【地獄に底はない】
今日は『地獄に底はない』
についてお伝えしていきます。
「地獄」と聞くと
最低最悪の状態を
思い浮かべるかもしれません。
「地獄」には行きたくないと
心の中で思った事があります。
漫画では
「地獄」に行くと冥界の王である
「閻魔大王」が出てきて
死者の生前の罪を裁く事が
描かれています。
「地獄」の定義ですが
下記の通りです。
宗教的死生観において
複数の霊界(死後の世界)のうち
悪行を為した者の霊魂が死後に送られ
罰を受けるとされる世界。
厳しい責め苦を受けるとされる。
素朴な世界観では
地面のはるか下に
位置することが多い。
wikipediaより引用
宗教間で解釈の違いはありますが
総じてマイナスイメージです。
また
「地獄」を象徴するのが
「地獄絵図」です。
「地獄絵図」とは
地獄に堕ちた亡者や罪人などが
厳しい刑罰を受けるなどして
苦しむ様子を描いた絵。
転じて、
「地獄のような凄惨な状況」
「阿鼻叫喚の様子」
「非常にむごたらしい様子」
などを意味する四字熟語。
wikipediaより引用
これらの文言や想像だけでも
嫌悪感を抱いてくるでしょう。
今回の主旨は
「地獄」ではなく
「地獄」から連想する
ネガティブ思考&感情に陥ると
負のループ(悪循環)から
抜け出せなくなる事です。
ネガティブ思考&感情に
なってはいけない
という事ではありません。
誰でも
ネガティブ思考&感情に
なる事はあります。
私も
「くそったれ、むかつくなぁ」
「あの野郎、今に見ていろ
何百倍ものし返しをしてやる」
「ああ、ついていない事ばかりだぁ
何で俺ばっかり酷い目に遭うのだろう」
「うわぁ、マジで、時間に間に合わないぞ」
etc
普通に感じて考えています。
ただひたすら
ネガティブ思考&感情を
続けていくと染まってしまい
日常化になります。
すると自己防衛癖がつき
被害者意識や
悲劇のヒロインを
演じるようになります。
最終的に
「愚痴」
「不平不満」
「批判批評」
ばかりを口にして
相手を攻撃し始めます。
他者や社会を猛攻撃して
自分を正当化していきます。
「自分は間違っていない、悪いのはあいつだ」
「あの連中は今に酷い目に遭うぞ
とことん落ちるまで落ちやがれ」
「上司や同僚はその程度の器量止まりだ
所詮は会社の人間って事だ」
「何でトラブルが起きるんだよ
前もって対策を講じておけよ馬鹿が」
etc
恥ずかしいですが
昔私自身が上記のような
劣悪非道な思考&感情で
発信していました。
実際に公の場で口に出して
発言していたので
相当質が悪いです。
何より最大の問題点は
周囲に向けて
公言していた事です。
自分だけならまだしも
他者や社会に向けて
発信してはいけません。
ネガティブ思考&感情を
繰り返し続けていくと
ブーメラン効果で必ず
自分に返ってきます。
案の定、対人関係で
亀裂が走る問題が
発生しました。
会社のスタッフからは
一気に反発が出てきて
チームが一致団結しない
非常状態になりました。
気になる異性にも
そっぽを向かれて
フラれました。
自転車で移動している時に
訳も分からないまま
突然大きな声で
怒鳴られた事もありました。
「自分は何て可哀想なんだ」
と思ったり感じたり
してはいけません。
悲惨な状況を
引き起こしているのは
紛れもなく自分自身です。
なぜなら心の奥底や
潜在意識の無意識レベルで
ネガティブ思考&感情を
習慣化していたからです。
自分では気付かないうちに
マイナス要素である
思考・感情・発言・行動が
雪だるま式に
積み重なっていたのです。
さらにマイナス要素は
「洗脳」や「支配」も
含まれています。
負の連鎖となる
「引き金」は
「テレビ」
「ネット」
「学校教育」
「ネガティブニュース」
etc
「これらは外部要因で責任転嫁していますよ」
「自己責任になっていないじゃないか」
「学校教育は義務教育なので避けられないですよ」
と思われるかもしれません。
ごもっともです。
但しあくまで
負の連鎖に繋がる
「引き金」であって
選んでいるのは自分です。
「引き金」を
特定出来ているので
対処する事は可能です。
「テレビ」
「ネット」
「ネガティブニュース」
は断絶する事が好ましいです。
「学校教育」は受けていても
見方や捉え方を変えていくと
「洗脳」が溶けていきます。
「感情」を瞬時に変えるには
時間がかかるかもしれません。
しかし、「思考」そのものは
すぐに変える事が出来ます。
「マザーテレサ」の有名な格言
「思考は運命を変える」
思考に気をつけなさい。
それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。
それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。
それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。
それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。
それはいつか運命になるから。
普段から無意識のうちに
考えている事は自然と
顕在化していきます。
「思考」にネガティブ要素の
「引き金」が入ってしまうと
四六時中マイナスな事を
思い描くようになります。
結果最悪の事態が発生します。
とは言っても
「いやそれが出来たら苦労しないよ」
「思考を変えていたらとっくに変わっているよ」
「何とかしようと思っても出来ないんだよ」
etc
思い悩むかもしれません。
私も負のループに浸っていた時は
まさにネガティブワードを連呼して
行動しない理由や言い訳を
あれこれ発言していました。
そういう場合は無理に
変えようとしなくて良いです。
ネガティブに思っている事
感じている事を思う存分
全て吐き出していきます。
出し切れていないから
モヤモヤして葛藤や摩擦が
ずっと残っているのです。
自分1人で誰もいない所で
出すだけ出し切ると
スッキリして自然と
切り替えようとします。
ネガティブ思考を変えるための
方法論を学ぼうとするのではなく
「あり方」と認識して
実践で試していく事です。
最もシンプルで
威力ある概念は
「感謝」です。
全てに「感謝」
すれば良いのです。
「ありがとうございます」を
口癖にしていきます。
「不自由なく衣食住が出来ている事」
「多くの人々に支えられている事」
「日本で生を授かった事」
etc
「当たり前」に感じている事に
心から敬意を表していきます。
「感謝」の反対は
「当たり前」です。
特に絶好調の状態の時こそ
「感謝」を忘れて天狗になると
奈落の底に落ちていきます。
怒られた事や不運な事も有難く
受け止める事が出来れば
ネガティブ思考は
出て来なくなります。
無理やりかつ強引に
おかしなポジティブ思考に
するのではなく
ネガティブな一面を
素直に受け止めた上で
「感謝」に置き換えます。
ネガティブ思考の泥沼から
脱却するアプローチとして
1.ネガティブ思考になっている状態を
ありのまま認識して受け止める
2.ネガティブな感情が湧いてきたら
自分1人だけの状況で我慢せずに
そのまま思いっきり吐き出す
3.ネガティブに思い、感じた事を
感謝に置き換える
実践形式でするのであれば
1ヵ月間どの状況下でも
「ありがとうございます」
唱え続ける。
ネガティブ思考&感情があれば
ノートに青色のペンで
全て書きなぐった後
感謝の言葉に置き換える。
「感謝」や「信頼」等の
「パワーワード」を
脳内やメモに入れておく。
etc
方法はいくらでもあります。
やり方に固執するのではなく
「思考」の認識を
変えていく事です。
陰陽の発想で着目すると
ネガティブがあってこそ
ポジティブが引き出されます。
泥沼の悪循環に
のめり込まないように
自分自身に対して
「内省」
「進化」
「向上」
するためにネガティブを
有効活用していきます。
カッコ良く言えば
ネガティブを「受容」して
ポジティブと「統合」する
といった状態でしょうか。
内観していくうちに
究極の最終到達地点である
「空」「中庸」の領域に
辿り着けるかもしれません。
日々精進あるのみです。
「地獄に底はない」事は
つまり
「ネガティブループに入り込み過ぎると
そのまま一生抜け出せなくなる」
と同じ事です。
「感謝」パワーで踏まえて
乗り気っていきましょう。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
追伸
あなたの
「地獄」体験を
お聞かせください。
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