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【プロのトレーナーが教える】体組成計の数値の捉え方

今回は体組成計の測定数値にかんして私個人の捉え方について書いていきたいと思います。
皆さんは体組成計で定期的に測定しているでしょうか?
最近では家庭用の体組成計もたくさん販売されており、かなり身近になぅてきているかと思います。
測定した数値に一喜一憂したり、ダイエット中は毎日体重が減っていかないと不安になる方も多いのではないでしょうか?
こういった測定数値は過度に気にし過ぎるのも良くないですし、あまりに気にしないのも良くないです。
今回は私がトレーニング指導をする際や自分自身の身体組成について、どのようなスタンスで数値を捉えているかご紹介いたします。

前提として

体組成計とは体重だけでなく、筋肉量や骨量、体脂肪量、体脂肪率、BMIなどを測定してくれる便利な体重計のようなものです。

しかし、正確に測れるかどうかはかなり怪しいです。
メーカーや種類が違う体組成計を使用するとだいぶ数値が違ったりします。
なので、正確性という面では大雑把に捉えた方が良いと考えています。

しかし、信頼性に関しては体組成計を選ぶ際にある程度拘った方が良いと思います。
信頼性とは、同じ条件で再測定した際に同じ結果がでるかどうかということです。
体組成計の中には計測した直後に再度計測しても全然違う結果が出るものもあります。
そのような体組成計は計測する意味がほぼないと思います。
多少の誤差はあっても何度継続しても結果に誤差が少ないものを使用しましょう。
ちなみに私が使っている身体組成は基礎代謝で2〜5くらい誤差が出やすいです。

また、人間は1日の生活の中で2kg前後は体重の変動があります。
なので、計測する時間帯やその前の行動の影響を受けやすいです。

このように身体組成の測定結果は正確なものではなく、信頼性に関しても自分で工夫しておかないとデータとしては活用しづらいものになります。
そのようなものに一喜一憂したり、こだわるのはバカバカしいということは分かっていただけたでしょうか?

中長期的なデータとして観察する

なので、体組成計の測定結果は信頼性の高い体組成計で、できる限り1日の中で同じタイミングで計測した測定結果を中長期的に集めたものを用意しましょう。
そうでないと参考にすらならない可能性が高いということです。
また、信頼性の低いデータを基に計画を立てても計画通りに進まない可能性が高いです。

以上のようなことを前提として今回の記事を読んでいただけたらと思います。

今回はちょうど良いサンプルとして私の体組成計の測定結果を使って解説していきたいと思います。
筋肉量の増減を観察するために、11/1〜11/3の体組成計の測定結果をまとめてみました。

11/1

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11/2

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11/3

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今回は筋肥大を目的に身体組成をチェックしていたので、体重、体脂肪率、基礎代謝、筋肉レベル(Panasonicさん独自の指標)の4項目を比較しています。

それぞれ除脂肪体重を比較すると、
11/1 体重65.3kg×体脂肪率18.1%=53.4807kg
11/2 体重64.4kg×体脂肪率16.8%=53.5808kg
11/3 体重64.4kg×体脂肪率17.5%=53.13kg

この除脂肪体重を平均すると53.3538kgになります。
だいたいこんなものかな?という感じです。

このように測定結果に一喜一憂するのではなく、その前後数日の測定結果の平均などで判断すると良いかと思います。
なのでデータは多ければ多いほど良いかと思います。
毎日同じタイミングで測定して、数日間の平均で数値の変化を追う。
このようにすることでメンタル的にも、色々な誤差への対応にも良いかと思います。
そしてこの方法を行うと日々の小さな積み重ねがどれだけ大事かということが分かると思います。

いかがだったでしょうか?
今回は体組成計の測定結果の捉え方について具体例を挙げて解説しました。
この記事が何かのお役に立てば幸いです。


※この記事はこちらのオンラインコミュニティで投稿している記事の内容になります。


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