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ゼロからはじめた手書く詩人 #3 灯台

ジョージア語バスク語での手書きの詩人をはじめた。これが3作目の詩。両言語の知識がゼロから始めている。翻訳サイトに日本語を入力すれば言語の壁を超える。そして書く、書く、書く。
文字の手書きは楽しい。

今回は初めての文章形式。ここで問題が発生。どうやら、”あなた”を主語にしたせいで、命令形と捉えて翻訳しているらしい。どうやって気づいたかというと、日本語→ジョージア語→英語、としたら命令形になった(英語の命令形は分かりやすい)。バスク語でも同じ様子。それ以外にも、どうやら過去形になっているパターンもあった。

私は文法側から、つまり言語の構造やルールからのアプローチは採用しない。翻訳サイトでのトライ&エラーを繰り返した。
命令形問題も時制問題も、日本語をいくら変えたところで解決できなかった。翻訳結果はいつも命令形だったり、過去形だったり。
原因を考えてみた。
 ・日本語が苦手:日本語の曖昧さの学習が中途半端
 ・周囲の文章を翻訳に利用していない
 ・"あなた"が主語での現在形の文章は典型的ではない
いずれも私では解決できない。仕事においての定数と変数の話とすると、私にとってはすべて定数。

そこで作戦変更。一度日本語を英語にし、そして英語から各言語へ翻訳。
うまく翻訳できた気がする。

バスク語

今回の詩のタイトルは「灯台」、詩の題材の王道。

”あなた”が”duzu”、場合によって”zaude”になる。その違いは不明。
バスク語の文章の1文字目は大文字になるのだが、小文字のままにしてみた。

バスク語「灯台」

"g"にジョージア語の影響が出ている。いや私の書き方ではなく、そもそもgって、アルファベットの中では最もジョージア的。次のジョージア語の雰囲気と見比べてみてください。

ジョージア語

ジョージア語「灯台」

アルファベットの"g"と似た雰囲気のある文字がたくさんある。とにかく丸っこく、R(円のような曲がった部分)が多い。それがジョージア語。

ジョージア語は主語が省略できるらしい。ひょっとしたら省略するしないに法則があるのかもしれないが、今のところその法則を見つけていない。
とりあえず省略しない方が正式っぽいので、省略しなかった。

そしてついに登場した子音の連続。2行目の2単語目のრგვლ(あえて言うならrgzlに相当)。子音が連続するのがジョージア語の特徴らしい。それを実感。四つ連続は多すぎる。英語でも二つはあるし、これまでの詩にも二つや三つはあった。それが四つ連続とは。

手書きの詩だから、子音であろうと母音であろうと関係ない。一文字は一文字。ところが手書きとはいえ、私は声に出して書いているのだ。一文字一文字を書きながら、読んでいる。声に出しながら、書いている。声に出すと、ペンの運びにリズムが出る。リズムが出ると、体が字を覚える。頭よりも体の方が信頼できる。

子音母音のペアは、一発音で二文字書く。ローマ字のような感じだから、これは問題なし。
母音が次にこない子音が登場したときどうするか。子音だけを発音することになる。日本語ネイティブには難しい。母音なし子音は日本語には概念がない。私なりに「子音だけ発音」をトライ&エラーしている。正解なきトライ&エラー。

私なりにできているつもりの単独子音の発音を分析してみると、
声帯の振動による音を極力ゼロにし、声の元として喉の奥から出てくる空気を口の中の障害物に当てることにより空気に運動を与えて外に出す
という感じ。
この方法だと、子音をそれっぽく発音できる。子音の独立発音を実現。

私の単独子音の発音がジョージア語として正しいかどうかは不明。そもそも私の空気運動方式が子音に有効かどうかも不明。
AI読み上げサイト(https://ondoku3.com/ja/)で聞いた限りでは、悪くはない。

ちなみにジョージア語には大文字がないので、1文字目は小文字のままでOK。これは調べました。

詩の日本語はこれ↓

「灯台」
あなたは帽子を脱ぐ
あなたは周りを見る
あなたは迷う
あなたは踊る

タイトルの「灯台」のジョージア語もバスク語もまだ知らない。調べれば分かるのだが、とりあえず日本語のままで。

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自分に目的がないと相手が仲間かどうかを判断できない、というのが世の中のセオリーであることは知っています。
この活動の目的って何だろう。考えておきます。

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