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『託す』こと、『待つ』こと。


退職まで、のこり1週間となりました。

新卒で入って3年と4か月、悪くない営業生活でした。

いまは毎日、3~5つのお客様のところへ伺って、これまでの御礼と引き継ぎをしています。


引き継ぎをしていると、僕のほうが先方とうまく話せるんです。年単位でこれまで関わってきたので、それは当然ですよね。

でも、これからは後任が、お客様のお役に立てるように頑張るんです。ですから、後任に光を当てて、自分の影はなるべく消します。

それはつまり、とってもお世話になったステキな方々を、後任に『託す』んです。

とはいいつつ…

「このお客様は2分以内に話してね。端的にね。」
「こちらのお客様は、頻繁に笑いを入れてね。」
「あちらのお客様は、ゆっくり、ひたすら話きいてね。」


そんなふうな注意事項がいっぱいあります。だから、自分で話をしたくなっちゃう気持ちをなるべく抑えます。

僕はもっと関わりたいけど、もう関われないから、想いを言葉と態度で残していくんです。
ビジネスライクだったとしても、お客様にご教授いただき、ご指摘いただき、救われ、認められ、共創していく。そんな関わりを存分に楽しませていただきました。


後任たちには、どうかそれを知っておいてほしい。



『待つ』

果報は寝て待て
人事を尽くして天命を待つ

『託す』とちがって、『待つ』はこれからも自分が関わるのに、今の自分にやれることややるべきことがない状態です。

あんまり、『待つ』のは得意じゃありません。

営業だったこともあってか、主導権を持ちたくなっちゃうし、やれることはなるべく全部やりたくなっちゃう。

けどそれは、本当はおこがましくて。

信頼しているからこそ、、、



いやぁ~、、、
親ってすごいなって思いました。笑

学生のころ、ボリビア・ペルーを1か月間で旅してたんです。

それなりに大変なことはあったし、怖い思いもしたけど、自分の力で乗り越えようとする努力ができました。

でも、親や家族はひたすら『待つ』をしてたんですよね。

日本の裏側にいるから何もできないし、そもそも挑戦しに行ったんだから、当時のぼくに手を差し伸べるべきでもないし。


そんななかで、
小さいけどやれることをしてくれました。

旅立つ日にはLINEで『いってらっしゃい』と、
帰国した日には直接空港で『おかえり』と。

ただそれだけを言ってくれました。



『いってらっしゃい。』と『おかえり。』

ひたすら『待つ』辛い日々を過ごしてくれることに感謝しながら
『いってきます。』と『ただいま。』を伝えられるようになりたいですね。




今夜は夜風がきもちいいです。

お風呂あがりに火照った体温をすぅーっと、下げてくれます。気持ちよく眠れそうだ。



旅立つあなたへ。
『いってらっしゃい。』



2020年7月22日
しっぱいノート173日目
えだちゃん。

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