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春の訪れ!イースターって実際何するの??世界のイースターをご紹介

Hi, everyone!
ECC公式note編集部です。

今年は暖冬で、2月でも暖かい日が多かったですね。
私は代謝がすこぶる良いので、電車の中が暑くて大変でした。
3月に入り、桜の開花予想なんかを目にするといよいよ春の訪れを感じます。

春の訪れを祝う行事といえばキリスト教の「イースター(復活祭)」があります。日本ではイースターのイベントというと、ディズニーランドやUSJなどのテーマパークで行われる期間限定イベントが有名でしょうか。

イースターとはなにか、イースターの日付の決め方などについては、ECCのポータルサイト「ECCフォリラン!」の記事で取り上げています♪こちらもぜひご覧ください。

■イースター(復活祭)って何の日?行事や起源に関する英語フレーズなどを紹介します

イースターってなんとなく、カラフルな卵とうさぎというイメージがありますよね。でも、実際どんなことをするのだろう…?
今回は、世界各国のイースターの習慣やイースター料理について調べてみました!
それぞれ国によって違いがあり、おもしろいですよ。




イースターの定番料理

イースター前に断食を行う宗派や地域も多く、イースター当日には控えていた肉料理や卵を使った料理を振る舞うのが定番。メインメニューはラム肉が一般的です。

理由は諸説ありますが、神罰から逃れるため子羊をささげたという逸話と、キリストが人々の罪を背負った「神の子羊」であるという説からきているとされています。このありがたさを思い出すために、シンボルとしてラム肉が食べられるそうです。


世界各国のイースターをご紹介!

イタリア

イタリア語ではイースターを「パスクア」といいます。
イースターには「コロンバ」と呼ばれるハトの形をした焼き菓子を食べるのが定番。キリスト教では、ハトは平和と救いの象徴で、イタリアでは復活祭のシンボルとされていますが、ほかのヨーロッパの国々でイースターのモチーフとして見ることは少なく、イタリアならではのものだそうです。

ハトの形の焼き菓子「コロンバ」


フィレンツェでは、1年の運勢を占う大事な祭り、「スコッピオ・デル・カッロ」が行われます。町ではパレードが行われ、ドゥオモ広場に牛が引いてきた山車が到着すると、教会の祭壇から大司教がコロンビーナと呼ばれるハト型のロケットに火をつけます。

ハトは祭壇から飛び出し、祭壇から山車までをつないだワイヤーを伝って山車の花火に点火します。すると山車から花火などが飛び出します。コロンビーナが再び祭壇に戻るかどうかで、その年の運勢を占うそうですよ。

山車を引く牛と花火が点火された山車


フィンランド

フィンランド語では、イースターを「パーシアイネン」といいます。
イースターの1週間前の日曜日になると、子どもたちは魔女の格好をして近所をまわり、カラフルな羽毛を飾り付けたネコヤナギの小枝を振りながら、幸運を祈る呪文を唱えるそうです。
子どもたちは枝を渡す代わりに、卵型のチョコなどご褒美をもらうことができます。
 
この風習は、キリストが復活の1週間前の日曜日にエルサレムに入城した際に、エルサレムの住人がシュロ(ヤシの木の枝)を道に敷いたりしてキリストを迎えた様子を、白カバの小枝で表現したのが始まりとするものと、イースター前に悪霊や魔女が現れるという昔の恐怖を、子どもたちが面白がるという習慣、この2つの伝統が組み合わさってできたと考えられています。

魔女の格好をしたフィンランドの子どもたち


フィンランドにはイースターの時期に食べるお菓子の定番がいくつかあります。まずは「ミグノン」
1896年Fazer社から発売された、チョコレートヌガーでできたイースターエッグで、以降フィンランドで多くの人々に愛されている定番のお菓子です。

本物の卵の殻いっぱいにチョコレートヌガーが詰まっており、殻が割れないように特別なパッケージに入っています。

次に、何百年も昔からある伝統的なイースターの食べ物、「マンミ」。クリームやミルクをかけて、さらにお砂糖をトッピングして食べるそうです。マンミはライ麦由来のタンパク質と繊維が豊富で、たいへん栄養価の高いものです。
 
ですが、好き嫌いも分かれるようで、初めてフィンランドのイースターを経験する方にとっては一種の通過儀礼でもあるそうですよ。フィンランド人は年間 170 万キログラム (370 万ポンド) 以上のマンミを購入しますが、そのほとんどは復活祭の時期だそうです。

ミルクと砂糖をかけたマンミ


ノルウェー

フィンランドと同じく北欧の国、ノルウェー。ノルウェー語ではイースターを「ポースケ」といいます。ノルウェーではイースター中に推理小説を読む、というおもしろい風習があります。
「ポースケクリム」(クリムは推理小説の意)という言葉があるほどです。

これは、1923年のイースターの時期に、新聞に「ベルゲン行き列車略奪事件」という見出しが掲載されたのが発端だったそう。実は新しい推理小説の宣伝であり、この本がよく売れたことから、この風習が始まったといわれています。


世界には様々なイースターの祝い方があるみたいですね。
どれも個性的で、体験してみたいものばかりです。
みなさんはどの国のイースターを体験してみたいですか?
個人的にはフィンランドの某キャラクターが好きなので、フィンランドのイースターはぜひ体験してみたいです。
 

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