビリプロトコル
普段もそうですが、いつも馬毎にプロトコル短期的から中期的なリハビリプロトコル。
長期的にも、リハビリプロトコルを作成し、実行していきます。
今回のカイザーソウルは、左前肢球節に骨の変形を伴う球節炎=関節炎を認め、治療していることから、以下のプロトコルを作成し、牧場にて実行します。
カイザーソウル
リハビリプロトコル
1週目〜WM運動15-30分
2週目〜WM運動60分
3週目〜週2〜3回のトレッ
血液学的検査のRBC. Ht(PCV), Hb(ヘモグロビン)と生化学検査のALP, AST, GGT, CK, LDHのパラメーターと競走能力の相関関係①
血液検査で測る、競走能力について。
競走能力をクラス別に分け、ハイクラスのグループとロークラスのグループで比較した結果、
ハイクラスの馬の血液検査では、
赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット値が著しく低い事が分かった。
またこれは、ヒトにおいても同様の結果であった。
馬の場合は、赤血球を脾臓に50%蓄える性質があるため、ヒトと同様にはできない。
しかしながら、
赤血球数、ヘモグロビン、ヘマ
血液学的検査のRBC. Ht(PCV), Hb(ヘモグロビン)と生化学検査のALP, AST, GGT, CK, LDHのパラメーターと競走成績の相関関係①
ソウルにて行われた研究にて、検査されたのは21頭のサラブレッド種競走馬。
バックグラウンドとして、共通化するため、1人のトレーナーの元、維持・訓練された。
結果として、先ず、トレーニングされた馬は平均的な馬よ
も、高いヘモグロビン濃度, 赤血球数, ヘマトクリット, ALP, AST, GGT活性を認めた。
血液学的検査と競走成績の相関関係を分析した結果、
赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリ
サラブレッド馬の競走成績と競走前の血液検査との相関関係②
つづきです。
血清生化学検査の項目である。
・アスパラギン酸アミノ転移酵素=AST
・クレアチニンキナーゼ=CK
・乳酸デヒドロゲナーゼ=LDH
これは筋肉損傷の際に上昇する一般的な酵素である。
また、この酵素群はギャロップ=襲歩の際に増加する事が分かった。
また、筋肉損傷時にはCKおよび、AST筋肉由来の活動が増加すると分かっている。
CKの半減期=消失する時期は非常に短いため、運動後、6時間
サラブレッド馬の競走成績と競走前の血液検査との相関関係①
はじめに、
2018年にソウル大学でとても面白い研究論文が発表されています。そうした情報を共有します。
トレーニングの疲労度の指標ともなるし、能力の一部も測れると考えています。
私自身トレーニングを行なっていく中で、自馬の血液検査を定期的に行っており、疲労度をモニタリングしています。
客観的にモニタリングを行うことで、オーバーワークを避ける事ができ、またトレーニングにおける「超回復効果」も期待でき
肩甲骨と上腕骨と肘関節の位置、角度について
写真引用: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ウマ
肩甲骨と上腕骨、そして肘に繋がる位置関係は着目している。
肩甲骨の角度が適切な45度そして、短かくない上腕骨の構成は肝要。
特に上腕骨から肘関節へと繋がるラインには上腕三頭筋があり、肘関節の伸展を担っている。
そして、肘関節は競走馬。
かなり酷使している箇所であり、重要な関節と認識され始めている。
肘関節は、の構
馬の評価についてコンフォーメーション
✔︎馬の重心がどこにあるのかを意識する。
キ甲の付け根から線を垂直に下ろし、それが馬体の真ん中からどのように位置するのか。
後方が好ましい。
✔︎管骨の長さは、長すぎない方が好ましい。
✔︎腹部直下の筋肉=腹直筋はしっかりとしている方が好ましい
✔︎繋が長い馬は、スピードが出にくい。事実故障するリスクが高い。また繋の角度馬45度が好ましい。
✔︎湾膝の馬は故障するリスクが高い。また凸になっ
脚元の外向、内向について
体重の軽い馬では、外向の馬は特に気にならない。
時間経過と共に、真っ直ぐに(内向傾向に).
競走馬はなりやすい→内蹄床を潰しやすい。
小さい頃は多少外向ぐらいで、構わない。
ソエや骨瘤は、その影響によってなりやすいのだが、本来トレーナーや我々はそうした馬のコンフォーメーション上の適性から、適した育成プログラムを提供する必要があると考える。
ただ、凹膝は警戒したい。
どうしても、腕節からそれ以下に
馬を評価する際に見るポイント
✔︎飛節はしっかりとした形状が好ましい。
飛節は骨格上、踵に位置する。
力をブレずに伝えるには、ある一定の大きさがある方が好ましい。
このブレは、俗に言う「緩い」という、言葉の表現にもつながる。
個人的には、ここのブレは嫌うが成長と共に固まる傾向にもある。
その際には、前もって筋肉の質を見ておく。
noteについて、どんな利用をしていこうかと。
何より皆様にとって得になることを、率直に書いていければと考えています。