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【世界旅行記】イタリア ベネチア編

2018年9月4日~9月5日の二日間滞在したイタリアの水の都ベネチアについておすすめのスポットを紹介していきます!

使ったお金は、94.9ユーロでした!(宿泊費44ユーロ、食費30.7ユーロ、移動費5.2ユーロ、スロベニア行きのバス代15ユーロ)

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【バス】フィレンツェからベネチアへの行き方

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フィレンツェからベネチアへ行く場合は、ボローニャなどを通過して北上していくことになります。

自動車での所有時間は約3時間(269km)です。私もフィレンツェを13時に出発して16時頃にベネチアに到着することができました。

今回もFlixBusを利用してフィレンツェ~ベネチア間を14ユーロ(1,800円)で移動することができました。


バックパッカーにおすすめの安宿「Anda Venice Hostel」

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今回のホステル「Anda Venice Hostel」はベネチアで安宿を探している人には超おすすめです!

ベネチア中心部へ行く電車の乗り場である「Venice Mestre駅」はとても近くアクセスは大変良いです。(FlixBusのバス停からも徒歩3分の近さでした)


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男女共有のドミトリーが1泊22ユーロ(2,850円)と他の格安ホステルに比べると少々高めですが、アクセスの良さと設備の綺麗さを加味すると決して高いとは思いませんでした。


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フロントデスクにAppleのMacが並び、スタッフの対応も良く、洗練されたホステルのように感じました!

共同ルームには、ハンモックがあったりおしゃれな空間が広がっていてとても”チルい”んです!

Anda Venice Hostel おすすめ度 ★★★


まるで別世界!水の都「ベネチア」へGo!

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ホステルの近くにあるVenice Mestre駅で1.3ユーロ(170円)の電車の切符を買い、Venezia Santa Lucia駅に向かいます!

カラフルな座席の電車に乗り、約10分で到着しました。


水の都『ベネチア』の街を散策♪

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Venezia Santa Lucia駅を降りて最初に見えるのはこの素晴らしい景色!

“アドリア海の女王”とも言われる街並みはとても美しいです!

陽の光で輝く運河「カナル・グランデ」には人を乗せたゴンドラが走っています。

私は一目でベネチアの街に心を奪われました。。。

上の写真の奥に見える「スカルツィ橋」を渡り、内部へと入っていきましょう!


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ベネチアはヴェネト州にある県で、約120の小島、170以上の運河、400余りの橋からなる街です。

車は走っておらず、水上バスやゴンドラが移動手段となります。

街自体は端から端まで徒歩1時間もかかりません。

ベネチアは2~3日あれば主要な観光地は網羅できるので、街の景色をゆっくりと堪能するのがおすすめです!


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水上マーケットを見つけました!

船上で売られている野菜や果物はとても美味しそうです。


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※建物の運河側の壁には扉がありました


高評価サンドイッチ店「Bar Alla Toletta」

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ベネチアで有名なサンドイッチ屋「Bar Alla Toletta」にやってきました!

店の前は狭い小道になっていますが長い行列ができています。

ようやく店内に入ると、さらに人で溢れかえっていました。。。

大声で客の注文を聞き、お金をもらってサンドイッチを渡す様はまるで戦争です。


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メニューが多すぎてその場で決めるのは一苦労なので、事前にこちらのサイトからメニューを確認しておくのがベスト!

http://fasteat.it/menu/bar-la-toletta

私が選んだのは「Tramezzino porchetta」というハムが沢山入ったサンドイッチ1.6ユーロ(200円)。

マヨネーズの味が強いですが、ハムがたくさん入っていて美味しかったです!

Bar Alla Toletta おすすめ度 ★★


レンガ造りの「サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂」

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茶色がかったレンガがベネチアの美しい街並みによく似合うのは「サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂」です。

多くのヴェネツィアの教会は外観が簡素なものが多く、こちらの聖堂も比較的シンプルです。

聖堂の鐘楼はヴェネツィアで2番目に高いとのこと。

1330 年代に完成したゴシック様式の教会で著名な画家がこの聖堂に埋葬されています。

サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂 おすすめ度 ★


一生に一度は見たい!魅惑の仮面舞踏会「ベネチアカーニバル」

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世界三大カーニバルである「ベネチアカーニバル」がここベネチアで毎年2月に開催されます。

年間300万人が訪れるベネチアカーニバルは、1162年に起きた抗争での勝利を仮面をつけて祝福したことが起源だと言われています。


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ベネチアの街中にベネチアカーニバルの仮面が売られていて、安いものなら5ユーロ(650円)ほどで買えるようです。

ぜひともベネチアカーニバルの際に訪れたいものです!


知る人ぞ知るフリット専門店「Acqua e Mais」

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Acqua e Mais」は赤いチャーミングな屋根が特徴的なフリット(揚げ物)の専門店です。

ベネチアの”ベストストリートフード”と言われ、Yelp(グルメアプリ)でも高評価です!

窓越しから見えるフリットがとっても美味しそう。

「あれがほしい!」と指をさして注文してみてください!

Acqua e Mais おすすめ度 ★★


お土産の大定番「ベネチアングラス」

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ベネチアでお土産の定番と言えば、13世紀から作られてきた伝統工芸品「ベネチアングラス」でしょう!

リアルト橋へと続く道にはベネチアングラスを売る商店が並んでいます。

日本で買うと数万円のベネチアングラスが数千円で買えたりします!

割れ物なので持って帰る際は注意が必要ですがお土産に一ついかがでしょうか?


大運河に架かる白い巨象「リアルト橋」

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リアルト橋は16 世紀に作られた石造りの屋根付きの橋で、ベネチアの運河カナル・グランデに架かる橋の一つです。

橋の上はアーケードになっていて、商店が立ち並んでいます。

ゴンドラや船が通るカナル・グランデを眺めているだけであっという間に時間がたちそうです!


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夕暮れ時のリアルト橋は昼間とはまた違った顔をみせます。

徐々に沈む夕日がカナル・グランデを照らし、あたりの建物をオレンジ色に染めます。

夕暮れ時のリアルト橋から見る景色も絶景です!

リアルト橋 おすすめ度 ★★★



一度は乗りたいベネチア名物「ゴンドラ」

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ベネチアの至るところにゴンドラ乗り場があり、いかしたゴンドリエーレ(ゴンドラの船頭)が次々と観光客を乗せていきます。

30分で80ユーロ(10,350円)と決して安いものではありませんが、せっかくベネチアに来たのならば一度はチャレンジする価値があります。


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ゴンドラに乗っている人は皆とても楽しそうです。

ゴンドリエーレはボーダー柄の特徴的な服を着ています。

高給な職業であるゴンドリエーレが通うレストランは美味しい店が多いという言い伝えがあるそうな。。。


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ゴンドラだけでなく様々なタイプの船が運河を通り抜けていきます。

街を歩きながらその光景を見ているだけでも楽しいです!


コスティトゥツィオーネ橋

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Venezia Santa Lucia駅を降りて南側にあるのがこの近代的な造りの「コスティトゥツィオーネ橋」です。

コスティトゥツィオーネ橋は、北側にあるのはスカルツィ橋と比べると、より新しく綺麗な橋でガラス越しに運河を見渡せます。

まずは北のスカルツィ橋からベネチア中心部へと入っていき、帰りは夕暮れを楽しみながら南のコスティトゥツィオーネ橋を渡るなんていう楽しみ方もおすすめです!

コスティトゥツィオーネ橋 おすすめ度 ★★


ベネチアの夕焼けを撮るなら「アッカデーミア橋」

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アッカデーミア橋」は夕焼けの撮影スポットになっている木造の橋です

世界中の恋人たちが付けたであろう複数の南京錠が飾られています。

海カモメが飛びから光景はとても気持ちが良い!

アッカデーミア橋 おすすめ度 ★


黒死病終焉を祈って建てられた「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂」

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海の玄関口にそびえたつのは「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂」です。

丸天井が特徴なバロック様式の教会は、1600年代にイタリアで流行した黒死病の終焉を祈願し聖母マリアに捧げる聖堂として創設されました。


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聖堂の前で人々は腰掛けながらそれぞれの時間を過ごしている光景がのどかで心地よいです。

若者達は聖堂の前に広がる運河の絵を熱心に書いていました。

私も持っていたペンと紙で彼らと同様に絵を描きました。


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絵を描いている間、鳩が目の前を通り、海カモメが頭上を横切ります。

時間がゆっくりと流れるこの街は本当に素晴らしい!

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂 おすすめ度 ★★★


ナポレオンが賞賛した「サン・マルコ広場」

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12 世紀にさかのぼる歴史を持つ「サン・マルコ広場」はかの有名なナポレオンが”ヨーロッパで最も美しい”と賞賛したと言われており、「ドゥカーレ宮殿」や「サン・マルコ寺院」などの歴史的建造物が立ち並びます。

海辺が近いことから、アクア・アルタ(満潮)という現象が発生すると、広場一体が浸水してしまうこともあるそうです。


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ドゥカーレ宮殿は8世紀に建てられ、12世紀ごろまで宮殿として使用されていました。

1797年まで1000年以上続いたベネチア共和国の総督邸兼政庁にあたるのがこのドゥカーレ宮殿です。


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広場に高くそびえたつのはレンガ造りが印象的な「ヴェネツィアの鐘楼」。

1514年に完成したこの鐘楼は、高さは98.6mあり、ベネチアの有名な観光地の一つです。

鐘楼の頂上には金色の大天使ガブリエルの像があります。


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1500年頃に完成した「サン マルコ時計塔」も負けじと美しいです。

青色の時計には12星座が描かれています。


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5つの丸い屋根が並ぶ「サン・マルコ寺院」はベネチアで最も有名な大聖堂です。

聖堂内は、黄金に煌く壁や天井、祭壇には2,000個もの眩い宝石が埋め込まれた黄金のついたてが特徴的です。

サン・マルコ広場 おすすめ度 ★★★


ベネチア最古のカフェ「FLORIAN」でカフェラテを!

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1720年開業のベネチア最古のカフェ「FLORIAN」は広場の中で最も堂々としている。

このお店はカフェラテの発祥店でもあります。

カフェラテは1杯9ユーロ(1100円)と若干高めの設定ですが、発祥店の味を知るには決して高すぎる価格ではないと思います。


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店先では白いスーツを着た演奏者たちがピアノやバイオリンを弾いていて過ごしやすい空間になっていました。

FLORIAN おすすめ度 ★★★


「ため息橋」で誓う永遠の愛

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広場の近くにあるのは有名な観光スポット「ため息橋」です。

ドゥカーレ宮殿から監獄へ向かう際に囚人たちが渡った橋で、囚人たちがこの橋の上でため息をついたことから「ため息橋」と言われています。

この橋が有名な理由は、ゴンドラに乗って”橋の下をくぐる間にキスをすれば永遠の愛を誓うことができる”という言い伝えです。

橋を眺めているとゴンドラに乗った一組の西洋人カップルがちょうどキスをしました!

ため息橋 おすすめ度 ★★★


海にたたずむ『サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂』

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サン・マルコ広場のすぐ目の前には海が広がっていて、太陽の光が水面に反射し輝いています。

海の先には落ち着いた佇まいの茶色の建物「サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂」が見えます。

聖堂へは水上バスを乗ると数分でたどり着きます。

サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂 おすすめ度 ★★


ティラミスの名店「I Tre Mercanti」

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こちらは言わずと知れたティラミスの名店「I Tre Mercanti」です!

ティラミスは一つ4ユーロ(520円)ほどです。

ティラミスは1960年代にベネチア近くの街トレヴィーゾで最初作られたため、ベネチアでもティラミスを特産品として扱っています。

I Tre Mercanti おすすめ度 ★★★


「Osteria Da Alberto」でイタリア式アぺリティーボ

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Osteria Da Alberto」はベネチアを代表する食前酒「Venice Spritz(ベニススプリッツ)」が飲めるお店です。

ベニススプリッツとは甘みと少しの苦みがあり、オレンジ色が特徴的なベネチア発祥のカクテルです。

ベネチアではレストランやカフェでこのベニススプリッツを飲んでいる人をよく目にします。

こちらの店を知った理由は、前日に店の前を通った際に、ダンディな紳士がベニススプリッツ片手に夕焼けを眺める姿がとてもカッコ良かったからです。


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今回はベニススプリッツとベネチア名物「Sarde in saor」(サルデインサオール)を注文しました!

店内で食事することも可能ですが、店外の樽テーブルが雰囲気が良かったのでこちらの席で景色を見ながら食事をすることにしました。

ベニススプリッツは2ユーロ(260円)、サルデインサオール2.5ユーロ(320円)はバゲットがついてきます。

気になるサルデインサオールの味は完全にアジの南蛮漬けでした(笑)


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オレンジ色のベニススプリッツがベネチアの夕暮れの空にとても似合います!

ベニススプリッツのアルコールとベネチアの綺麗な景色が気分を良くしてくれました。

イタリアには”アぺリティーボ”という食前に軽くお酒を飲んだり、おつまみを食べたりするという習慣があります。

イタリアに来た際はぜひアぺリティーボをお楽しみください♪

Osteria Da Alberto おすすめ度 ★★★


ベネチアNo1.テイクアウトパスタ『Dal Moro’s』

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こちらはyelp(グルメアプリ)で1位のパスタ屋「Dal Moro’s」です。

頭上にあるメニューを見て注文する仕組みで、テイクアウト専門のため店内は狭いです。

イカスミパスタ5ユーロ(640円)とティラミス3.5ユーロ(450円)を注文しました。


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ベネチアはイカスミパスタが有名です。

ここではパスタがテイクアウトカップで提供されるようです。

白い服を着ている人は真っ黒なソースが付かないよう要注意です!

さあ気になるその味は、、、感無量です!!

ソースは真っ黒な見た目とは裏腹にトマトベースの味がして、イカスミの風味が押し寄せてきます。これは毎日食べられます!


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ティラミスも美味しいです。

ティラミスもベネチアの近くで生まれたスイーツです。

ベネチアの特産2品を堪能しました!


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店の前の道は路地になっていてすごく狭いです。

20:30に閉店なのでディナーはお早めに!

Dal Moro’s おすすめ度 ★★★


ベネチア最安値のパスタ屋「Bigoi」

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「Bigoi」はyelp(グルメアプリ)で第2位の評価のテイクアウト専門パスタ屋さんです。

全商品が5~6.5€とおそらくベネチア最安値!?だと思います。

予算が少ないトラベラーには非常におすすめのお店です!

パスタはテイクアウト用のカップで提供されますが店内でも飲食可能です。


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店員さんおすすめのduck(ダック)を注文しました。お会計は6.5ユーロ(830円)。

パスタの上にはトマトベースに味付けされたミンチ状のカモ肉がのり、大量のパルメザンチーズがかけられています。

注文をうけてから麺を茹で、お客さんが選んだソースをかける効率化されたオペレーションも特徴のパスタでした!

Bigoi おすすめ度 ★★


お口直しのジェラートも忘れずに!

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ディナーの帰りにジェラートを1.5ユーロ(200円)を買いました。

イタリアの他の街と同じように、ベネチアも街中にジェラート屋さんがあります。

チョコミント味のジェラートが付かれた体に染みました。。。


幻想的なベネチアの夜景に酔いしれる

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すっかり日が暮れてきました。

夜のベネチアの街並みは昼間とはまた違った景色になります。

細い抜け道が多いベネチアの中心地は夜になると真っ暗になるので注意が必要です。

駅近くのリアルト橋の周辺は飲食店もあって比較的明るいです。


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建物の明かりで光り輝くカナルグランデの水面には、一日の役目を終えたゴンドラが羽を休めています。

テラス席があるレストランは人気で人が多く、人々は綺麗な景色と美味しいシーフードを楽しんでいます。

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いかがでしたでしょうか。水の都『ベネチア』に行きたくなりましたか?

ヨーロッパ周遊旅を終えた私ですが圧倒的に綺麗な景色を持っているベネチアが一番好きな都市だと思っています!

ここから下は帰りの電車が遅延した話について記していきます。


電車の遅延も楽しむイタリア人

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Venezia Santa Lucia駅に到着しました。

切符を買い、ホステルの最寄り駅を目指しましたが電車が一向に動きません。。

イタリア語でアナウンスが入ると、乗客達は電車を降りて一斉に駅員に群がっていきました。

駅員にどの電車に乗ればよいか聞くと、彼は手に持っていたタブレットで調べてくれました。

そして、「30分後に出発する電車がある」と言いましたが、スマートフォンで調べてみると5分後に出発する便があるようでした。


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しかし、その電車に乗ったはいいが一向に動きません。

再度イタリア語でアナウンスが流れ、乗客たちは揃って「No~!」と言うものの、怒ることもせず皆陽気に話しています。

隣の若い男性によると、人身事故があって救急隊が出動しているとのこと。

ようやく電車が動き出すと、車内に拍手と歓声があがりました。

これもまた貴重な旅の経験でした!

最後までお読みいただき有難うございました。

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