フォローしませんか?
シェア
真矢(みけにゃん)
2021年9月4日 07:41
ねぇ、知ってた?私ね…珈琲はあまり好きじゃなかったの。でもね、あなたが淹れてくれた珈琲今まで飲んだものと違っていた。初めて美味しいと思えたの。あなたが私を考えて 淹れてくれたからかな。ごめんねあなたの傍でしわしわのおばあちゃんになってもずっと一緒に過ごすって決めていたのに。私の姿はあなたにはもう見えない。あなたを抱きしめられない。あなたの一番の願いを叶えられ
海風 りん
2021年8月31日 12:32
大好きなあなたへ私は今、風になって、あなたへそよぎ、あなたをつつみ、抱きしめながら、話しかけています。鈍感なあなたは、私になんか気がつかないように遠く青い空をみつめていますね。でも伝わってきます。あなたが今、私に話しかけてくれていることを。律儀に片方のイヤホンを木の幹に押し当てて。あなたらしいな。そんなことしなくても、ギターの音色、葉のそよぎ、聴こえてくるよ。私はそんな、
夕凪遙
2021年8月25日 22:55
ー あの2人の木陰に 佇むあなたへ手紙、読んだよ。 何度も、何度も。夏の風に気付いて、すぐあの天色のシートを探したでしょ。それから毎日そこで空見てるの、知ってるよ。本当は、夏が苦手なのにね。私、雲に乗ってた。あなたの予想通り。ハート、ドーナツ、コーヒーカップ型全部、2人の好きなもの。見つかりそうになったら急いで濃いめの白に隠れたの。あなたが淹れてくれた、カフェ・
くろしお
2021年8月23日 00:34
片方を幹に当てて音楽を聴いているあなたを見ていると嬉しくなるあなたもその曲がお気に入りなんだねって思うから夏になると帽子をクローゼットから出してくれるあなたを見ていると楽しくなるあなたもその帽子で夏を過ごすんだねって思うから毎朝珈琲を淹れているあなたを見ているのが好きだよだって美味しそうに飲んでくれているんだもんどれも私のお気に入りだったけど今はあなた
ウミネコ制作委員会| ウミネコ童話集(ニ)制作中
2021年8月22日 01:54
おじいさんたらいやですよ「君」だなんて若い時みたいに仰って。 それに「いつもの丘」って言うけど、一緒になってからは、私がお願いしたって一度も二人で行かなかったじゃありませんか。 夏が来るたびに私の歳を数えるの、いい加減およしになって下さいね。 それにご自分も良いお歳なのですから、子供達や孫達に心配かけないようにしてくれないと困りますよ。 ー 風に乗ってあの曲が聴こえてきました。
deko
2021年8月21日 11:40
あなたの想いがあふれる旋律を聴いた日、すこし涙がこぼれたわ。あの日、天泣が降ったでしょ。あれは、わたしの涙。あなたは、わたしが雲の上にいると思っているようだけど。わたしは、いつでもあなたの隣にいるのよ。ほら、今、風があなたの頬を撫でたでしょ。わたしのお気に入りの麦わら帽子を放りなげてみて。わたしはあの帽子をかぶって、走りだすわ。帽子が舞い降りたところに、わたしはいる。イヤホンを
蜂賀三月
2021年8月20日 15:43
― あなたは今、笑っていますか?お手紙ありがとう。その手紙で今、笑うことができました。雲の上も大変なの。晴れの日もあれば、雨の日もある。でも、悪いことばかりじゃない。虹も架かるし、あなたの手紙もふわふわと、この場所まで届いてくれる。満天の星空も、特等席で見れるの。……それでも、ふたりで見たあの丘の夜空にはかなわない。あなたの手、大好きな曲、分け合ったイヤホン、夏の風。