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【プロのトレーナーが教える】有酸素運動の落とし穴

今回は有酸素運動の落とし穴について書いていきたいと思います。
ランナーの方はもちろん、ダイエットのために有酸素運動に取り組んでいる方に読んでいただきたい内容になっております。
ランナーの方であれば、距離は走っているのにタイムが上がらない、落ちてしまっている場合。
ダイエットのために有酸素運動に取り組んでいる方であれば、最初は順調に体重が落ちていたけど止まってしまった場合。
このような場合は今回の記事の内容が当てはまるかもしれません。

有酸素運動を行うと…

有酸素運動を行うと、筋持久力の向上、心肺機能の向上、脂肪燃焼効果などが期待できます。
それぞれ心拍数や運動時間などを工夫するとさらに効率良く向上させることができます。
基本的には私も定期的に有酸素運動はした方が良い派のトレーナーです。
体には様々な運動刺激を入れた方が良いと考えているからです。(有酸素運動が逆効果になってしまうような特定の目的でトレーニングしている方の場合は別です)


しかし、有酸素運動ばかりやってしまうことはおすすめしません。
なぜかというと、有酸素運動ばかりを繰り返すことで代謝が落ちていきやすいからです。
これは人間のエネルギー生産の方法によって引き起こされます。


有酸素運動中は最初は糖消費によるエネルギー生産がメインになります。
しばらくすると脂肪燃焼によるエネルギー生産がメインへと切り替わります。
ちなみにこのメインエネルギーが切り替わるタイミングが有酸素運動開始後20〜30分程度と言われています。
よく有酸素運動は20分以上やらないと意味がないなどと言う人はこのことを言いたいのだと思います。
実際には脂肪燃焼は運動開始後から少しずつ始まりますので、体力に自信がない方でも少しずつ取り組むと良いと思います。
20分以内の有酸素運動は決して意味がないわけではありません。


話が脱線しましたが、人間のエネルギー生産はこのように行われています。
実はもう1つエネルギー生産の方法があります。
これが代謝を下げる原因になっています。
それは筋肉を分解してエネルギーに変えるという方法です。
筋肉が分解されてしまうともちろん筋肉量は減りますから、代謝は落ちていってしまいます。


ランナーの方で距離をたくさん走っていて、体重が落ちてきてタイムが落ちてしまっているという方は筋肉が減っているせいで走れなくなってきているのかもしれません。
ダイエットで有酸素運動ばかりしている方で体重が落ちにくくなってきた方は、代謝が落ちてしまっていて食べる量と運動量は変えていないから体重が落ちにくくなっているのかもしれません。


こうならないためにも、有酸素運動と筋トレ(筋肥大を目的としたトレーニング)のバランスを取ったり、栄養バランスを考えたりしながら身体組成をコントロールする必要があります。
思い当たることがあれば気をつけてみてください。
もっと詳しいことが知りたい方はお近くの専門家に聞いてみると良いかと思います。
また、近くで信頼できる専門家がいない場合は最後に紹介するコミュニティに入っていただくとより詳しい解説をいたします。
この記事が何かの参考になれば幸いです。


※この記事はこちらのオンラインコミュニティで投稿している記事の内容になります


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