テレワークが浸透しない理由
テレワークとは情報通信機器などを活用して、時間や場所の制約を受けずに働くことができる勤務形態です。本来ならば柔軟に勤務することができるのですが、日本では今までテレワークというものがありませんでした。
テレワークは社員の家や喫茶店などで仕事を行うために上司が目で見て管理することができません。そこで社員がさぼらないようにするためにこんな監視ツールがあるということをTwitterでつぶやいてみました。
テレワーク監視ツール
・着席ボタン、退席ボタン
・数分おきに画面をキャプチャー
・マウスの動きやキーボードの動きを記録
・位置情報確認
こんなツールがあることをつぶやいたらすごい反響がありました。たくさんリプもいただきましたし、リツイートもしてもらいました。
今回のテレワークの監視はこの一言で片づけられます。
テレワークでは柔軟で自由な働きができることが売りであるのにも関わらず監視されるということでテレワークのいいところをつぶされている感じです。
本当に囚人扱いです。
日本の労働については時間について評価されることが多かったため仕事に関する評価というのができていません。
そのため新しい働きであるテレワークでも時間を管理するために監視ツールを入れて時間通り働いているかどうか、さぼっていないかどうかを上司の目と機械を使って監視するしかないのです。
また日本式の仕事のやり方にも問題があります。何か仕事を達成するために日本ではチームを重んじるためにチームで仕事をしてきました。したがって仕事ができる人と仕事ができない人も一緒に仕事をすることになります。
チームで動いていた場合には仕事のできない人はチームの中にまぎれていていたため仕事をさぼっているということはあまり表に出てきません。しかし個々で仕事をするテレワークになると仕事の良し悪しが分かるようになります。仕事をできる人は効率的に仕事をして時間が余ります、仕事のできない人は時間があっても仕事ができません。
仕事のできる人とできない人の差がテレワークをすることによりあぶり出されるわけです。仕事ができる人は正当に評価してもらいたいですし、仕事のできない人はテレワークに反対するでしょう。
このように仕事を正当に評価できる仕組みがないのにテレワークを導入することはかなり難しいといえます。
このようにテレワークを導入するにしても土台がないために浸透しないのです。しかしこれからはテレワークをする会社がどんどん増えていきます。
テレワークの土台ができている会社はどんどんテレワーク化が進み、できない会社は世間からおいてけてぼりになり淘汰されてしまうという状態になっていくと思います。
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