見出し画像

エコ事記便り2023.05 日本神話ウェブサイトスタート!

これまで私は、日本神話を題材に、女性の視点から再構築して日本国内外で作品を作ってきたわけですが、一方で、古事記原文に沿った形のものも、きちんと届けたいという想いがありました。「新訳古事記」だけじゃなくて「古事記」も届けたいという想いです。

だけど、どうせ伝えるなら、一柱も漏れ落ちることなく、古事記にでてくる全部の神様を伝えたい。有名な神様だけじゃない。なんの神様かわからない、そんな半ば忘れられたような神様も伝えたい。って、そもそも、古事記にでてくる神様を、私が取捨選択してはいけない気がする・・・。

日本神話は神様の名前が非常に難しく、日本人でも意味がわからないものもあるほど。でも、それを海外の方々にも、ちゃんと伝えたかったのです。神様の名前の読み方も、漢字から伝わる意味も、そしてなんの神様かということも、全部ちゃんと伝えたいと思ったのです。翻訳は難しく、思ったより長い時間がかかってしまいましたが、この度、ついに最初の一歩をスタートさせることができました。何度もやりとりしてくれた翻訳家さんたちに感謝です。そのおかげで、神様の名前の読み方も、漢字から伝わる意味も、そしてなんの神様かということも、全部ちゃんと伝えられるような形になったかな?と思っています。

今はまだ、冒頭のイザナギ・イザナミ神話のみですが、これから少しずつ物語は増えてゆきます。お知り合いにご興味があるお友達がいらっしゃいましたら、ぜひともこのサイトをご紹介ください🌈

ちなみに「古事記」は、「日本最古の歴史書」と言われています。そう、ヤマタノオロチとか因幡の白兎が、「歴史」という位置付けなのです。日本はなんてファンタジックな国なのか。その物語に登場する神々が、今も神社でまつられていて、神社では途絶えることなく祈りが捧げられている。これってすごいことだと思いませんか?なんだか、今を生きる私たちみんなが、この大きな物語の一部なのかもしれないとも感じられてしまいます。

「神話」は宗教でも政治でもなく、国の物語であり、つきつめればこの「地球」の「文化」です。それは、海外公演をすればするほど、確信をもって私の胸にせまってきます。

これからも、日本で、そして世界中で、日本神話を、歌で、踊りで、言葉で、私が考えられるすべてを使って表現してゆきます。

⛩TALES OF JAPAN⛩ *日本語、英語、フランス語https://japanesemyth.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?