Linn Evans

穏やかに過ごせますように。

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    拙い文章を書いております。

  • 日常礼賛

    日常礼賛。毎月投稿します。雑多な記録です。

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    不定期です。撮影したものを投稿します。

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我アイヌ

最近の趣味趣向含め 自己紹介ならぬ自己消化させて下さい。 といっても僕は多趣味な人間なので 好きな方を紹介したいなと思います。 音楽家 the cabs people in the box spangle call lilli line Bill Evans Chet Baker 映画監督 John Carney Wong Kar Wai 岩井 俊二 宮崎 駿 漫画家 石田 スイ 浅野 いにお 藤本 タツキ 画家 egon schiele Vilhelm Hamme

    • zakki vol.07072024 「なのなのな」

      冷凍庫から開け放たれる冷気 アイスクリーム!ユースクリーム! アイスクリーム!ユースクリーム! どれにしようかな なのなの なのなの なのなのな これだ!やっぱりこっち! クレーンゲームでよくある確率機の 類いなのではないかと疑ってしまうほど 部屋のエアコン設定に苦戦している 家電製品屋で店員さんの助けを呼びたい 今更、More Than Wordsを 観終わったのですが 夏になると邦画を観たくなるのは 一体、何故なんだろうと考えたときに 邦画と高温多湿は切り離せないよな

      • 黒い装置の黒い空間

        黒い装置の黒い空間 黒い空間の白い点 もしくは 黒い空間の白い点 黒い装置 0もしくは1 打鍵もしくは視覚 隅もしくは端 ダイヤルの配列の羅列の融合のわたし 黒い装置 0もしくは1 打鍵もしくは視覚 隅もしくは端 ダイヤルの配列の羅列の解離のあなた 黒い装置の白い字 もしくは 黒い装置の白い字 みえているからみえていない 点ではなく字でもない 融合もしくは解離のわたし みえているからみえていない 点ではなく字でもない 融合もしくは解離のあなた みえているからみえ

        • zakki vol.16062024「完璧な骨」

          二十代半ばの人たちは きっと将来のことを考えて 行動する時期なんだろうなという ありきたりな悩みをぼんやりと抱いている 周りを見渡すと自分の未成熟さに気付かされる 自分は取り残される側の人間だという事は 分かっているしそれで今は構わないと思っている 曖昧に思っている事に決断をすることが 出来ない性根だから、その分決断したときは きっと強い責任感を持っている事を信じたい まぁ、SNS等で呟いている時点で ろくでもない男なのは確定だけどね 生活費を除くと、たまにライブ観に行っ

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          生F態

          生F態 I. Science and Fiction  最近は、三時間を超過する映画の鑑賞にすら 体力の衰えを感じるようになったけれど、 SF映画だけは僕の眼を惹きつけ、退屈さを忘れさせてくれた。 平凡な暮らしとは無縁の現実離れした物語や 世界の危機に立ち向かう救世主に、僕は憧れていた。 僕のこれまでの人生には喜劇も悲劇もなく ただそこに在るのは、変わり映えしない日常だけだった。  エンドロールが流れると 僕は沈み込んだ腰を上げ、壮大で大迫力なサウンドを 全身で浴びなが

          préparation

          シュミレーション 仮説は正しいのか LHCのように頭をフル回転して 圧縮アップロード 三日三晩寝れなくてさ 一杯のミルクコーヒーを飲んで落ち着こうか 有線ケーブル 絡まりを解いて差し込むと わたしの体温を奪って同期を開始した ふわりと前髪が浮く感覚に陥るの 不意に振り向く姿を思い出して その瞬間 意識が浮遊するの 緑色の液体が溜まった浴槽 しっかりと頭まで浸かって 十秒数えながら沈もうね インスピレーション 空想は虚しいのか LHCのように頭をフル回転して 解凍ダウンロ

          惑星プロレタリア

          地下鉄のプラットフォーム 軋む車輪とレール 溜息と思想 空気中に充満している 地上に飛来するケムトレイル 古ぼけたスノードーム それはまるで砂のリウム 円盤のような雲 正常に動作する 惑星プロレタリア スティイルな匂いだけが漂う 降り積もる塵芥と残滓のアフターワード もういっそ もういっそと唱えるプロンプト 今日もキューブシュガーを献上する そして包み紙に付着した カスみたいなパウダーを舐める 路上ですれ違うのはドブネズミか ガンジャ患者か陰謀論者だ 分断を生むのはコスモ

          惑星プロレタリア

          春も半ばを過ぎて

          なぜ春はこんなにも憂鬱なのだろうか ただ平凡に暮らしているだけなのに なんだか自分が怠け者に思えてしまう四月 空気も生温くて、なにもかも中途半端で あーまじ生きるの下手くそ って思ってしまう死月 なんか凄く気分紛らせたいということで 先月は色々とコンテンツを消費してました。 ずっと公開を待っていた、浅野いにおの初アニメーション、デデデデ前編。まさか、あのちゃんと幾田りらさんが声優だとは思わなかったな。浅野先生もお二人が紅白出演するとは思っていなかったそうですが、さすがの先

          春も半ばを過ぎて

          アンニュイ少女

          アンニュイ少女は  いつの日も窓に映る姿を眺めて まどろんで ゆれて ゆがんで のみこめないで 穏やかな斜陽が 影を落とした頃 君は平気そうな顔で大丈夫と呟いた アンニュイ少女は 虚ろな眼の奥で 窓の下を見下ろした もういっそ もういっそ  このまま溶けてしまいたい そっと呟く そっと首肯く  微かに笑みを溢しながら どうかしてしまいそうで 涙を落とすの アンニュイ少女は いつの日か窓に映る姿を隠して とじこもって しめて とまって はきだせないで 緩やかな空気が

          アンニュイ少女

          Sarjalim

          先日、検定を終えてから、完全に気が抜けてしまった。首が座らず、ぐでっと肩を落としている。ぼぅーっと光合成をしながら、すこしずつ普段の生活とやらの実感を取り戻しつつあるので、こうして文章を綴っている。 一ヶ月、通っていた図書館も試験が終わってから来ると、なんとなく室内が明るくて、ほんの少し広く感じる。空気が緩やかに流れている。何かが解き放たれたように、それが心地よくて、どこか物悲しい。 結果なんてものは、副産物に過ぎないから、あまり気にしていない。それよりもこれから何しよう

          利益のない喫茶店

          やりたいこと、将来の夢か 理想は山の奥に佇む喫茶店のマスターかな。 春には桜が咲いて、夏は緑を感じて 秋は銀杏が舞って、冬は雪が積もって ガラス張りの店内からは 四季折々と湖を一望することが出来るんだ。 営業時間は16時から4時まで。 僕の好きなカセットテープとレコードが 店内には流れているんだ。 僕の好きな本を本棚に並べて それを自由に読むことが出来る。 コーヒーカップはお好きなものをお選び頂けます ご要望であればお選びすることも出来ます。 メニューはブレンド

          利益のない喫茶店

          二月、肌質、映写室。

          サブスクを解禁した ”さよならポエジー”のアルバムを聴いて、 暖かい空気が顔を覗かせている 二月の中を(February)過ごしている。 好きな季節が刹那的に 過ぎ去ってゆくのは何故なのか ファインダーの外は 春が訪れようとしているのに 僕はまだ覗いたまま、冬をじっと見ている。 目を離したら、きっと消えて居なくなってしまうから。 「ねぇ、こっちを向いてよ」 「もう少しだけ、ここに居たい」 「わたしの目を見て」 「どうしたの?」 「………。」「ほら、ね。」 この間、ハイ

          二月、肌質、映写室。

          一圓融合

          新年明けまして、おめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いします。元日に発生した、能登地方の地震は、余震や火災、土砂崩れなど、救助活動が今尚続いている状況です。数十時間が経過して、この地震の被害状況がニュース番組等で報道されています。僕の親戚も新潟の佐渡市に暮らしているので、とても心配です。余震は勿論、断水の被害もあるそうで、早く日常を取り戻せることを願っています。僕は想いを寄せることしか出来ませんが、被災に遭われた方々が少しでも温かく過ごせるよう、僅かではありますが募金

          徒爾

          "spangle call lilli line/tesla"のMVを聴きながら、ぼぅーとしている。十二月の空気は心を浄化してくれる。皆様はゆっくりお過ごしですか。 色々と事が片付いて、ようやく普段の生活に戻れたので、この間用事ついでにヘザウィック建築の麻布台ヒルズを観てきた。デザインされた空間は歩いているだけで楽しい。建物というより新しい街だった。標識のデザインひとつ見ても、それを感じた。レトロヒューチャーというべきなのか、現代人が想像する未来都市ってここ数年でまた景色が

          月令十二態

          永久 其の記憶から離れないと云うような 式日幕無しの月令十二態ではなかったが 其れが決して徒爾でないことは確かだ 緩やかな春も 賑やかな夏も 穏やかな秋も 静かなる冬も 過ぎ去った過去の此れまでも 未だ来ない未来の此れからも あなたが清く正しく美しく なれなかったとしても わたしは茲に至るまでの過程 其の總を肯定するよ

          月令十二態

          I was born

          『I was born』 もう覚えていない 白い君の肢体 微かに夏の匂いがして 得体のしれないそれは 突然消えてしまった うつくしい繭だけを残して それからあとは… I was born. I was born. I was born. 「受動態だよ。」 I was born. I was born. I was born. 「そうなんだね。」 欠落した肢体は 返事もせず 頷きもしない 僕は何故生まれた 何故生まれた I was born. I was born.