【Mt. Rishiri 利尻山】

島一つが山というか山一つが島というか他に部類を見ない特別な山。
頂上からは360°どこを見ても海岸線が見える。
また、Sea to Sumit(海抜ゼロから頂上)を楽しめるのもこの山の特徴。

撮影機材:DJI Mavic Mini
https://a.r10.to/TEHqln
編集機材:iMovie

深田久弥の『日本百名山』に最初に登場するのが、日本最北端の利尻山だ。氏は利尻山を「島全体が一つの頂点に引きしぼられて天に向かっている。こんなみごとな海上の山は利尻岳だけである」と称賛している。別名利尻富士とも呼ばれ、昭和49年(1974)に利尻礼文(れぶん)サロベツ国立公園に指定された。
 アイヌ語でリイシリは「高い島山」を意味する。古くから高くそびえるその美しい姿は航海や漁場の目印とされた。人々はその山に航海の安全を祈り、豊漁を祈願した。山は海からも信仰されあがめられたのだ。ついに明治23年(1890)ごろ、修験者・天野磯次郎が鴛泊(おしどまり)から利尻山頂上まで登山道を開削したと伝えられている。
 登山コースは3つあるが、鴛泊コースが一般的だ。鬼脇(おにわき)コースは9合目の崩壊が著しく登山禁止になっている。鴛泊コースは3合目のキャンプ場まで車で入れ、便利である。トドマツの鬱蒼とした山道を行くと、冷たい湧水があふれる甘露泉の水場がある。登るにつれダケカンバやミヤマハンノキが続き、6合目を過ぎると尾根も急になりジグザグの登りとなる。8合目の石碑のあるピークが一等三角点のある長官山(ちようかんざん)だ。展望が開け、礼文島が見下ろせる。少し上に避難小屋がある。長官山から尾根をたどるが次第に登りもきつく、足場も悪くなる。9合目は高山植物帯で、沓形(くつがた)コース分岐を通過し、急斜面を直登すると頂上である。頂上には三角点と小さな祠があり、北峰とも呼ばれている。頂上は三峰に分かれ、最高地点は南の南峰であるが、一般の登山者向ではない。3合目から頂上までは約4時間30分。
 沓形コースは沓形登山口から舗装された車道と旧登山道(荒廃)がある。見返台を過ぎると7合目に避難小屋がある。三眺山(さんちようざん)に達すると高度差500mの西壁、鋸の刃のように切り立った南稜や、仙法志(せんぼうし)稜などが間近に望まれ圧巻である。ガレ場を注意しながら登ると鴛泊コースの分岐に達する。沓形登山口から頂上まで約6時間。
 山はまた、高山植物の宝庫でもあり、リシリヒナゲシ、リシリオウギ、ボタンキンバイなどこの地に特有の植物が多い。利尻山の南斜面にチシマザクラの群落が発見され、北海道の天然記念物にも指定された。
 利尻山のバリエーションルートの開拓は、徒歩渓流会の川上晃良らが、昭和25年(1950)12月、鬼脇から入山。南稜の試登を繰り返し、翌年2月、川上が単独で東稜から挑み、登頂に成功した。これをきっかけに大学山岳部や社会人山岳団体がこれらのバリエーションルートに挑み、数多くの登攀記録を樹立した。

山と渓谷webより抜粋
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