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読書はビジネス性・人間性を高めるビタミン

読書週間
毎年10月27日~11月9日までの二週間が設定されている。平和な文化国家を作るという主旨のもと、戦後から間もなく制定されていると聞いています。私は普段より読書をたしなんでいるほうなので、意識を高く持っていますが、国民的な行事として定着している?かは疑問が残ります。もちろんデジタルの世代では、紙ベースではなく画面でスクロールしながら「読む」という行為もあり、更には「聴く」という行為あるでしょうが、多少は荷物になるかもしれないが、紙面ベースで紅葉の息吹を感じながら、自然豊かな秋の気配と共に外の空気の中や公園などで読書するのも情緒的で良いと思います。

読書というのは、人に対して様々な効果があると研究論文等でも発表されているそうです。確かに語彙力が向上したり、読解力、共感力、論理的な思考力など、創造性を豊かに向上してくれる効果があると自分でも納得するし、本をたくさん読んでいる人には、そういう協調性を感じてしまいます。メリットがたくさんあるように思える一方で、デメリットは無いように思えます。さらに読書で面白いのは「タイミング」ですね。同じ本を読んでいるはずなのに、異なる日々の中で、同じ本なのに読むタイミングによって、感じ方というか捉え方に変化をもたらせてくれます。

コラムの中でも書いていますが、最近はビジネス本よりも小説の方をたくさん読んでいます。年齢的に制限を入れるつもりはありませんが、五十代後半くらいからでしょうか、100円で販売されているブックオフの中古単行本を手にしてからでしょうか、小説の方を圧倒的に読んでいます。ただ、ビジネス本と異なり小説は物語としての「会話」があるので斜め読みなどができず、多くの時間を費やすことになりますが、小説としての完成度よりも、物語の主旨や作者の想いを含め、「感動」を味わえたりする上で、とても気に入っています。同じ小説でも映画にしてしまえば、二時間前後でまとめなければならないでしょうし、原作を忠実に再現させるにも、配役というか役柄を選択することは最も重要なことだろうと思いますが、原作にはそれ以上の感情移入された言動が手に取るように掴むことができます。

ビジネス本はどちらかを言うと、仕事する上での気づきや指南など、反省点を活かし課題点や目的を得る上で教示してくれるので、ある意味、目から鱗が落ちるという発見はあるが、「感動」を味わうことが無いのである。よってコンサルティング系よりも、ノンフィクション作品の方が、歴史観や人物像、社会・経済的背景なども堪能することができるので、心に響く感動を与えてくれるのである。つまり、心に響くか響かないかの線引きだろうか、そういう意味合いではタレントやアイドルの写真集なども、写真家によって撮られた表情に感動する一枚があることは事実である。。。 

「読書週間」の間だけでなく、ぜひ身体の栄養的ビタミンを摂る意味合いでも、日々において「読書習慣」にしてもらいたいものです。

昨今、AIがIT業界だけでなく一般企業にまで日常の仕事界隈でも席巻しているのでしょうか。大手企業は人材豊富な上に戦略上においても、容易に専門部署を設置したりすることもあるでしょうが、中小零細企業にまでAIを導入して生産性を高める動きが出ています。但し、導入する上での戦略立案(目的)も無く「ただ使って下さいだけじゃ」目の前にある業務をすっ飛ばして目くじら立てて導入することは控えた方が良いだろうと思います。

お客様と直接向き合い先頭に立っているスタッフからして見れば、SMS対応としてショートメールを活用して来店向上を促している成功事例の会社を研究して導入した方が、具体的で即効性が高いように思えます。具体性に欠けることはもちろんのこと、それよりも「笑顔」を大事にすることなど「挨拶」することを心がけてもらいたい。基本の基礎を鍛錬しないで、挨拶もできないで、人間力を高めないで、デジタルを推進し、AI技術に頼った商売は、個人が満足しても市場からは淘汰されることでしょう。意味合いも方法論を掛け間違えてしまっては、本末転倒です。デジタル社会である以上、否定するつもりはないが「目的」をしっかり持って取り組みましょう。

読書と言ってしまえば、それまでになるとは思いますが、地域広報誌というのでしょうか、回覧板で回っている、行政の広報誌があります。40Pほどの薄い冊子ですが、私は若い時から好んで読むようにしています。毎月1日に発行されるもので、必ず戸別配布として届けてくれるのですが、財源はもちろん税金と一部の広告によるスポンサー企業でしょうか。自分の街の様子やイベント開催など、市政のトピックスなども紹介されています。自分が住んでいる街への愛着心というのを「持って下さい」とまで言わなくても、市県民税などの税金を収めている納税者です。日本国民として誇りを持っているならば、自分が住んでいる街が元気で活性化されていて、豊かな街へと発展する気持ちを大事にし、そこに暮らしている確かな足跡を、地元住民としての足跡を感じてもらいたいものです。

頑張れ!埼玉!飛んで埼玉!