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【プロのトレーナーが教える】水中運動について

今回は水中運動について書いていきたいと思います。
先日、東京体育館でスイムレッスンをやらせていただいたのやらせていただいたのですが、わざわざ群馬から私のレッスンを受けに来てくださった方がいらっしゃいました。
同業の方でレッスンのことを学びたいとわざわざお越しいただいたようです。
学習意欲が高い方は私も大好きなので、とても楽しい時間でした。
その方からの質問で、身体が硬い人に対して水中運動で柔軟性を高める方法はないか?というものがありました。
私としても説明してみるとイマイチ整理ができていない回答になってしまったので改めて調べて、この記事にまとめてみたいと思います。

水中運動の特徴

まず考えなければいけないことは"水中"という特殊な環境についてです。
この特徴を理解できていなければ、水中運動の効果的な活用法は考えられないと思います。

①重力
②抵抗
③呼吸
④水圧
⑤水温

この辺りを基礎知識として理解しておいた方が良いかと思います。

①重力
水中では重力の影響が少なくなります。
また、陸上でははたらかない浮力などの力もはたらいてきます。
重力下では運動が難しい方や重力下ではやりづらい動きなどは水中で行うことにメリットがありそうです。

②抵抗
水中で運動をしようとすると水の抵抗の影響を受けることになります。
これは空気の抵抗よりも大きいものになりますので、水中運動を考える際には考慮した方が良いと思います。
水の抵抗は粘性抵抗、形状抵抗、造波抵抗の3種類になりますのでそれぞれを考慮する必要があるかと思います。
この抵抗の影響を利用できる運動もあれば、抵抗が邪魔になることもあるのでしっかり吟味したいところです。

③呼吸
水中では呼吸の感覚が陸上とでは変わります。
この"違和感"が過度な恐怖心になってしまうと水中での運動は思うようにできないことが多いです。
なので、呼吸に関しても考慮する必要があるかと思います。

④水圧
身体が水の中に入っていると水圧の影響を受けます。
皮膚はもちろん、血管など身体の内部にも影響を及ぼします。
水中運動下での運動生理学的な視点を考慮する必要があるかと思います。

⑤水温
水に入るということは水温についても考えなくてはいけません。
水温が体に与える影響、熱の伝導性、体温変化と運動機能への影響などを考えていく必要があるかと思います。

簡単にまとめていこうと思ったのですが、前置きだけでかなりのボリュームになってしまったので続きは次回にしたいと思います。
最初のテーマとしては柔軟性について書いていきたいと思いますが、有酸素運動としての水中運動の効果についてなどもご紹介していきたいと思いますので、ご興味があればぜひご一読いただけたら幸いです。

いかがだったでしょうか?
この記事が何かのお役に立てば幸いです。


※この記事はこちらのオンラインコミュニティで投稿している記事の内容になります。


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